goo blog サービス終了のお知らせ 

ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

サラミチョコレート

2010-04-16 05:55:28 | イタリア:食材、レシピ
サラミチョコレートというお菓子がイタリアにはある
このお菓子Pinoの空手仲間のお家に御呼ばれに行った時に
奥さんが作ってくれたイタリアのお菓子

見た目がまるでサラミソーセージにみえることから
“サラミチョコレート”という

決してサラミソーセージが入っているチョコレートではない
そんなものが実在したらかなり気持ち悪い

早速その場で奥さんからレシピを頂き忘れないうちにすぐに作ったのが数年前
それ以来私のお菓子作りの定番の一つになっている

嬉しいのはやっぱりこれもオーブン入らず
潰して混ぜるだけ!なのだ!

お菓子作りは簡単でなければ!

以下レシピ
材料:150g ビスケット(日本ならマリーなどシンプルなタイプ)
   50g バター
   80g~100g 砂糖(甘さはお好みで)
   卵 1個
   50g カカオ 砂糖なし
   ブランディー など 大さじ1
   クルミ 適当に

① ボールでバターを練る
② ①に砂糖と卵を加えてさらに練る
③ 滑らかになったらカカオと小さく砕いたビスケットを入れる
④ ブランディーを加えて手でこねる

下記写真の感じまでこねる

⑤ アルミホイルにつつんで2時間寝かす


⑥ 好みでくるみやレーズンなど入れても美味しい

あとは小さく切ってお皿に盛り付けるだけ


一切火は使わないので楽ちんだ!
今回はオレンジ風味にしたのでオレンジを飾ってみた


ポイントはビスケットを潰しすぎないこと
写真でもわかるように切った時にサラミの油部分のように見せるように
すこし残す

今回私は前にオレンジコンフィーを作った時にのこったシロップと
皮の甘露煮を沢山いれたらこれもまたオレンジ風味になりなかなかいけた!

オレンジの皮の甘露煮は結構何でも使えて便利だ!


ズッパ ディ オルゾ

2010-04-15 07:00:23 | イタリア:食材、レシピ
4月に入ってやっとポカポカ暖かくなってきたと思ったら
最近また寒い何時まで経っても寒いベネチア
太陽が沈むととたんに家の中が寒くなる

こんな肌寒い夜はやっぱり体温まる食べ応えのあるスープを我が家はよくする
今宵はズッパ ディ オルゾ:イタリア語で麦のスープを作った



作り方はいたって簡単!超手抜き料理!でも美味しい!
3拍子揃っているから主婦には嬉しい

材料 : 3~4人分
冷蔵庫の残りもの野菜なんでもOK
プロシュートクルード:イタリアの生ハム(なけれはベーコンでもOK)
パルミジャーノレッジャーノ 少々
オルゾ(麦)約80~100g
香草:ローズマリー、バジリコ
塩、胡椒

まず鍋に小さくきった野菜とプロシュートクルードと水を入れ
野菜がやわらくなるまで煮る、煮れば煮るほど野菜からエキスがでて美味しくなる
私は山盛りの野菜を入れて40分ほど煮る途中で細かく刻んだ香草も入れる、
その後麦を入れてさらに20分

あとはお皿に盛り付けパルミジャーノをふりかける
お好みでオリーブオイルを少々かけても美味しい
麦が入っているので食べ応えは凄くある

このスープを作るときブイヨンは一切使わない
でも味わい深いのはやっぱりなんと言ってもプロシュートクルードからでる
出汁が効いている

イタリアのスーパーでは何処でも売っているプロシュートクルード
通常はその場で薄くスライスしてもらって買ってかえるが
これは結構お値段がはる、スープに入れるにはあまりにもったいない

でもこの塊のプロシュートクルード最後のほうは端くれになり硬くなって
スライスしては売れなくなる

そうなると最後の塊が格安で販売される:下記写真


これをゲットして小分けにして冷凍保存しておけばいろんな料理に使えて
凄く重宝する



イタリア野菜とプロシュートクルードからでる濃厚な味がポイントのスープ
そしてくくりはパルミジャーノレッジャーノ
これもあったほうが味がしまる

あー寒い夜はやっぱりこれだ!
早く暖かくなって欲しいよー!

イタリアにて餃子

2010-04-04 02:31:59 | イタリア:食材、レシピ
無性に餃子が食べたくなった!



日本からイタリアに帰る時いつも餃子の皮を何袋か買って持ってきていた

今回はスーツケースの重量オーバーで持ってくることが出来なかった

仕方がないので皮から作ることにした

京都の実家では餃子といえば母の手作り

5人家族でいつも100個近く作っていたがさすがに皮は市販のものを買っていた
正直我が家の餃子は外で食べるどんな餃子よりも美味しい!

Pinoも母の餃子は凄く美味しいと絶賛

私も子供の頃から餃子包みは手伝っていたので包むのはバッチリ!

が皮からとなると、、、中学生の時の料理実習の時以来だ!
早速ネットでレシピを探し作り始めた

難しくはないがやっぱり非常に手間がかかる
二人分30個ほど作った!

市販の皮より一回り大きくなり当然中身も沢山詰まるわけで
巨大な餃子に仕上がった!




通常の2倍近くの大きさ

なかなかうまく出来た!この大きさでPinoは13個も食べた!



これだけ喜んで食べてくれると作った甲斐があった!

と言うことでもう次回から餃子の皮を持ってくる必要はなくなった!

食べ続けてます!

2010-04-02 04:11:23 | イタリア:食材、レシピ
私達この時期ひたすら食べ続けてるものがある

“フォカッチャ”昨年のブログでも紹介したが

パスクワ(イースターの復活祭:毎年4月の始め頃)の時期に合わせて
売り出されるスポンジケーキ



見たとおりすごくシンプルなお菓子なのに
一口食べたら“何これ”と思うくらい美味しい



あまりの美味しさに毎晩夕食後に下記写真の大きさのものをペロリと食べてしまう



この時期だいたいどこのケーキ屋(Pasticeria)でも売られているけど
店によって味も値段もまったく違う
ベニス島内のように物価の高いところは写真の大きさ(1kg)で3000円ちょっとする
しかもあまり美味しくなかったりするところもある!

ところが私達の住まい近くのケーキショップではなんと同じ大きさでも
約半額の1500円ほどしかも味は最高に美味しいとくる!
期間限定のケーキなので1週間に1回は必ず買いに行く

日本でありそうでないこのケーキ
日本の友人にお土産に持ってかえりたいけれども
この時期にしか売り出されない
残念だ!

この時期だけのちょっとした贅沢!
今宵もフォカッチャで酔いしれる!

美味しいチーズ その① トミーニ ピエモンテージ

2010-03-13 07:38:03 | イタリア:食材、レシピ
イタリアにはありとあらゆる美味しいチーズが沢山ある

数多くあるチーズの中で昨年日本に帰国する直前に
友人Yちゃん宅で初めて食べたチーズ

“TOMINI PIEMONTESI:トミーニ ピエモンテージ”

いやーその美味しさにはまってしまった

一見見た目は形といい大きさといいカマンベールチーズにそっくり



この大きさを一人1個食べると聞いたときはちょっとびっくりした

正直“えー1個も食べられない”と、、、

Yちゃん曰く
“大丈夫!カマンベールとよく似ているけどもっとあっさりしているから一人1個は楽勝食べられるよー”と、、、、

いやー驚いた!思っていたよりあっさりしていてペロリと1個すぐに食べしまった

Yちゃん宅で教えてもらった食べ方

このチーズを丸ごとオーブントースターで中身がでてくる直前まで温める

お皿に盛り付け切ると、、、、



わー中身がトローリ、、、

そして忘れてならないのがこの“栗の蜂蜜”



チーズの上にかけてパンと一緒に頂く!


この栗の蜂蜜普通の蜂蜜に比べるとほんのり苦味があってすごく美味しい

ニュージーランドの“マヌカ蜂蜜”と少し似た感じ
不思議なことにこのチーズと凄くあう!
普通の蜂蜜よりこの栗の蜂蜜があう

“えーチーズと蜂蜜”って、、、、最初私も驚いた!

それ以来このチーズと蜂蜜のとり合せが忘れられず
イタリアに戻ってからすぐにこのチーズと栗の蜂蜜を買い

この味を楽しんでいる

カロリーは高いので食べ過ぎに注意しながら!

1個約1ユーロ(約130円)、、、やっぱりチーズは日本に比べると安くて美味しい!


タロッコの季節

2010-03-04 04:26:12 | イタリア:食材、レシピ
ベニスの冬場の楽しみといえばシチリア産のタロッコオレンジ
日本では“ブラッドオレンジ”として名が通っている

この赤いオレンジ、それはもうほっぺたが落ちるくらい甘くて
美味しい!私は毎日2.3個食べる

Pinoは毎朝2個生絞りジュースとして飲んでいる



で今回も昨年同様オレンジのコンフィーを作ってみた
素材がいいのでやっぱり美味しい

レシピは2009年3月25日に掲載

昨日今年初めの体験工房のお客様があったので
作ったオレンジのコンフィーを食べていただこうと朝持っていく用意をしていた

ががが、、、、店に到着
しっかり持ってくるのを忘れてしまった

最近物忘れが凄く激しい、、、、
Pino “佳奈枝、、、また忘れたの!おばちゃん!”って言われている始末

ちなみにこの“おばちゃん”と言う台詞Pinoはしっかり日本語で言う
こんな言葉だけはしっかり記憶に残っている!

あー私の脳みそ腐ってきてるかも?

巨大ボンゴレ!

2009-08-16 18:57:46 | イタリア:食材、レシピ
春から夏にかけてPinoの友人シルバーノが自力で採ってきたボンゴレ(アサリ)を
格安でわけてくれる、、、

これ私達の夏の楽しみ!

5月になると二人で“そろそろシルバーノ持ってきてくれるかな?”
なんて言っているとリーンと電話がかかり

“ボンゴレ採ってきたけど要る?”と聞いてくる

時には船の上から聞いてくるときも!

シルバーノは80歳 真っ黒に日焼けした元気なシニョーレだ
彼はバルカ(小船)を持っている
イタリア人元気で長生きのお年寄りが多い!
不思議とアルベロにはそんなお年寄りがおしゃべりにやってくる!

以前にも話したようにベニスの人たちは車よりもバルカを持っている人が多い

夏場お天気の良い日に潮の満ち引きにあわせて奥さんと二人朝早くから
船で沖合いに出る

ベニスは潟なので水深が浅いところが多い
そこで採ってきたボンゴレを私たちに分けてくれるわけだ!

そのアサリ中にはものすごく巨大なものもあったりする

こんな感じ、、、でっかい!





いつも2kgほど14ユーロ(約1900円)で購入

これは彼にとってお小遣い(船のガソリン代)になり
私たちは新鮮で美味しい採れたてのボンゴレを安く食べられるという
双方にとってありがたい話なのだ

2kgのアサリっていたいどれくらいかというと
洗面器に1ぱいほど、、、かなりの量だ

でこのアサリ巨大なものはワイン蒸し
残りは全部同じようにワイン蒸しにして汁ごと冷凍保存
あとはいつでも好きな時にボンゴレスパゲティーやボンゴレリゾットとなる

イタリアのボンゴレスパゲティーが美味しい理由
入っているボンゴレの量が違う!当然ボンゴレの味が濃くとても美味しい!


ちなみにシルバーノはこの巨大アサリを生で食べるらしい
いつも彼に言われる

“佳奈枝!生で胡椒とレモンで食べてみてすごく甘くて美味しいからと”と言われる

で翌日必ず聞く?“生で食べた?”と

一度生で食べてみたが私はやっぱりワイン蒸しの方が好きだ!


といことで今宵のメニューはアサリのワイン蒸しとPino作ボンゴレリゾット也





2009-08-09 02:26:02 | イタリア:食材、レシピ
夏になれば桃がたくさん出回る
おなじみの白桃、そしてここでは黄桃も沢山ある
日本にくらべてかなり小ぶりの桃だけどしっかり甘くて美味しい

メルカートにいけば1kg1.8ユーロ(約250円)で買える
1個ではない1kgなのだこの値段

日本では桃はクッショに入れられ宝物のように大切に大切に扱われる

でもここイタリアでは桃は山積みにされ1kg買うと
紙袋にバンバン投げ入れられる

“あーそんな入れ方したらつぶれてしまう”っと思ってもこれが常識のイタリア

帰宅後袋を開けるとつぶれて汁だらけになってる桃もいくつか、、、
まー安いから許せるけど、、、それにしてもこの入れ方といつも思う!

最近みかけるようになった桃



普通の桃を上下押しつぶしたような形
Pinoも食べたことないと言っていてあまり今まで買わなかった
が昨年ある人からその変形桃を頂いた

これが今まで食べていた桃よりはるかに甘くて美味しい
それからこの桃を見つけるたびに買っては毎朝食べている

夏の楽しみの一つだ
あともうすこししたらもう一つの楽しみなフルーツがでてくる
次回紹介しよう!


牛のベロ

2009-06-20 05:39:12 | イタリア:食材、レシピ
これ牛タンのことです
イタリアのスーパーで初めてこれを見たときはギョットした

牛のベロが皮付きのままでどかーんとパックされて売られていた
日本で牛タンを食べたことはあっても自分で買って家で焼いたことはない
ましてや丸ごと皮付きの状態など見たこともなかった



一見かなりグロテスクにもかかわらず食いしん坊の私には
“わーこれなんや!牛のベロ!塩タン食べたい”となる

でもあのグレーのぶつぶつの皮、、、、、なんだかちゃんとはがれるのか不安で
なかなか買う勇気がなかった

ネットで牛タンの皮の剥ぎ方を検索してみた
無い情報などないネット社会、、、が以外にもこの牛タン皮の剥ぎ方
でてこなかった!以外や以外

さーこれでまた買うのが遠のいた
でもスーパーで牛タン見るたびに、、、塩タン&ねぎいっぱい&レモン塩コショウ
あー食べたい!よだれー
塩タンが頭からはなれない

ふと友人に料理の天才がいること思い出した

R佳ちゃん彼女の手にかかるとなんてことない材料もたちまちオリジナル料理に変身
本当に美味しい!

彼女に家に行くたびにいつも新作をご馳走になっていた!

彼女も作ることに関しては料理だけででなく何を作っても凄くうまい
洋服や小物雑貨、なんでも作る!
私のような仕事に興味深々!私は洗脳するかのように彼女に会うたびにこの業界に入ることを勧めている
なぜならど根性がある彼女なら必ず成功するような気がするから、、、、

でR佳にメールしてみた!
“牛のベロの皮剥いだことあるか?”

とそしたら“何度かあるでー、根元は薄切りで先っちょは堅いので煮込みにしーやー”と、、、、さすが料理の天才
そして“いいなーイタリアは肉丸ごと売ってて、日本は何でもこまごま小さく切ってて、私は肉は骨付き塊で買いたい”ときた!
さすが料理人!

で早速牛タン購入!彼女から教わった方法でトライ
以外にも簡単に皮は剥げた!今までの心配はなんやったんや!
こんなに簡単に剥げるならもっと早く買ってればよかった

イタリアに嫁入り道具で持たせてもらった包丁

菜切り、出刃、刺身包丁!
この3本あれば何でも切れる
刺身を切る機会はなかなかないけど
この薄切り、刺身包丁でなければうまく切れない


イタリアの牛肉はっきり言って美味しく無い
イタリア人が日本の霜降りの牛肉食べたらあまりの美味しさに腰ぬかすだろうなって思う
ちなみにイタリアで神戸牛は結構有名
“牛に音楽聞かせながらビールでマッサージするんでしょ”と聞かれる

この牛タンなかなか美味しかった!
値段もこのかたまりで4ユーロ約500円ほど
これからは我が家の食卓には牛タンの登場回数ふえることだろう!

サクランボのクラフティー風

2009-06-12 04:40:38 | イタリア:食材、レシピ

さくらんぼの季節まだまだ続いております
値段も下ってきたので1kgも買ってしまった!約3.5ユーロ(480円)

毎朝フルーツはかかさない
半分強は朝のフルーツ用に取り置き
残りの半分弱はクラフティー風にしてみた


写真見た目はわるけどなかなか美味しい!
バターはほとんど使わないのでカロリーも低め

下記の材料で写真のグラタン皿2個分できました!

以下レシピ(6~8人)。イタリア料理本を見て作った!
材料A 
さくらんぼ大粒(アメリカンチェリータイプ)400g
スライスアーモンド 25g (これ重要!)

材料B
小麦粉60g
卵2個
砂糖50g
牛乳250ml
塩 一つまみ
ブランディー少々
バター 少々

作り方 
さくらんぼは洗って種を取る(これが一番めんどう!)
オーブン用の容器(グラタン皿でもOK)にバターを塗りさくらんぼを敷き詰める
けちらずびっしりつめたほうが美味しい!

私は底面が全部隠れるくらい敷き詰めた
さくらんぼの上にスライスアーモンドをまぶす

材料B
ふるった小麦粉にとき卵2個を入れ塊がなくなるように泡だて器で混ぜる
砂糖をすこしづつ入れて混ぜる
塩一つまみ入れる(これ重要!)
最後に牛乳を入れ香り付けにブランディーを入れる、その間混ぜる混ぜる

さくらんぼをならべたお皿に流しいれる(さくらんぼの頭が見えるか見えないかくらいまで)

190度のオーブンで45分焼く
(途中焼きすぎにならないようにアルミホイルでふたをする:黄金色になるまでは蓋をしないほうがいい)

写真は初めて作った時アルミホイルが切れてて蓋ができなかった、蓋はしたほうが焦げなくていい

さめたらお子みの大きさに切り上から粉砂糖をふる
アイスクリームや生クリームをあわせてもいい!

スライスアーモンドとさくらんぼの取り合わせが凄く美味しい

さくらんぼが無いときはリンゴとレーズンでもOK
私はさくらんぼが足りないときはリンゴも一緒にあわせる


焼き時間をのぞけば20分もあれば用意できる
最近の大ヒット作になりました!