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トスアップからアタッカーがスパイクヒットするまでの時間
レシーバーは、相手チームのセッターのトスを見て、そこからスパイクのコースにポジションを取り直すわけですが、
レシーバーは、このトスが上げられてからアタッカーがスパイクを打つまでの間に、スパイクに応じたポジション変更しなければならないわけですね。
では、そのトスアップから、スパイクヒットまでの時間というのはどのくらいなのでしょうか。
それを表したのが、下の表です。
ここで、考えておかなければならないのは、トスアップされたボールがアタックされるまでの時間というのは、トスの高さにのみ関係があり、距離には関係ないという原理です(「サーブやトスのボールの軌道を電卓で求める」「ボールが到達する距離と時間の不思議な関係」「ボールの到達する距離と時間の不思議な関係2(解答編)」を参照してくださいね。)。
クイックはAクイックもBクイックも同じ時間でスパイクすることができます。
同様に時間差のセミクイックと、平行トスも高さが同じなら、トスアップからアタックされるまでの時間は同じになるという特長があります。
クイックについて
クイックと一口にいっても、そのトスは、ジャンプトスであるかどうかとか、トスが上がって行く途中をヒットするようなものか、あるいはいったんトスしたボールが頂点に達し、ちょっと落ちたところをヒットするものなのか、というようなことで、速さは様々です。
で、0.2秒というのはかなり速いクイックで、トスアップ前にアタッカーはジャンプしているようなクイックですが、こういう場合、レシーバーはほとんどポジション変更する暇はありません。
ですから、このようなクイックを打つチームに対しては、セッターのトスフェイントやツーアタックがないと判断したら、トスアップ前にポジションを取り直すか(ポジションをどこに取るかは後で説明しますね)、セッターのツーアタックやトスフェイントをマークして着いたポジションで、クイックも受けざるを得ないのです。
ここに、動きのスピードだけでなく、判断スピードの速さも求められるようになってくるのですね。
セミクイック及び平行について
トスアップからスパイクまでの時間は1.1秒~1.5秒ですね。だいたい、サーブの到達時間くらいあるようですが、「平行だ!」と反応するまでに時間が0.1~0.2秒かかるでしょ。動き出すには0.3秒以上かかりますよね。
実際の行動に残された時間というのは0・8秒くらいですね。
クイックを取るつもりで突っ込んだ状態から、翻って、平行のスパイクレシーブ位置に開くというのは、かなりの集中力が必要です。
オープントスについて
オープントスになるとですね、ちょっと楽になります。ポジションをきちっと取ろうという意識さえもっておけば、ポジションは取れる時間があります。
ところがですね。これをぼんやり突っ立てる選手がいるから「おまえ、どこ守ってんだ~!」ってなことになるんですね。
ボールが来なくても地道なポジション変更が必要なレシーブ陣。
ほんとに、それなりの気概を持った人でないと、務まらないポジションですね。
今日は、ここまでです。
で、明日は、スパイクのスピードによって、捨てるボールと取りに行くボールの話をしたいと思います。
そこから、取れるボールを取るポジションを考えましょう。
そのことで、考え方のプロセスが理解でき、自分たちのチーム事情や相手チームの状況を見ながら、ポジション調整の術が身につくと思います。
いつも、お読みいただきありがとうございます。
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はじめまして・・・でしょうか・・・
私
磯野マジックさんではないかと・・・・
興味あるタイトルがつらつらとあったので、
「ウラ技・バレーボール・・・・」のブログを開いてみました。
もし、違っていたら、すみません。
mintさんのブログは、内容も書きぶりもとてもいい感じで、日本ブログ村でときどき読ませてもらっています。
あの日のブログは、ほんとにすばらしいと思ったとたん、勢い余って、コメントしてしまった次第です。
どうか、今後ともよろしくお願いします。
あってましたねっ
こちらこそ、よろしくお長いいたします。
私も拝読させて頂きます。
バレーボール仲間がみんなで盛り上がって行きたいものです。
ほんとに、ありがとうございます。