ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

レシーブのポジション取りは、トス及びスパイクとのスピード競争になる。

2010年07月14日 11時30分26秒 | レシーバーのプレー
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レシーブの方法が2種類ある
 スパイクやフェイントに対するレシーブ方法としては、私が遭遇したところでは、次の2種類があります。

動きの中でレシーブする方法
 
 スプリットステップと言われる、ボクシングやバドミントンのようなポンポンと上下に軽く飛ぶ動きでタイミング取りながら、ボールの落下地点と思われる方向に走りこんで、動きながらスパイクやフェイントをレシーブする方法です。
 
 スパイクがなされる瞬間スパイカーに突っ込むので、その時点では、大まかな方向しか分からないのだそうです。そして、突っ込んでいく途中で突っ込む方向やスピードを調整するとのことで、途中でフェイントが判明しても、そのまま、スピードアップして突っ込めばかなり拾えるということでした。
 
 私の知人はその方法で好レシーブを連発していますね。
 私も女子にはその方法を指導することがありますが、受け売りの感があるので、ちょっと自信に欠けるところがありますね。
 一度、きちっと教えていただけないかな・・・という思いを抱いています。

スパイクコースに早めに入ってその付近でボールに反応する方法
 これは、まず、スパイクのコースを予測して、スパイクが来そうな所にいったんポジションを取ります。そこで、十分に腰を落として、低い位置からボールを見極めそれから飛び込むというものです。
 
 今回、この方法を前提にポジション取りについて説明します。
 スパイクのコースに入ってボールを見極めようとするときのフォームは下図のような感じです。
       
腰は、ちょっと意識して落とします。床に這う感じです。
で、175cmの私の場合で、目線が1m05cm前後、クイックのレシーブに行くときはもっと、低くすることもあります。
この姿勢で、一歩も動かずにボールに反応できる範囲が概ね黄色で示した範囲(およそ、幅160cm、高さ150cm)です。
 で、ちょっと調子が良ければ、瞬時にピンクの部分に来たボールへも一歩も動かないまま、前に飛び込んでレシーブできる範囲としてとらえています。

トスやスパイクとの競争とは・・・
詳しくは、また別に説明しますが、レシーバーのポジション取りは状況に併せて、俊敏に変更する必要がありますね。例えば、次のような感じです。
 レシーバーは相手セッターのトスフェイントを警戒したポジション取りから、
 次にクイックのトスが上げられた場合、トスアップからアタッカーのヒッテ
 ィングまでの間に、スパイクコースを読んでポジションを取りなおし、上記
 の図の体勢で構えなければなりません。
 次に時間差のセミが上げられるか、平行トスが上げられるか、はたまた 
 オープントスが上げられるかしますので、それに併せてポジションを取り
 なおします。

この1→2→3通りのポジションをきちっと取りなおさないと、レシーブ成功の確率は上がりません。流れるようにこの3ポジションを取りなおすのです。

それが、相手チームのセッターへのパスが行われている間に1を完成させ、
相手セッターのトスフェイント等がないと思った瞬間からクイックが打たれるまでの間に2のポジション変更を行い、
クイックがおとりだと判断した直後から、セミや平行やオープンのスパイクがなされるまでの間に、また、ポジションを取りなおすのです。

トスやアタックとのスピード競争に負けないように、パッ、パッと機敏に、そして、地道にポジションを取りなおしていくことが必要なのです。
このことをとらえて、
「スピード競争に負けるなよ~。ぼや~っとすんなよ~」
って選手には指導しています。

分かってはいるのですけどね、疲れてくるとこれが、ちょっと手抜きしたり、遅れたりするのですね。そこで、レシーブができなくなっていくわけです。レシーバーは、体力が必要ですね。

で明日は、その競争をするにあたって、どのくらいの意識で競争するかっていうお話をさせていただきます。


レシーブの要領について下記に専門家が書いた「必ずうまくなるバレーボール上達」だったと思いますが、素晴らしいブログがありますのでよかったら、そちらも参考にしてくださいね。
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