ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

敗戦の分析と対策・・・・(その3  攻撃に関する戦術)

2010年12月12日 08時19分43秒 | 速攻中心のチームを作る

はじめに
9人制バレーボールのフォーメーションについて、鹿児島のママさんチームを指導した時の実例を紹介中のところ、ライトセミ打ちについての話を1週間させていただきました。
で、本日から、再び話を元に戻しまして、本日は、完全に相手チームにマークされている我チームのエースアタッカーへの対策についてお話します。

エースが完全にマークされている
我チームで最も信頼のあるアタッカーはレフトオープンの選手です。
経験があり、バレーボールも理解していますし、頭もいいのでキャプテンを務めています。
対する相手のブロック陣は、中衛ライトと前衛ライトの二人がチーム内で最も身長があり、この二人がしっかりと当方のレフトオープンをマークするという体制なのですね。
このブロック陣にしっかりマークされると、レフトからの攻撃はかなり厳しい状況に追い込まれてしまいます。

ブロックの付き方
下図のとおり、当チームの平行に対しても、相手チームで最も身長のある2名が最初からしっかりマークし、完璧にシャットアウトしてきます。

対応策
そこで、考えたのが、立ち上がリから平行は使うが、平行についてはかなりの確率でブロックされる可能性があるので、それを踏まえ次のような対策を取ろうということでした。
1・・・スパイクは敢えてクロスに打つ。これを、決めた上で
   ブロックのカバーもクロス側に集中して付く
2・・・ブロックされた場合のカバーの選手は床に這うくらいの
   低い位置からブロッカーの手の形を見ながら、ボールを拾いに行く。

3・・・平行を使う限りは、赤シャツの選手(相手の前衛ライトで
   チームの中心的な存在の選手ですね。)が、早い段階から
   当方のレフトオープンをマークするから、センターで時間差を
   使いながら、ブロックが1枚~1.5枚になるライトオープン側で
   得点を重ねて行く。
4・・・相手前衛ライトの選手がサーブの時は、最初の当方の攻撃の
   時に前衛には変わりの選手がブロックに来るので、この時、
   下図のとおり、レフトオープンに対し、高くてもいいので足が短い
   トスを上げる。
   2段トスも同様のトスとする。

 

 

といったものでした。
この対策の1~3については、特に目新しいものではなく、おそらくどのチームでもされておられるような対策だと思うのですが、4についてはですね、一見トスミスのように見えつつも、戦術としてかなり使えるプレーですので、明日の記事で少し詳細にお話してみたいと思います。

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2 コメント

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Unknown (せれまま。)
2010-12-12 14:40:59
足の短いトスですね!!心がけたいと思います^^
相手のエースや核選手の情報もブロックの上で大事ですよね!
私たちのチームも撤定してブロック体制に入ります。そのほうがバックもコースが読みやすいですし。
今日の練習では、赤白分かれて、商品をかけてやってみました^^
たまにはこういう形もいいですよね!性格やメンタルが見えるので
それを試合にいかせればと思いました。
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Unknown (磯野)
2010-12-12 18:12:00
楽しそうですね。忘年会前にやって、盛り上がりそうな感じです。
しかし、紅白戦ができるくらいメンバーがいるのですね。レギュラーを勝ち取るだけでも、大変だと思います。そんな中でレギュラーということになれば、必然的にテンションはあがりますね。
子供さんの行事とか、仕事の都合等で、出場できない場合の交代要員もたくさん持ってるってことなんですね。
選手の特徴を知ることは、敵も味方も大事なことだとおもいます。
紅白試合で入手した個人データが試合で活かされるといいですね。頑張ってください。
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