チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

もう一人のチーママ

2008-11-29 19:15:17 | ウサギ
昨日の雨も上がって、暖かな一日は、ウサギの神様のご褒美だったのかな?

今日は荻窪の山内先生の所へ行ってきましたよ。
横浜から湘南ライナーで新宿へ。
新宿から中央線の快速に乗って荻窪へ。
荻窪駅からはタクシーに乗ったのですが、電話番号をナビに入れた運転手さん、どうにも目的地が見つけられない。
そこで近くだろうあたりで降りて、病院へ電話。
ちょっと方向が違っていたみたい(^^;;
大急ぎで歩くこと10分。
お約束の時間ぎりぎりセーフ♪

カルテに必要事項を記入したら、すぐに名前が呼ばれました。

「はーーい」と返事をしたら、奥から山内先生が出ていらした。
「やあやあ これは遠い処を よくいらっしゃいましたね。
 さあ 奥にどうぞ(^^)♪」


うさフェスタでお会いしたのを、覚えていてくださいました。

最近ウサウサずは、お出かけでビビることがなくなった気がします。
よくきち先生は
「病院に行くというとウサギさんが怖がりますから、黙って普通に連れてきてください」
と言います。
特に手術前だと、飼い主の緊張が伝わってよくないようです。
でも我が家は、あらかじめきちんと言っておかず、いきなりキャリーケージに放り込むと、シジミが「きいてないよー」と、おかんむりになります。
そこで、昨日寝る前に「明日はお出かけするからね。山内先生こんにちわってするからね」と、言っておきました。
今朝も「今日はかーさんとお出かけだからね」
時間になってキャリーに入れても、ブーイングはなし(^^)v

この間から、電車に乗っている間は外を興味深々ながめているこゆき。
だいぶ物怖じしなくなったかな?

というわけで、まずはシジミを診ていただきました。
シジミの気になることは、①腰②目の赤味③太りすぎ④抱くと呼吸が荒くなること

先日診ていただいた時、腰が悪いと言われたシジミ。
やはり痛いようですが、別に何かの病気というわけではないようです。
つまり、年齢なりでフローリング生活の為です。
だからかかとも禿げています。
本来ならつま先に体重がかかって、足がばねのようになっていてかかとには全体重がかかるわけではないそうです。
でもフローリングなどで足が疲れると、体重がかかとにかかるようになります。
これは人間でも同じ。
長時間歩いて疲れると、体重がかかとにかかって、ますます疲れる。
足の疲れは腰にきます。
今日はかーさんも5kg抱えて往復4時間ほど立ちっぱなし。
帰宅したら、腰が痛重くなっていました。

シジミの場合は、そこに体重の増加。
「この子はため込む方ですね」と、わかってしまう山内先生。
人間の女性でも、ストレスがかかると間食が多くなったりと過食気味になります。
それで、体重が増えてしまう。
太ると血の巡りが悪くなり、体が冷えやすくなります。

そして
「家中自由なウサギさんは、冷えやすいんです」
だそうです。
家のあちこちに行くので、どうしても隙間風や床からの冷えがきます。
ウサギ部屋はホットカーペットを敷いていますが、他は床暖房になっているわけではない。
特に昼間いることが多いお風呂場の入口は、玄関からの冷気と床からの冷えがあります。
疲れがかかった腰が冷えると、循環が悪くなって痛みがきます。

また、眼の方はやはりアレルギーだろうけれど、腎の影響もある。
腎臓ではなく、中医学でいう腎。
これは、我が家のように野菜食の場合、どうしても葉物が多くなる。
葉物は体を冷やす食物です。
冷えると腎が弱くなる。
またタラコ唇などは、消化器官の冷えの影響かもしれない。
「大根やレンコンなんかがいいけれど。煮たものでもいいですよ」
うーーーん レンコン食べてくれるかな?
要は根野菜(体を温める効果がある)がいいのですよね。
ブロッコリーも良いようで、茎はカロリーが多いけれど、つぼみの部分はあげても大丈夫だそうです。
よかった。ブロッコリーは好物です。

あと気になっていた「抱くと鼻息があらくなる」
これは太ったせいもあるでしょうが、ひょっとすると心臓肥大になっているかも。
太るとその分沢山の血液を送り出そうと心臓が働いて、肥大するのです。
安静にしていても呼吸が荒くなるようだと、心肥大が進行している印です。
これは、本当に要注意。

「きち先生のところだから大丈夫と思うけど、エンセが入ったという可能性は・・・」
大丈夫!
シジミの出自をお話しして(閉鎖環境で生まれた子)、こゆきが来てからの経緯をお話しして
「今年シジミも再検査しましたし、こゆきも手術の時に検査して、両方とも陰性です♪」

それならば・・・ということで、
・若くはないので環境の冷えにはもっと気をつける。
・出来るだけ、体を温める食事をする。
・体を温めて、血の巡りを良くする。
・また温める事で、副交感神経が優位になってリラックスし、ストレスの軽減ができるので、お灸をしてみるといい。

ということに、なりました。


次はこゆき。
こゆきを見るなり
「この子もため込むねぇ。それに勘が強い。完全にシジミちゃんより上だね。
 この子は、母親なんですよ。シジミちゃんの面倒をみているのは私だって。」


ハハハハハ(^^;;
やっぱりね。

ここまでに、ウサギは賢いという話をしていましたし、ウサギに対する感覚が同じ気がしていましたので、正直に話してみました。

「実は、先日お会いした時、こゆきが先生の処に行きましたでしょ?
 あれは何か言いたかったんだろうなって思ったんです。
 この子はとても神経過敏で、誰にでもはなつかないんです。
 それが、先生には迷わずに行って、何か言いたそうにしていたので、それで今日来ることにしたのです。
 きっとそれが言いたかったんですね」


「そうなの?こゆきちゃん。
 大丈夫。もう分かったって。
 この子は小さいけれど、もう母親なんです。
 シジミちゃんを面倒みているのは自分だって。
 だから自分の方が上だって。
 それが分かってもらいたかったんだよね、こゆきちゃん。」


確かに気がつくと、シジミをなめてるんです。
特に目をなめていることが多い。
まるで母猫が子猫をなめるようにしているんです。

「やっぱり ユキが自分の代わりに選んだんですね」
ユキ。かーさん ちゃんと分かったからね。
こゆきは、ちっちゃなおかーさん。
つまり「チーママ」なんですね(笑)

で、この方の勘の強さはどう扱っていけばいいのでしょうね?
ヤンチャな一面もあるんです。
それがもっとフランクに出て欲しい。
ユキのように、もっと楽しく暮らして欲しい。
だから今まで一度も叱ることなく、穏やかに接してきたつもりです。

「こゆきちゃんと(かーさんの)相性はいいんです。
 だから、こゆきちゃんもお灸でもして、副交感神経を優位にすれば、リラックスするのでいいと思いますよ。」

やはり、来るべくして我が家に来たこゆきでした。
1才過ぎて、最近は賢さやもの分かりが目に出てきました。
年を重ねるほどに、もっとものを言う目になるでしょう。
賢くなるということは、それだけストレスも出やすいということ。
一層コミュニケーションを大事にしなくてはいけませんね。

初めてのところなのに、緊張がみられないウサウサず。
シジミも目が穏やかだし、こゆきはお部屋に興味津津。
先生にお灸と鍼をしてもらいました。

「こうやっていても気持ちがいいからおとなしい。
 初めは硬くなっているから、なかなか熱が感じられずに時間がかかります。
 続けていると、だんだんほぐれてきてすぐに効果が出ますよ。
 あたたまると、もういいよ!って動き出しますから。」

「きっと帰りは寝てしまうと思いますよ。 
 こゆきちゃん シジミちゃん またね♪(^^)」

と、先生とお別れしました。

お土産は、煙の出ない棒灸と、直接貼って使うお灸。
それに、歩道に散っていたきれいに紅葉した楓の葉。
帰りの電車では寝ることはありませんでしたが、とてもリラックスして二人並んで寝そべってお外を眺めておりました(^^)v


今日の他のお話は・・・
・ウサギは賢い。かーさんは「犬ほどではないが、猫並みにある。」
 先生は「時として、犬より賢いと思いますよ」
 うさぎの賢さがもっと広く知られれば、飼い方も変わるでしょう。犬を学校で飼わないように、学校飼育動物からウサギは消えるのではないかしら? その性質と獣医学的扱いから(ストレスに弱い。骨折しやすい。多頭飼いが難しい等)、現に動物園の触れ合いコーナーからは、ウサギが消えたところもあります。

・ウサギは気持ちがいいと、顎をこすり合わせてゴリゴリと音を立てる。シジミはブブブって鼻を鳴らすこともありますけど。猫がゴロゴロ言うように、ウサギさんもちゃんと気持ちいいよって伝えてくるんですよ。
顎を触っていると、震動が伝わってくる事もありますよ。

・飼い方に神経を使うあまり、ウサギを飼うことが重荷になってはいけない。
 ベストじゃなくたっていい。それより大事なのは、ウサギ共々楽しく暮らすこと。

というわけで、とっても疲れたけれど、大切なことを教えていただいた一日でした♪

コメント (2)
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