ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

今が旬 無農薬 レモンとタロッコオレンジ 自家製ジャム

2023-01-31 07:02:01 | イタリア:食材、レシピ

この3年間有り余るほどあった自由時間で始めた事の一つに

“季節のフルーツを使ったジャムづくり”

 

我が家の毎朝の朝食にかかせないジャム

コロナ禍以前はジャムを作ろうと思ったことはあっても日々時間に追われ

なかなか手か付けらなかったジャムづくり

この3年間で随分いろいろつくりました

 

事の始まりはレモンジャムとオレンジジャム

日本ではママレードはどちらかと言うと苦手だったのに

イタリアで柑橘系のお気に入りジャムを見つけてからはほぼ毎日食べ続けております

 

私のお気に入りメーカーはRigoni di Agiago

日本へのお土産にお勧めです、大体どこのスーパーでも手に入ります

特にここのオレンジママレード(Arancie amaro)とレモンジャムが最高に美味しい

 

ところがいつのころからレモンジャムだけがセールになっても対象外

値段もどんどん上がり1瓶340g が4ユーロ(600円弱)近くに

2023年現在さらに値上がりしております

毎日食べるものとしてはちょっと高いなと感じ始めた私

他のメーカーでいろいろ食べてみたものの比較にならないほど美味しくない

 

ならばせっかく時間もあるし冬なら無農薬レモンも安く手に入ると

レモンのジャムづくりを始めました

 

今年も1月に入って皮まで食べられる(無農薬)レモンが安くなってきたので

4kg購入(大小あわせて30個) これだけ買っても1000円ちょっと

レモンって見てるだけでも絵になりますね~

昨年はいろんなレシピを見ながら何度も試行錯誤してお気に入りの味になったので

今年はリピートするのみ

 

実はレモンジャム下処理結構大変です(しかも4kg分、、、、)

ジャムづくりで一番大変じゃないかと思うくらい手間かかる

 

市場の人にレモンジャムにするから新鮮で無農薬のが欲しいというと

“え~あなたレモンジャム作るんだ~”って驚かれました

きっと知っているんでしょうね手がかかること

 

ざっくりとこんな感じです

まずは前日に皮をむいて中身と種と薄皮にわける

この作業が4kgもあると最後の方はもう嫌になってきます(笑)

 

小さく切った中身は分量の砂糖半分をいれて一晩置いておく

翌朝にはレモンの水分がでてきていい感じ

 

お鍋に薄皮と種を被るくらいのお水を入れて5分から10分くらい炊き

煮汁だけを使用これめっちゃ重要!

レモンの薄皮と種にはペクチンが多く含まれています

 

表面の皮は好みの大きさに切って2回茹でこぼし

一部初回のゆで汁も使います(100ml~150ml)

 

ここまででレモンジャムの制作は8割終わりです

 

あとは全部いれて追加の砂糖をいれて中火で炊くだけ

あまり炊きすぎるとカラメル色になってしまうのでレモンカラーが感じられるくらいに

ペクチンいっぱい入っていますから多少しゃぶしゃぶの状態でも冷えたらとろみが出てきます

 

そして最後の大仕事は瓶詰空気抜きです

これで1年くらいは楽勝もちますよ!

全部で大小あわせて14瓶 

皮むきから空気抜きまでしめて5時間かかりました

 

一年に1回やからできますね!

 

次はオレンジジャム

ほぼレモンと同じ工程ですが

オレンジは白綿使わず、砂糖もレモンより少なく、ペクチン作業無し

でも炊く時間はレモンより長がめにちょっと煮詰めてください

左から真っ赤なシチリア:タロッコオレンジ+ビーズで少々色付け

真ん中はシチリアの普通のオレンジ

右は市販品 :Rigoni di Agiago

 

生縛りジュースは真っ赤なタロッコオレンジが一番美味しい

近年はこんなに赤いタロッコは見かけなくなったなここ数年飲んでないよ(涙)

 

ジャムは以外にも普通のオレンジで作ったほうが美味しいかった

 

レモンなど柑橘系は表皮と薄皮の間の白綿に強烈な苦みがあります

この白綿の分量がポイントです全部入れたら苦くて食べられません

でも全部とったらなんだか物足りない

 

適度に苦みが感じられる程度が美味しいと思う私です

 

材料レシピ

レモンジャムのお砂糖はレモン重量の55%

オレンジジャムのお砂糖はオレンジ重量の40%(オレンジの甘さで調整)

 

コロナ禍でもうジャムは買わなくなりました

フルーツが安いイタリア、自家製がこんなに美味しいことに今更ながら気づきました

 

そうりゃそうですよね市販品はフルーツこんなに入っていませんよね

美味しくなるはずです

 

イチゴ、りんご、アプリコット、桃、洋ナシ、いちじく

一年中いつも自家製ジャムで季節を感じています


2023年 ラルベロ ベネチアンガラス体験工房と団体グループ受付について

2023-01-15 08:35:40 | ラルベロ(店)体験工房

毎年沢山のお客様にご利用頂いておりますラルベロでのベネチアンガラス体験工房→ここ

2022年度はまだ日本からのお客様はほとんどいらっしゃらなかったのですが

 

春からコロナの規制がほとんどなくなり

夏休みにはヨーロッパ在住の日本人ファミリー様や海外赴任のご家族に

多くご利用頂きました

 

そしてそのお客様の口コミで何組も新しいお客様がご来店くださいました

ありがたい事です

 

小さなお子様連れの旅行にはイベントが必要という事でラルベロの体験工房を選んで頂き

喜んで頂いています

 

2023年は1月1日よりベネチアのラルベロで開催しております

 

お店での体験工房は店内スペースが小さい為

一度の開催で4名様までとなっておりますが(ぎゅうぎゅう詰めで6名も可能です)

 

2023年度からはラルベロからすぐ近くの別会場での開催で

グループ&団体様の受付が可能になりました

 

一度に体験いただける人数は基本25名様までとなります

各学校の修学旅行の研修などにどうぞご利用ください

 

25名以上になる場合はご相談ください

 

料金は

  • 基本セット(材料費込):お1人様45ユーロx人数
  • 別途会場費150ユーロ
  • 日本までの送料 

 

となります

団体様の受付は10名様以上からとなります

メールにて→ info●alberovanezia.com  にお問合せお願いいたします

(●をアットマークに変換ください)

 

今までは近くのピザ屋さんの庭をかりてランチ付きで開催しておりましたが

今回からは会場だけのレンタルとなります

事前予約必須です

会場の先約がある場合は予約不可となりますので

企画者様には早い段階でお問合せいただければ幸いです

 

 

 

 


イタリア 小さな村の物語 Grottammare グロッタンマーレ

2023-01-04 08:01:33 | 旅行:イタリアその他

イタリア国内を旅行するときはいつもメインの街からほど近い街 (イタリアではborgo:

ボルゴと言う) を一緒に探訪れる計画を立てる私

イタリアはこんな小さな町が魅力的なんですよね

今回はアスコリピチェーノから海沿いの街:Grottammareにやってきました

 

日本のBSTV番組 「小さな町の物語 イタリア」はこんな小さな町を撮影していることが多いです

 

海辺にあるこの街、夏は海でバカンスを過ごす人たちでごった返すようですが

私達が訪れた9月中旬は夏シーズンも終わり人も少なくて快適でした

 

グロッタンマーレは海沿いの街ですが高台にある町をグロッタンマーレ:アルト「高いと言う意味」といい

全く正反対の景色が楽しめるのが魅力です

 

まずは高台にある歴史地区の入り口

天気も快晴フラフラ街歩きの開始です

街の中心にあるアーチが綺麗なサンジョバンニ教会

そこから下の街を眺めると

絶景じゃありませんか~ いいですね~

そしてこの街の一番高いところには城跡が残っていて公園になってました

公園からみた景色

写真一番下の黒い車が止まっている大きな家が今回私達が宿泊した歴史地区入り口の

家族経営のB&B Villa Fiorita → ここ 

毎朝お母さんが焼いてくれる手作りケーキがでてきます

皆さんとても親切で優しい方でした

勿論お部屋も最高!

 

夜は食後に腹ごなしの恒例のお散歩です

昼間とはまた違った雰囲気でうっとり

街の広場

人にも時々すれ違うくらいで町全体が貸し切りのようでなんとも贅沢

昼間の教会も夜はライトアップされて

普通に腰かけるアイアンの長椅子もおしゃれすぎる~

そして翌日は海辺を散策

延々と続く砂浜夏の終わり人がいなくなってした海をこれまた独占

あまりの気持ちよさに靴脱いで波打ち際をづーっと歩きました(気持ちよすぎる~)

この砂間は脇に自転車道も整備された快適な散歩道

ふと上方をみると昨日の城壁が見えました

こんな風にみえるんですよね

下からみただけではわからないですね高台の街の素晴らしさは

砂浜を延々と歩いて

ちょっと休もうよと景色のよさそうな近くにあったBARに座ってカフェとビールを注文

BARは何の変哲もない普通のBARですが目の前の景色が最高

座って飲んで全部で3.5ユーロ!、

ここイタリアだよね?うそでしょって思うくらいくらいの破格に驚き

やっぱり何回も通ってしまいました(笑)

 

もうベネチアからでると飲食は目から鱗が落ちます

 

そんな海辺で評判のいいレストランに行くことにしました

シーフードレストラン「Il Grecare」→ここ 砂浜にある日本でいう海の家ような感じの建物

いやいや日本よりははるかにおしゃれです(笑)

 

もうここのパスタが生涯忘れらないくらいの激うま!!!!!

Pinoが頼んだパスタが“Caramarata”

イカが一杯入っているパスタと思い込んでいたら

イカを輪切りにして茹でたようなパスタに魚介ソースがたっぷり

Piさんご満悦

そして私が注文したのが手長エビが沢山入ったレモン風味のパスタ

これも甲乙つけがたい美味しさ

 

そしてここの名物エビフライ 来た人のほとんどが注文している

春雨のような極細パスタを巻きつけて揚げてある

サクサクでこれまた激うま

 

帰りに夏シーズンは何時まで営業と確認したら

海辺の家=シーズンのみではなく年中開店とのこと

それほどお客さんが多いってことでしょうね

 

あ~もう一度このレストラン行きたいわ~

 

で食後はPiさん砂浜にある石ベットでまったりしてました

グロッタンマーレ最高!

私はアスコリピチェーノよりはるかにグロッタンマーレが気に入りましたよ

    

 


イタリア中部 マルケ州 アスコリピチェーノ

2023-01-03 08:25:33 | 旅行:イタリアその他

前回の新年のご挨拶に掲載した写真をみて思い出しました

そういえばアップしてなかった昨年の秋のマルケ州の詳細

 

過去にも海外含めいろんなところに行っていたにもかかわらず

何年もアップしていなかったためせっかく行った場所の綺麗な景色や美味しいレストラン

忘れてしまっているこれはやっぱり忘備録としても文字に残しておこうと

おいおい思い出しながら記載し始めています

 

 

友人からすごく綺麗だった“Molto Bello ”と何回も聞かされていたPinoが

行きたい行きたいと何年も前から言い続けいていた街

 

イタリアのレストランでよく見かけるメニュー

オリーべ アスコラーネ (オリーブの中に詰め物をして揚げてあるおつまみ)の発祥地

イタリア中部 マルケ州:アスコリピチェーノに行ってきました

アツアツの揚げたてが美味しいのです

街中にはオリーブの木があちらこちらに

イタリアのどの町にもある中心広場がこれ(思っていたより小さい)

町の中心部から少し離れたエリアにある洞窟のようにの中に建てられた教会

こんな感じの教会は大昔に行ったマテーラで見たのを思い出しました→ここ

12年前のブログを見て「Pino若いな~って思ってしまいましたよ:笑」

 

フラフラ街歩き後は

お決まりのアぺ「アペリティーボ」

食事の間にちょこっと立ち寄り一杯ひっかけるイタリアならでは習慣です

ここアスコリピチェーノのBarでは二人でおつまみ付きで座って飲んで二人で

7€(約1000円)格安ですベネチアならこの価格ならコーヒーしか飲めませんね

毎晩通ってしまいましたよ(笑)

 

宿泊したB&BはCentro Storico(歴史的地区)から少しでたエリア

大きいお庭がある

素敵なキッチン付きのアパート式の部屋でゆっくり

チェックインそうそうこの御宿のネコちゃんが挨拶にきてくれましたよ

朝はこんなこじんまりとしたお庭でゆっくり朝食です

この時期は気候もいいので腹ごなしに夜のお散歩も毎晩かかさずです

次回はアスコリピチェーノの近郊の街 グロッタンマーレをアップ予定です


2023年 新年明けましておめでとうございます

2023-01-02 05:43:33 | ラルベロ(店)での出来事

2023年 新年明けましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします

 

あっと言う間に過ぎ去った2022年

欧州では昨年の春以降ほぼコロナ禍前の状態に戻っております

大みそかのTV番組ではイタリアの都市で開催された年越し野外ライブ

超満員の映像をみていると2019年みたいでした

完全にコロナ禍終わっている感じでした

 

現在中国でちょっとややこしい事になっていますね

もう2度と後ろに戻らないこと願うばかりです

 

今日元旦からお店を開店しました

Pinoから1日くらいはお店休もうよと制止されていたのですが

11月に日本に帰り(私だけですが)イタリアに戻ってからもすぐにミニ旅行にでかけて

遊んでばかりはあかんやろ~って感じで

私一人で開店 → 結果 開店してよかった~です

 

少し早めにお店を閉めて見ていなかったサンマルコ広場のクリスマスツリーを見に行ってきました

やっぱりいいですね街中の大きなクリスマスツリー

広場の回廊は数年前のほうが良かったな   → ここ