ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

飾り皿“ラルベロデザイン”

2009-09-27 05:51:19 | ラルベロ(店)商品情報
Pinoが作る飾り皿の最高峰、、、それはラルベロデザイン
お皿の中に木:ラルベロのかけらやムリーネのかけらがいっぱい詰まっている

下記、これは我が家にある彼のコレクションになったお皿



残念ながらこれには木の一部分が少し見える程度



でも出来上がりはかなり良い感じ

このシリーズのお皿なぜ最高峰なのか?
それは製作にするまでに材料を集めるのに非常に時間がかかる、、、
そう年単位で、、、、、

下記材料の一部分



なぜ材料を集めるのに時間がかかるかと言うと

これアルベロデザインのペンダントを作るときにできる切れ端を使っている

そうお皿の一面にラルベロのかけらを敷き詰めるには沢山のペンダントを作らないといけない

ペンダントをカットする段階で半分に割れてしまうことも多々
そうなるともうお皿には使えない

そうやって少しずつ集めた切れ端を色事に製作していく

釜入れしても割れて出てくることも多々

今年何年かぶりに仕上げた赤黒をベースにしたラルベロデザインお皿がこれ







この大きさのお皿割れずに釜出しできる確率は50%くらい

釜出し時にはいつも“割れてないで”と祈るような気持ちになる


この春ショーウィンドーに並べて間もないうちにお客様の元に旅立ってしまった
日本のお客さまだった、、、、まさに一目ぼれ
このお皿最高のできだった

しばらくして売れなかったら我が家に持って帰ろうと話していたら
お嫁に行ってしまった、、、でも行った先が日本であったことはすごく嬉しかった

あともう少し作れると今度は少し小ぶりで製作、、、これはちょっと木のデザイン少なめ
でもこれもまた一目惚れされた日本のお客様のもとに

Pinoは日本のお客様が大好きだ、、、
自分の製作した物を本当に良く理解してもらえるとといつも喜んでいる

でもう赤黒は材料がなくなったもう数年は作れない、、、、

と言うことで今度はグリーンで製作
焼きあがったあと削り、研磨して90%まで仕上げた
あともう少しでショーウィンドーに、、、、と思っていたら

これまたペンダント同様、、、ウィンドーに並べる前にお客様の手元に、、、、
やはり日本のお客さまだった
どのようにしてそのお客様の元にお嫁にいたったかというと、、、、
まるでドラマチックな出来事が、、、

次回詳しく書いてみたい

ベネチアンガラス:ザンフィリコとフィリグラーナ

2009-09-16 05:33:54 | ラルベロ(店)商品情報
以前にも紹介したベネチアンガラスの最高峰“ザンフィリコ”
詳細は2009年5月27日“釜入れ&特注マドラー”に

この夏とても貴重な“ザンフィリコ”と“フィリグラーナ”が手に入った
まずはフォリグラーナ



見てるだけでうっとり

そしてザンフィリコ



特にこのシリーズ、スパイラル状になっていて奥行きが深い



その中でも断トツの美しさはこれ




この黒と金とアヴェントゥリーナの組み合わせはもう再び
この先手に入れることは出来ないだろうと思う



さーPinoどんな風に仕上げるのか?、、、、
私もワクワク

入手!アンティークベネチアンビーズ ②

2009-09-15 05:45:44 | ベネチアンガラス
今回手に入れたアンティークベネチアンビーズ

まずはこの四角のビーズ



このパスタ(不透明ガラス)のモスグリーン今ではもう手にはいらない
使ってあるアヴェンチュリーナも現在のものよりも輝きが深い

ずーっと以前に手にいれていたアンティークベネチアンビーズとまったくおなじ色だ
これであわせて素敵なネックレスがやっと作れる

そうこのように以前に手入れたアンティークと今回手に入れたアンティーク
こうして時間をかけてネックレスに仕上がっていく

ぴったりと合うビーズが見つかるまでは慌てて作らず
私のビーズ棚の中で待っていてもらうことにしている

そのほかに3種



特この丸玉を押しつぶしたような乳白色ビーズにこれまたアヴェントゥリーナで
装飾してあるこのビーズ




とても上品だ!

これも私好きな色モスグリーンとアヴェントゥリーナの組み合わせで仕上げてみた
出来上がりはご来店時のお楽しみに!

アンティークビーズ、どれも渋くて素敵なのが手に入った!

入手!アンティークベネチアンビーズ ①

2009-09-14 08:18:21 | ベネチアンガラス
歴史の深いベネチアンビーズ
人々を魅了するビーズが数多くある
その中でもアンティークとなるとその人気はものすごく高い
ベネチアでアンティークビーズを手に入れるのはそう簡単ではない

一昔前は市場にかなり出回ったらしいが現在ではもう簡単に見つけることは出来ない

それでも時々ある日突然アンティークビーズが手に入ることがある

先日いつも行く問屋で私の目に留まった素敵なビーズがあった

“なんかいつも違う素敵なビーズがあるなー、
なんかこのアヴェンチュリーナ現在のものより輝きが深いなー”
と思い食い入るように見ていると

お店の人が私のそばによってきて
“そのビーズは1960年~70年代の古いビーズだよ”とささやいた!
たった4、50年前でもアンティークの部類に入るらしい!

うーん数あるビーズの中でもアンティークビーズに引き寄せられた私の目も
さほど節穴ではないなーとわれながら満足

そのビーズ現在では見かけたことのない色とデザイン

でお店の人に聞いた
“この手のアンティークビーズを此処でみたのは初めて、なぜ今ここにあるの?”と聞いてみた

すると“ある工場の古い倉庫を整理したら出てきたらしい”と

そうベネチアンアンティークガラス&ビーズは埃をかぶって
工場の倉庫や個人の倉のようなところにいまだに眠っているらしい


そういえば我ショップ“ラルベロ”の工房でもほとんどさわらない埃にまみれた一角がある
Pino自身一体どんなガラスがあったのかもう記憶に残っていないらしい
きっと綺麗に掃除したら驚くようなガラス材料がでてくるかもしれない

昔ベネチアのあちらこちらにあった工場の片隅にはこんな埃まみれの一角というのがある
ある日突然なにげに整理したら、、、あーっと驚くようなガラスがってことになるらしい

と言うことで今回偶然にも手に入ったのが4種
特に私のお気に入りがこれ



色といい、アヴェンチュリーナの使い方といい素晴らしい

写真では判りにくいかもしれないが6本のカンナ(ガラス棒)をあわせて作ったビーズ



このカンナ自体がどれほど素晴らしかったのか想像するだけで鳥肌がたった

色ガラス棒にアヴェンチュリーナが含まれている
こんなシックで上品なビーズは初めて手に入れた

いつもPinoに言われていた!
“これだ!とおもうガラスやビーズに出会ったときはその場ですぐに買え!”と

この日は私一人での仕入れだったのでPinoに意見を聞くこともできなかった
でも間違いないと思い思い切って買った

店にもどってPinoに見せると
“佳奈枝!素晴らしいビーズだ!”と絶賛!

そんなアンティークビーズを使ってシンプルな素敵なネックレスを作ってみようと思う!

NHK 世界ふれあい街歩き

2009-09-05 07:37:56 | ラルベロ(店)TV出演、ガイドブック

        

7月にNHK BS-hiで放送されている“世界ふれあい待ち歩き”と言う
番組のディレクターの方が偶然ラルベロに来店された

ベニスでのロケを予定しているので色々情報を集めているとのこと

いろいろな質問の中私達の知っている限りのことを伝えると
また来月にと一旦帰国された

8月今度は撮影スタッフと一緒にベニス入り

奇しくもこの夏一番の酷暑の中大きなカメラをかかえ
いろいろな場所で撮影されているのを見かけた

あの暑さの中での撮影はさぞかし大変だったことだろうと思う

この番組は4年前に始まったそうでその第1回目の放送がベニスだったとか

視聴者からは是非ともベニスを放送して欲しいと言う声が多く
今回の撮影となったらしい

ベニス街中をフラフラさまよいながら歩くなって最高にロマンチックだ!
きっと素晴らしい番組になったに違いない!

撮影班が帰国してすぐ義理の兄ナルチが店にやってきた

Pinoの妹の旦那さんなので義理の弟というのが正解だがもう私には完全に兄だ

第一声“佳奈枝、僕日本のテレビにでたよー”って満面の笑みで報告にてくれた

“えー、、、ナルチそれどう言うこと?”

聞くとナルチの住んでいるエリアで偶然にも撮影スタッフに声をかけられ
そして地元の教会などを案内したとか、、、、

いやーまったくの偶然と言え親族が日本のテレビ番組でたのはすごく嬉しかった!

放送予定は10月(木曜日午後10時~)らしい
詳しくはNHK世界ふれあい街歩き

番組の構成上ショップ紹介などは枠が限られているらしく
残念ながらラルベロは登場してないがかわりに義兄弟が出演!

イタリア好き、ヴェネチア好きそしてベニスに来る予定のある人には見逃せない番組だと思う!
どうぞお楽しみに!



ラルベロペンダントと飾り皿

2009-09-04 05:37:10 | ラルベロ(店)での出来事
ここのところ我ショップ“ラルベロ”の看板商品
飾り皿ラルベロペンダントの売れ行きが絶好調だ!




上記飾り皿はこの春日本のお客様からオーダーいただいたもの

正直作っても作ってもすぐに売れてしまうと言う状態が続いている
嬉しい悲鳴とはこのことを言うようだ!

出来上がった作品をあとで写真を撮ろうと思っているうちに
気が付けば売れていたということもたびたび

飾り皿、ホームページのショッピングコーナーに掲載しようとして
写真まで用意してても掲載前にうれてしまう
いつまでたってもWEBでの販売にたどり着けない

8月の始めに衣替えしたショーウィンドー

今回は埃をかぶるより先に穴ぼこだらけになってしまった
それほどメイン商品が売れてなくなってしまったということだ

先日は数年に一度しか作れない飾り皿を日本人のご夫婦がお買い求めになられ

一昨日は香港から来られたイタリア語ペラペラのご夫婦
最初は小物を見ておられたが、Pinoが商品を説明すると
すぐに理解していただき最終的にはお皿2枚お買い求めいただいた

最後に“マエストロ”と言って店をあとにされた

昨日はPinoの友人がやってきてアメリカに行くのに親戚にプレゼントしたいと
アルベロペンダントを10個も一度にお買い求め

ほぼ毎日のように売れていくお皿と、ラルベロスペシャルペンダント
製作者はPinoただ一人

あーPinoが二人必要だ!

11月からの商品出来上がっているのはまだ少々、、、、
不安が頭をよぎる、、、、、間に合うだろうか?