やはり今年も飾り皿に挑戦されるお客様がすごく多かったです
毎年増えていますね~
体験を申し込まれたお客様はこのブログを読み込んで来られる方も多く
お皿は日本の体験教室では制作できないと知って
せっかく来たのだからと大きなお皿にトライされるようです
お皿はちょっと時間がかかりますが
そのぶんデザインも楽しんでいただけますし何よりも達成感がすごくあるようです
インスピレーションでデザインを始められる方
デザインをしっかり決めてこられる方
絵画のようなイメージで制作される方
見ている私達も勉強になるんですよね~
今回もちびっこから大人まで楽しんで頂きました
春休みきてくれた小学生の男の子、お母さんと一緒に楽しんでくれました
この番組をみてラルベロを探してきてくださいました
しっかりと自分のデザインができていておじいちゃんが横から
アドバイスすると “僕につくらせて~” となかなかかわいかったです
お店にあった古いカッティングマシーンがお気に入りでした
夏休みにきてくれたYちゃん大きなお皿が作りたいと
大人でも完成までにかなり時間がかかるサイズにトライ
でも感性で仕上げていくYちゃん
こんな大きいサイズなのにあーっと言う間に完成でした、大人顔負けの速さでした
できがりはこれ
そしてそれぞれがお皿にトライされたファミリーもありました
特にお母さんはデザインをしっかりイメージされてこられたようで
“ブーケ”のデザインとこんな感じに制作
なるほどミッレフィオリだからブーケのデザインはもってこいですね!
娘さんも面白いミッレフィオリの使い方をされ
お父さんは“ ラルベロ ”のデザインでとこんな感じに
3人とも素敵に仕上がりました
ラルベロのように絵画風に仕上げるときはミッレフィオリしっかりでデザインして
周りは思い切って透明ガラスで抜いたら綺麗に仕上がります
窓際に立てて飾ったり、壁掛けにしてもいいようです
夫婦でこられたご主人は絵画風に
冬、雪だるまとイメージされました
奥様はこんな優しい色使いで 立てて良し
置いて良し
そしてお皿づくりは夢中になると大人も子供も
最後は何故か立って仕上げられる方多いようです(笑)
ラルベロでは制作された作品をその後Pinoが焼き入れします
そしてお皿のような大きなサイズは相性の悪いガラスを組み合わせてつかうと
ヒビの原因になることもあるのです
小さなものは焼き直しで綺麗に焼きあがることがほとんどなのですが
大きなお皿はその逆で焼きなおすとバラバラになってしまうこともあるのです
ですから少しヒビが入ってもそのまま送らせて頂いております
ヒビといってもそれが二つに割れてしまうことは御座いません
今年は残念ながら数枚ヒビが入ってでてきました
たとえばこれ
完全にこの丸いブルーのガラスが原因でした
遠目にみるとあまりわからないのですが、、、
相性の悪いガラスを使っておられるときはその場ですぐにお伝えするのですが
焼いてみないとわからないガラスも結構あります
このガラスちょっと危ないかもと思ったのですが
これを嬉しそうに使っていたYちゃんに“使ったらだめだよ~”って言うのが
かわいそうで思い切って使ってもらったのですがやっぱりちょっとヒビが入りました
心を鬼にしてお伝えしなければならないこともあるようです
いやいやその前に危ないガラスは全部抜き取っておけばいい話なんですが
なんせ凄い種類のガラスで見つけ次第抜き取ってはいるのですが
正直全部抜き取るのは難しいのです
沢山あるガラスの中で他とちょっと風合いが違ってひときわ綺麗に見える
そんな材料が結構危なかったりします(笑)
綺麗なバラに棘があるのと同じですね
ほんとガラスは奥深いです
そしてこれ
まわりに使われた特殊な色のガラスとアベントゥリーナの相性が
合わなかったようです
そしてこれ、、、、
ほとんど何処にヒビが入っているかわからないですが
すこしヒビがはいりました
ヒビが入っても形&作風はかわりません
二つにわれてしまったことも一度もございませんのでご安心ください
ヒビのリスクのことも知って頂きたくてあえてこのブログに書いております
そのうえでお皿づくりに挑戦していただけたらと思っております
50年以上ガラスの仕事をしているPinoですら
ガラスの技法にはまだまだ分からないこと
沢山あるといつも言っています
だからこそガラスって面白いのでしょうね!
2014年は3月上旬より再開致します
是非ベネチアにおいでの際にはラルベロに思い出づくりにいらしてください!