インサイドワーク
頭を使ったプレー、インサイドワーク。
バレーボールでも極めて大事ですね。
先週1週間に渡ってお話しした、敢えてブロックさせ、そこからネットプレー、トスさらにフェイクトスで切り返してセミを打つ等というのは、正にそれだと思うのです。
昨日紹介した二段スパイクと見せてのフェイクトスもそうですね。あのようなプレーをうまく決めるためには、技術だけでなく、相手の動きも研究した上で効率よく攻める方法を考えなければならないと思います。
二段スパイクと見せかけたフェイクトス成功の秘訣
例えば昨日の記事でご紹介した二段スパイクと見せての、フェイクトスですが、あのプレーについてうまく決めるコツについてお話したいと思います。
1 二段スパイクが打てること
通常から、チャンスがあればスパイクをするという姿勢を見せておくことがまず大事ですね。
そのスパイクも堂々と踏み込んでスパイクすることもあるでしょうが、逆にトスアップの姿勢から、小さなモーションでいきなり二段スパイクを打つようなプレーも必要です。
そうやって油断も隙もならない状況を作っておくと、相手ブロッカーとしてはセッターの動きに注意深くなり、そのプレーを読もうとします。
セッターの心理を読もうとする状況下でその裏をかくようにトスワークしていくあるいは、相手ブロッカーの判断を迷わせプレー送らせてしまうという狙いがあります。
2 サインはサインらしいものとそうでないものを組み合わせる
相手チームにプレーを読まれてまずいかというとそうでもないのです。プレーを読ませた上でその逆を突くこともできますし、読まれても、読みを外したらブロックできないという攻撃をしていけば問題ないのですね。
声でサインを出す時「A」とか「B」とか「オープン、オープン」等とそのままの呼び方でトスを回したとしても、相手チームがその言葉をそのまま信じてマークできないようにしておけばブロックが遅れるわけです。
昨日の二段スパイクと見せてのフェイクトスですが、相手チームの返球ボールがチャンスになると判断した時点で、セッターは「二段、二段!」と大声でトスを呼びます。
実はこの「二段、二段!」というのがサインなのですね。
このサインが出たら、中衛センターはトスのようなゆっくりのボールをセッターの位置に送ります。
セッターはいったんレフト側に下がってそこから走り込んでジャンプします。するとブロックが二段スパイクが来ると判断しジャンプしますので、その間に前衛ライトがレフトに回り込んで、セミを打つのですね。
戦術を読もうとするブロッカーに攻撃を読ませて、その裏をかくというものですね。
また、「3番」「5番」などという、一見してサインだと分かりますが、何を指示するサインであるかは分からないようにしてあるものもあるのです。3番というのはレフト側でのAクイックとセミの時間差、5番はライト側のCクイックとバックセミの時間差という具合です。
さらに、サインが出ていることさえ相手チームには分からないようにしておくというサインプレーもあります。
例えば先週ご紹介した、ブロックに囲まれた時リバウンド取り、ネットプレーに持ち込んで切り返すという戦術も、リバウンドを取るプレーがサインとなっています。
また、鹿児島のママさんチームには、声を掛ける場合でも、「ゆっくり、ゆっくり」というサインではBとB前の時間差、「大きく、大きく」というのはDとD前の時間差という具合にしておりましたが、この「ゆっくり」や「大きく」というサインは、相手チームにはサインを出していることさえ分からないと思うのですね。
このように、プレーを直接意味する言葉、プレーは不明だがサインと分かる言葉、サインを出していることさえ分からないようなサイン、これらをミックスしてサインプレーをしていくのです。
ブロック5人システムに対しては、サインプレーはかなり通用しますのでね、色々工夫してブロックを外すことを考えればよいのです。
体格で劣りましてもですね、かなりの部分で戦えるようになるのですから・・・。
今日はここまでです。ありがとうございました。
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サインプレーはよく使いますが^^
2段や他のプレーでも、上達していかないとだめですね。
目標を持って!!!!!
他の基本的なプレーもまともにできないで、複雑なサインプレーがうまくいくはずがない・・・、と言うのです。
また、サインプレーは味方の選手がしっかり理解できる状態にしておかないといけないので、その出し方や、出すタイミング、これをプレーヤーがしっかり把握して、プレー中に連絡取れるようにしておかないといけません。
正に、せれママさんの言われるとおりです。