はじめに
昨日の記事反応を良くするために(アタッカーに確実にスパイクに走り込ませる方法)では、アタッカーに確実な入り込みを確保するために、アタッカー自身に2種類のトスをスパイクする技術を身につけさせ、この中から、アタッカーがトスを選択して、声に出し、セッターに伝えるという方法を御紹介いたしました。
この方法によって、アタッカーの情報がセッターに伝わるのみならず、アタッカー自身スパイクに走り込まないといけないという自覚をして、確実にトスに反応できるようになるのです。
この意識は、少々トスが乱れても、アタッカーが修正して打ってしまうというくらいのプレーは十分に引き出すことができます。
しかし、アタッカーがトスを呼ぶというのは、相手ブロッカーにも情報が知られることとなり、マークされ易くなるのではないかという不安を抱く方もおられます。
今日は、そういう場合の考え方についてお話します。
言い方を変える
トスの種類を相手チームのブロッカーに読まれるのが嫌だということで、別の言い方をする場合があります。
例えば
オープン=山
平行=川
Aクイック=大きく
Bクイック=ゆっくり
という具合です。
そして、相手チームからチャンスボールが返球されるというのが分かったら瞬間にセッターが
「川、ゆっくり!」
と声を掛け、アタッカーも
「川、ゆっくり、ゆっくり」
と復唱するわけなのです。
前衛レフトがBクイックに入り、中衛レフトが平行に走り込むコンビを使うわけですが、相手ブロッカーには「川」がサインではないか・・・ということくらいは想像がついても、「ゆっくり、ゆっくり」のサインは判断がつきにくく、そこから「川」がBクイックなのか、平行を意味するのかの判断がしにくいということになっていくわけです。
同様に「山、大きく、大きく」とサインを出してもですね、相手ブロッカーが試合の中でサインを読み、その言葉から判断するのは難しいと思います。
その他、Aクイックとセミの時間差をセットにして「3番」等の番号で呼び合う場合もあります。
このように呼び方はチーム内で分かりやすいものにし、要するに一般的に使用されている共通用語を使わないようにして行けばいいのですね。
目的を見失わないようにすること
しかし、仮にトスの種類を読まれたとしても、そこから、セッターがフェイクを掛けながらトスアップしていくことでブロックを外したり、十分な体勢でブロックに飛ばせないようにすることは可能ですし、ブロックが付いたとしても、基本的にアタッカーのほうが有利なわけですから、そこはあまり無理をせず、チームのレベルに応じたシンプルな声出しで、確実なプレーをしていくことが大事だと思うのです。
考えすぎて、自滅では意味がありません。
チームの状況を見ながら、確実なプレーを確保しつつ検討していく事項だと思います。
バランスの問題なんですね・・・。
本日ここまでです。
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前回4セットやって、ボロボロに負けて1週間悔しくしくて、大嫌いなチームです!(笑)
しかし昨日は、この間の負けたけど楽しかった試合の余韻もあったせいか、1セット目をそこそこで取り、後の3セットも負けはしましたが、いい内容の試合でした。
この二日間の試合、練習試合でチームとしてはかなりレベルアップしたと思います。
ただ今日試合のDVDを見て、周りがレベルアップしたせいか、自分のトスのレベルの低さが露呈していて愕然としてます。
まともに上がったトスはありませんでした。
二枚のエース(レフトとセミ)にはバッチリ3枚ブロックが付き、平行のトスは長短バラバラで、Aクイックのトスすらまともに上がっていませんでした。
チームのレベルをこれ以上上げるには、私のスキルアップが必須だと感じました。
ここでブロックの振り方も書いてあったので、また勉強させてもらいます。
ほんと、良かったですね。
勝つ時の雰囲気を知るって感じだと思います。
その中にあって、しんひろさんが仲間を評価し、自分を顧みるという、この姿勢がチームの雰囲気をますます良い方向に、切磋琢磨する方向に持って行くような気がしています。
セッターはチームの中で一番ボールに触るポジションですし、試合の組み立てを司る重要なポジションですね。その使命を粋に感じて、頑張っていただきたいと思います。
今日のコメントは、自分のことのように嬉しく、読ませていただきました。応援すると同時に、期待しております。
頑張ってください。