はじめに
速攻に対して5人でブロックしようという方法についてお話中ですが、ブロックの分担や、ブロックと連携したレシーブをする際の基本的なところが分かったところで、実際の試合場面で生じそうな情況を想定し、それぞれの場合の守り方についてお話してみたいと思います。
Aクイックのクロス側がブロックでしっかりマークできている場合
下図のとおり、相手チームのコンビネーションに対して、5人ブロックで対応し、それぞれのアタッカーに2人ずつブロックに行ける体制を準備しました。
Aクイックに対してもピンクシャツのとおり、二人がブロックに行きます。
ここで、二人のブロックが付いたとなると、アタッカーとしてはブロックの横を抜くべく、超クロス側にスパイクするか、ストレート側に引っかけたボールを落とすかということになるわけです。
そこで、昨日お話したとおり、このスパイクのコースを把握するため、レシーバーは最初から慌ててレシーブに行かず、アタッカーがスパイクを打って来るコースをしっかり見ていくのです。
で、見た結果ですね、下図のようにクロス側は黄色シャツの1番と2番の選手がAクイックをマークして打てない状況になっていることが確認できたとします。
すると、当然ピックシャツのアタッカーは引っかけるか、ターンして●→のほうにAクイックを打って来るわけです。
そこで、守備側はスパイクが打たれる方向にレシーバー4人(5番、7番、8番、9番)のうち、5番、8番、9番の3人が●の位置から●の位置にスッと移動し、ブロックの脇を抜けて来るスパイクを体に当てる感じでレシーブに行くわけです。
ここでそれぞれのレシーバーは速攻に備えた基本のポジション●の位置からブロックの脇を抜けて来る強打のレシーブに行く選手は●→●のとおり移動し、ワンタッチやフェイントを拾いに行く選手は●→●のとおり移動します。
このどちらに移動するかは、先ほど話しましたように、セットの立ち上がりアタッカーのタイプを良く見て行き、打って来るコースを頭に記憶させ、この場合はここ、この場合はここという具合に、ポジションを調整していくのです。
したがって、ブロックは止まっても止まらなくても、まずは自分たちでしっかりと完成させられるブロックを完成させた状態でブロックしなければなりません。
後は、もう、レシーバーの気迫です。打って来るコースを絞ることができれば、2本に1本でもレシーブできるようになると、かなり有利な試合展開に持ち込むことができると思うのです。
バックセンターや中衛センターは、緑シャツのほうに移動するのか、それともオレンジシャツのほうに移動するのか、自分で判断して動きます。
以上です。このように、まず、ブロックをしっかり付け、コースを絞った上で、アタッカーとレシーバーが勝負することになります。
本日ここまでです。
明日は、Aクイックが別のコースを抜ける場合の対応について序話します。
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