前回のブログ3月8日から今日まで10日も経っていないのに
イタリアの状況は劇的に大きく変化しております
今までの経緯は下記の通り
② 2月21日(金)ロンバルディア州:Codognoにて最初のコロナウイルス感染者発覚
② 3日後の23日(日)にミラノを含むロンバルディア州の一部の街を封鎖および
ベネチアのカーニバルも24日から中止となる
③ 2週間後の3月8日(日)からベネト州もレッドゾーンに
④ 3日後 3月11日(水)イタリア全土閉鎖
現在 食料や薬局以外の商業の禁止 国民は不要不急の外出禁止となっている
イタリアでのすべての商業がストップしたと日本のニュースで流れたからでしょう
先週は家族・友人・お客様から ‘’食料はちゃんと手にはいるの?‘’
と心配のメールを頂いております
大丈夫ですよ!
食品関係は営業しているのでスーパーもどこも普通に開店していて
棚にも十分商品もあります、買い占めもないですしパニックにもなっておりません
ただ感染防止のため人との間隔を1mとるということで
スーパー内に入るのには入り口で入場制限があり時間帯によっては
長く待たないといけないときもあります
だから安心してくださいね、ごく普通に暮らせています
毎日3食しっかり食べております (働いてないなにのに、、、、)
基本買い物以外に外出はできません、反すると罰金です(かなり高い)
お天気がいいからとお散歩に行くことも今は禁じられていています
毎日恐ろしい勢いで増えていく感染者数を抑えるためのイタリア全土の封鎖
南イタリアでロンバルディア州のような爆発的な感染を防ぐためにも
今政府と国民が一丸となって協力(ウイルスの封鎖)することが重要なのです
イタリア国民は現状を理解して過酷な政策ですが受け入れて自宅にこもっています
感染しないためにも、感染させないためにも
問題は一部の人や若者が政府の言いうことをちゃんと聞かない!
彼らが感染していることを知らず動き回ることで感染がどんどん増えていくのです
とにかく事の重大性を深く考えていないので困ったものです
コロナウイルスの予防特効薬はこれです
「家に居ること」
TVではずっと流れています
「Restate a casa : 家に居て!」
「Andora’ tutto bene : きっと良くなる!」
「Ce la faremo ! : 私たちはできる!」
そして日本ではイタリアの医療が崩壊していて病床や人工呼吸器が足りなくて
適切な治療が受けられないと報道されているようです
確かに現在(3/17)ロンバルディア州の病院は緊迫した状況ではあるようです
イタリアの医療現場(特にロンバルディア州)は戦場と化し
ドクターはじめ医療従事者は不眠不休で頑張っておられます
国民からも最前線で未知のウイルスの脅威から人びとを守ろうと
奮闘している彼らに感謝の声が伝えられています
このままの勢いで病院に担ぎ込まれる患者が毎日増え続けると人工呼吸器の数に
心配もでてきますが中国の武漢市が臨時で病院を作ったように
ロンバルディア州でもコロナウイルス専用の病院を臨時で用意しています
今まさにこの医療現場でお手伝いされているフィレンツエ在住の
奥村千穂さんが昨日(3月16日)のクレモナの病院の様子を詳しく書いておられます
興味のある方は一読してみてくださいね → ここ
これからどこまで感染者数が増えるのか先がまだ見えないですが
この封鎖の結果がもう少ししたら見えてくるのではないかと期待をこめて
私達はこのまま今しばらく自宅に引きこもり続けます!
イタリア国民の思い
下記 現状詳細です 3/17現在
感染者数:31,506人:(軽症&症状なしの自宅待機含む)
死亡者数:2,503人 (80%が高齢者70~89歳)
回復者数:2,941人
今までの検査数:148,657件
詳細は(グラフでかなり詳しくわかります)→ こちら
現在イタリアでのコロナウイルス感染者は
ロンバルディア地方(Milanoはじめ12都市)が全体の51%をしめています
その中でもMilanoから電車で1時間ほどのBergamo(ベルガモ)では感染者数が一番多く3,993人
次にBrescia :3300人 Milano:2326人 (上記サイトより)
昔行ったあの小さな宝石のような街:Bergamoで
コロナウイルスに苦しむ人がこれほどおられるかと思うと心が痛みます
私たちの住むベネト地方はVeneziaをはじめ大きく分けて7つ都市があり
3月17日現在 ベネト地方の感染者数(軽症自宅療養&症状なし) :2704人
ベネト地方で一番感染者数が多いのがベネチアから列車で30分ほどの
Padova(感染者数:781人) Treviso(感染者数:502人)
私達の住んでいるVenezia(ベネチア本島や周辺の島や大陸側の街)
感染者数378人:(軽症自宅療養&症状なし60%含む)
死亡者:80人 回復者:136人