はじめに
昨日に続き、身長差と実際のプレー上に生じるハンディの話ですが、要はブロッカーとアタッカーではジャンプの仕方が違うために、身長差以上のハンディーが生じるということを理解しておいていただきたいのです。
同じ身長のアタッカーとブロッカーならプレー時の差は25cm~5cm
下図を見て下さい。身長170cmの選手(青シャツ及びオレンジシャツ)がスパイクを打ち、これを170cmの選手がブロックする時のイメージを図にしました。
青シャツの選手はネットから20cmほど離れたトス●をいっぱいに腕を伸ばした状態でスパイクしています。
この状態では、スパイクしたボールがブロックの上を越しそうに見えますが、その場合真横にボールが飛んでいくようにスパイクしなければなりません。
ちょっとでも下向きに角度をつけて打つとブロックに当たります。
オレンジシャツの選手のようにネットから50cmくらい離れたトス●をやや体の前で捕らえてスパイクするということになれば、もう、ブロッカーとは五分五分の勝負になるという状況がお分かりいただけると思います。
身長差20cmだとプレー上の差は50cm~60cm
問題は20cmの身長差がある場合のスパイクとブロックです。
黄色シャツのブロッカー(身長170cm)はスタンディングジャンプで2m80cmの高さまで到達しますが、ランニングジャンプする青シャツの選手(身長190cm)は最高到達3m40cmの状態でジャンプしスパイクを打ってきます。
その差は60cm。
どうして190cmの選手のランニングジャンプ時の最高到達が340cmになるかということについては、おとといの記事「ブロックの駆け引き(その4)・・・・身長差と最高到達点のからくり」をご覧くださいね。
ネットから約20cm離れたトス●を腕を伸ばして打てば、ノーブロックでスパイクするような感じになってしまいます。
50cmほど離れたトス●を体のやや前に置いてスパイクすると、打点は10cmほど下がるものの、これでもブロックの上から打つのが可能なのです。
また、トスが来るという想定で思い切って走り込んでジャンプするアタッカーと、どこにトスが上がるのかを読みつつジャンプするブロッカーとではその高さにおいて圧倒的な差が生じてしまうのです。
以上です。
スタンディングでジャンプするブロッカーとランニングジャンプするアタッカーでは、身長差の3倍ほどの差がプレー上のハンディーとなって降りかかってくるというお話です。
本日はここまでです。
明日は、もう少しこのハンディによって生じる問題について考えます。
それでは失礼します。
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