ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

恐ろしい気温差

2010-08-31 07:59:06 | イタリア:その他
今日は朝からひんやり涼しく長袖Tシャツででかけた

昨夜ソファーでうたたねしてた時に少し肌寒かったせいか

鼻水が止まらない

念のためカーディガンも持参

に到着後大雨が降り出した

今日は釜入れの日この涼しさで釜入れしているにもかかわらず店内は快適

夜22:00に仕事を終え店をでると凄く寒い!

帰路のバスの中から気温をみるとなんと12度と表示

これは何かの間違いだろうと自宅に帰り着いて温度計をみると室内でもなんと18度

外気12度は間違いではなかった

一昨日まで毎日30度大汗かいていた

この気温差に体がついていけない

今宵は毛布が必要だ!


HIS イタリア支店に掲載

2010-08-30 07:00:24 | ラルベロ(店)TV出演、ガイドブック

ラルベロHISイタリア支店の公式HPのベネチア情報に掲載されました


ラルベロのついての記事はこちら


私も知らなかった面白い情報が山ほどあります

イタリア旅行の前には一度除いてみて損なし!

ひょんなことでお友達になったベネチアから30分ほどのパドヴァに在住の
Akiちゃんが取材してくれました

特にイタリアの食情報に詳しく書いているAkiちゃんのブログも必読
現地シェフとの料理教室も随時開催しているそうです


2010夏 スイス&イタリア絶景めぐりの旅 ①

2010-08-29 02:35:26 | 旅行:イタリアその他
今年の私達の夏休み スイスとイタリアの山に行って来た

私の友人Rちゃん(日本人)とスイス人のLuziの結婚式に出席するのが
この旅の最大の目的

最初Rちゃんから聞いた結婚式をするスイスの小さな村“Obregg”

一体何処にあるの?からスタートした今回の旅の計画

まずはスイスの地図を広げ
ドイツとの国境近くにあるというこの村を探すことから始めた

やっと見つけたこの小さな村はガイドブックには載っていない

さーどうやってここまで行くか?
私の旅の計画が始まった

昔から地図から位置を割り出し列車の路線などみて旅を計画するのは
結構好きで得意だった

でもそれが日本ではなく外国となると情報収集には少々手間取った

しばらくガイドブックやネットで情報収集
イタリアからその村に行くまでにスイスの鉄道の旅には必ず掲載されてる
ベルニナ急行があるのを発見

15年ほど前その列車に乗ったことがある
絶景に感動したのを今でもはっきり覚えている

Pinoも乗ったことがないという、私ももう一度乗ってみたいということで
二人の意見は一致

まずはベネチアから一度ミラノまで行き
そこからスイスとの国境の街ティラノに向かった
この街はベルニナ急行のイタリア側の終着駅になっている

それにしてもミラノから乗ったティラノ行きの鈍行列車(ティラノの行くにはこれしかない)

どこに座ったらいいのと言うくらい汚れている座席シート
窓は汚れでドロドロ、、、、どうにかならないのかイタリアの鈍行列車
これじゃー泥んこ列車だ!

ミラノからコモ湖を見ながら約2時間半でイタリアの小さな田舎町“ティラノ”についた

旅の計画でベネチアからミラノを経由せずどうにかショートカットして
ティラノまで行きたかったけれども経路を見つけ出せず
結局は列車でおおまわりしてティラノに向かった

ベネチアンガラス材料:フィリグラーナとザンフィリコ

2010-08-26 05:54:47 | ベネチアンガラス
前回書いたミレフィオリもさることながらそれ以上に高価なガラス材料
フィリグラーナとザンフィリコ  詳細

とくにザンフィリコは本当に高い(ミッレフィオリの倍以上)

あまりの高さにガラスを仕入れに行っても欲しいミレフィオリを買うと
もうフィリグラーナとザンフィリコを買う余裕がない
それでも毎回頑張って少しずつ買っている

このフィリグラーナとザンフィリコを使うと作品に高級感がでてくる
観賞用のグラスなどに使用されることが多いこのガラス
ベネチアではこんな感じに使われている

上品で綺麗


色がつくとこんな感じ


沢山ならぶともう芸術


そしてガラスに動きがついてエレガント


このひらひらしたデザイン“ファゾレット”と言う
イタリア語で“ハンカチ”と言う意味
みてのとおりハンカチのようなデザイン

Pinoが昔ムラノのガラス工房にいたころマエストロ達が作るこの“ファゾレット”を
まるでマジックでも見るかのようにうっとり眺めていたらしい

今でもつくり続けられるこのデザインかなかな繊細で私も大好き

ちなみにフィリグラーナやザンフィリコを使ったアクセサリーは
ベネチアでもそうそう多くは出回っていない

でもラルベロではアクセサリー製作にフィリグラーナやザンフィリコを使っている
こんな感じ




このガラスを使って作った商品は他の品と比べて少々お値段高めなのは上記の理由
材料が手に入れにくいため商品も多くは作れない

今年の秋から始まる日本での販売商品にはフィリグラーナやザンフィリコを使ったアクセサリーを持っていきます

日本のお客様にはこのフィリグラーナやザンフィリコのファンが沢山いらっしゃいます
数はおおくありませんが今年も良いもの揃っています
お楽しみに!


2010年 夏 ラルベロ 体験工房

2010-08-19 08:19:44 | ラルベロ(店)体験工房
先月は2件の体験工房の申し込みがあった
最初の1件目
若いカップルが焦げるように暑い中大汗かきながら、
迷いながらラルベロにやってこられた

まずはお二人に工房内に入ってもらいベネチアンガラスの簡単な説明
そして製作に入ってもらった


女性の方は絵を描いたりされているためか最初皆が迷う色あわせも
なんなく迷うことなく決められなかなかシックで洗練されたデザインに仕上げられた

男性の方はカプリの海のような透明で深いブルーが気に入られ
その色を使って夏らしい仕上げに

最後にご主人のほうから
“今回のイタリア旅行の中で一番楽しかった”と言って頂き
とても嬉しい限り!
どんなふうになったかは後しばらくのお楽しみに

そしてもう一組はお母さんと小学校5年生のMちゃんの二人旅



お母さんはMちゃんを連れてここ数年毎年色々な国で
いろいろな体験製作をされているそう

このお母さんチャレンジャーでイタリアではホテルに泊まらず
ホームステイで旅しているそう
なんとベネチアの郊外でホームステイを見つけられたそう

偶然にも私達が住んでいる街から一つ先に滞在先をみつけられ
時刻を合わせて同じバスに乗りあわせ初対面となった

ベニスの街をフラフラ一緒にお散歩しながら
ラルベロにご来店
早速製作に入ってもらった

途中ランチ休憩を挟み午後16時まで思い存分楽しんでいただいた
全部で3個作ったMちゃん
最後の方はガラスのカッティングも凄く上手になっていました

翌日はベニスのもう一つの伝統工芸品“仮面作り”を体験

最初お母さんはこの仮面の製作体験をネットで調べられたそうで
いろいろ探してやっと見つけた先に問い合わせしたら
恐ろしく高い金額を提示されたとのことで
どこか他に仮面の製作体験できるところはないかとお問い合わせ頂いた

ならばラルベロのご近所さんのカルロの仮面ショップで可能かどうか聞いてみた

カルロ快く引き受けてくれた、
彼にとってもこのような形の体験工房をするのは初めてだったようで
彼自身も楽しんでくれたようだ

そしてこんな風に一緒に作っていた



まずは好きな形の仮面を選び、好きな色をスプレー
キラキラ光るラメで絵付けをして乾かしあとは縁取りをつけていく

こんな風に仕上がりました



Mちゃんの将来にガラス体験&仮面作り体験が何かの形で残ってくれるたらうれしいな!

ベニスで仮面製作体験をご希望の方は“カルロの仮面ショップ”を紹介いたしますので
遠慮なくどうぞ!

オーダーの飾り皿

2010-08-08 01:53:42 | ラルベロ(店)商品情報
今年2月にイタリアに戻ってから日本のラルベロファンのお客様から
結婚のお祝いの品としてPinoが得意とする
飾り皿のご注文を頂いた

昨年も同じ方からご注文を頂き
仕上がった作品を大変気に入って頂き今年もご注文いただいた
ちなみに昨年のお皿はこれ



メールで相談しながら簡単に形、柄、デザインを決めていく


オーダー様はPinoの色あわせやデザインがすごく気に入っているということで
大体のイメージだけを伝えられあとはPinoの感性にまかすと言われる
HPのこの写真のお皿に似た感じの流れるデザインと言うのがご希望

さーPino責任重大だ!
オーダー様に気に入ってもらえるものを何が何でも作らないと!

私の心配など何処吹く風とでも言うようにいつものように
自分自身楽しみながら作り始める

で出来上がった品がこれ



今回は2枚ご注文頂いた

もう1枚は昨年と同じ柄、形違いでいうことで
こんな感じに仕上がった!




ラルベロでは飾り皿のオーダーも受け付けております

お値段は様々ですが小さいものは60ユーロ位から
上記の写真のタイプで130ユーロからとなります
イタリアからの発送のみとなりますが
ご入金は日本円にて日本の銀行口座にお振込みで大丈夫です

ご予算に合わせてお作りすることもできます
詳細はメールにてお問い合わせくださいませ
メールアドレス: info@alberovenezia.com

お皿の製作は少々お時間がかかります
釜入れは月に一度になり
1回目の釜出しで割れてしまうこともあります
その場合は作り直しになりますので
納期の2ヶ月前くらいまでにご注文頂ければありがたいです

ベネチアンガラス材料:ミッレフィオリ

2010-08-07 07:21:54 | ベネチアンガラス
ベネチアンガラスの材料としてよく知られている“ミッレフィオリ”
そう切っても切っても金太郎飴のように出てくる花柄のガラス
これ本当に沢山の柄、種類、色、大きさがある

こんな感じの花柄ガラス


お馴染の花柄以外に
グルグル渦巻き柄や星やハート柄はたまた幾何学柄?
目玉親父までいるではないか!



挙げたらきりがないくらいいっぱいある

そして形も定番の円形のほかちょと目面しい三角や正方形、長方形などなど


そして同じ柄でも直径が違うと






動きのある面白い作品が作れる


そしてお値段もびっくり
ちなみに1色のミッレフィオリを10kg買うと一番安いものでも
300ユーロほど(約36000円)する
良いデザイン良い色はその倍は軽くする
しかも1kgとかの少量では買えない基本は全て10kgからとなる


ベネチアンガラス製品が何故こんなに高価なのかと言うと
① 材料費が高い
② 手作りが基本で大量生産ができない
③ 立体的な作品になると一人で作れない

マエストロと呼ばれる師匠とその弟子達が一緒になり
一つの作品を作り上げある(たとえば観賞用のグラスなど)

④ 人力と労力をかけて作った作品も釜出したら割れていることも

などなどあげたらきりが無い

そんな高価なミッレフィオリがラルベロの工房には沢山ある

30年かけてPinoが買い集めたもの
ちょっとした財産だ!

ガラス職人にとってミッレフィオリは画家で言うと“絵の具”のようなもので
それをどう使うか(描くか)によって作風がきまる

たとればこのムリーネ
ただ単純に並べて焼き上げるとこんな感じになる



これはPino作のペンダントとの違いを見ていただくために
店に置いている
ベネチアではこの手のペンダントは大量生産され大体どこのお店にも置いてある

よーくみていただきたい
花柄が全部同じ大きさで動きがないのがお解り頂けるでしょうか?


私が二十歳くらいのころ日本のデパートでこの手のペンダントを初めてみた

あまりに綺麗で高価だったこのペンダント
後にベネチアンガラスと知った

これが私とベネチアンガラスの最初の出会いだった

30歳になり初めてのイタリア旅行で沢山買ったこの手のペンダント
今見ると、、、、なんだか????

身内を褒めるのはおかしいかな?
だけどやっぱり手をかけたPnoのペンダントとは全然違うなーと
改めておもう今日この頃

これ最新作衣替えしたウィンドーに並んでいる


あえてピカピカにしないでつや消し加工にした
シックで上品に仕上がった
ペンダントではなく帯留めにしたら素敵かも?



こちらドーム状にしてさらに動きをだした
かなり大ぶりのペンダント

どれを店用にしてどれを日本用にするかで今回はちょこっともめた!
今日もPinoはラルベロスペシャルペンダントを作っている

トライアルカラー

2010-08-02 00:28:16 | ラルベロ(店)商品情報
ここしばらくいろんな色の組み合わせで商品を作っている私達

いままでは商品を作り置きするほど製作が追いついてなかった

春から休み返上で頑張って作り続けてきた成果がでてきたのか
最近は余裕で店の在庫の商品が作れるようになってきた

今までは売れ筋カラーを作るのが精一杯だった
売れ筋の赤黒コンビなどやっと在庫も少しもてるようになった

そうなると今まで作りたくても時間がなくて作れなかった
面白い色の組み合わせに挑戦でできるようになってきた

たとえばこれ、、、、



ちょっとびっくり仰天の組み合わせだけど
結構触っていく人が多い

この色の組み合わせは日本ではなかなか売れないだろうな

そしてこんなやさしい感じの色合いも



これは日本人も大好きな色かな?


この二つ対照的なカラーコンビネーションだけど
おそらくすぐに売れそうだ!

そして夏場はやっぱりこの色


作ってウィンドーにだすと
すぐに売れる!
夏場の人気ナンバーワンカラー

これからしばらくは新作カラーコンビネーションで製作してみよう