はじめに
ライトオープンスパイクの練習方法について記事をアップしておりますが、これまでの記事
108 ゼロから始めるライトオープンスパイク(練習中に注意すること)
で
ダイレクトスパイク時に、クロス方向に打たせないように指導することが大事だというお話をしてまいりました。
ですが、アタッカーには上体を捻りつつボールをヒットするようにも指導しますので、空中で体を捻り、
そのために下図の右側のアタッカーのように、ネットに正対してジャンプした状態から、体を左に捻りつつスパイクするパターンが生じやすいのです。
このほうが力も加えやすいからですね。
スパイクの方法自体としては、右側の要領で体を捻りながら打つのがいいわけですが、しかし、クロス方向に打たせると、後々ライトスパイクに挑戦する時、色々なめんどくさい状況が生じるため、この時点ではクロスに打たせないようにストレートに打たせるように指導していきます。
で、今日は、どうしても右選手のようなパターンでクロスに打ってしまうというアタッカーに対して、どのように修正させていくかというお話をします。
左に体を捻りつつストレートに打たせるための方法
言われてみれば、「な~んだ・・・。当たり前じゃん・・・」となるのですけどね。新人の選手には、この辺もきちっと説明して、順をおって指導していく必要があります。
一度にたくさん言うとパニックになって、動けなくなりますからね、状況見ながら、少しずつ段階に応じて必要なことを教えて行きます。
その方法と言いますのは、ジャンプの瞬間に若干左肩を前に出してジャンプするというものです。
下図を見て下さい。
一番右側の打ち方です。ピンクシャツ状態でジャンプするとき、若干左肩を前に出し、
スパイクヒットの瞬間にオレンジシャツのとおり、体を左に捻ってスパイクします。
するとスパイクの瞬間、体を左に捻った時点で、体がネットに正対し、ダイレクトスパイクがストレート方向に飛んでいくということとなります。
この一番右側のような感じでジャンプし、体を捻って打つという感覚を、ここで修得していただきます。
次の問題
ところで、ここでまた厄介な問題が出てきます。
左肩をどのくらい前に出すのかという問題です。
たくさん体を捻って打ったほうがスパイクの威力は増すわけですが。
ライトスパイクの場合、左肩を前に出し過ぎても、スパイクしにくいのです。
その加減に関する話を明日いたします。
ここで、左足の使い方が大事になってまいります。
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