ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

イタリア 嘘みたいな本当の話 1  税金の話

2014-03-19 06:25:47 | イタリア:怒り&忍耐

このタイトルでイタリア事情を書き始めたらきっと終わりがないだろうな~

と思うほどネタは沢山ありそうです、、

過去の出来事も思いだしながら徐々に紹介しましょう(笑)

 

今回あまりに驚き、大笑いし、少し怒ってしまったこの出来事

何かと申しますと

 

2014年3月イタリアに戻ってきて居てなかった間に届いていた郵便物の整理を

していた時の事

わかるものは殆ど私がするのですが

ややこしそうなものはPinoにみてもらわなければならない

 

でも彼書類の整理事が死ぬほど嫌いだと言っていつまでたっても見てみないふりをする

ポストに書留の不在通知が入っていても目も通さず

いつまでたっても取りに行かないような人

 

そんな中ある手紙を発見

Pi “ わー、、、いい知らせがある~ ”

Ka “ なになに ”

 

この手紙に書いてあったことは税金を支払過ぎているので

返却しますと言う知らせらしい

 

私の本音  ほんまかいな~

イタリアにしては超がつくほど珍しい出来事

金額もバカにできない2500ユーロ(日本にして36万ほど)

 

しかも大笑いしてしまったのが一体何年度の税金かというと

 

なんと1997年度と書いてある

空いた口が閉まらない! 今から17年前の収めすぎた税金が今頃間違っていました

からと返ってくると言うことらしい

 

ありえんへん話、、、、、

17年前って、、、、

下手したらもう亡くなってしまっている人もいるかもしれないし

引っ越しして消息不明の人だっているかもしれない

わざとそれを狙ってこんな知らせを送ってくるのだろうか?

 

イタリアでは請求事は期日間違いなしにきっちり来るのに対して

返金事はたとえこちらに落ち度がなく先方に間違いがあっても一旦支払った

ものは一筋縄ではなかなか戻ってこない

 

実際私の友人も証明書関係で払う必要のなかった金額を返金しますといわれてから

1年たっても返金されないって言っていた

 

そんな話を聞いていた私

Ka “ お知らせだけで返金になるまでに何年もかかるんと違うの~? ”

Pi “ いやーそんなことない!手続きすればすぐに支払になると思う ”

Ka “ でもいその手紙12月初めに届いていてもう4か月もたって無効になってない?”

Pi “ いやいやメールを送ればいいみたい ”

Ka “ メールよりもまずは電話して聞いてみれば~ ”

Pi “ それが、、、電話番号書いてない!メールアドレスしかわからない! ”

 

え~嘘でしょう!そんな大事なお知らせに電話番号がないなんて~

年寄りでメールできない人は一体どうするのよ~

 

ということでなにからなにまであり得ない話ばかり

さて~この払いすぎた税金は本当に返ってくるのでしょうか?

ぬか喜びになったりするのでは?

結果がでましたらまたお知らせします


困ったことに、、、、

2012-07-02 18:46:34 | イタリア:怒り&忍耐

春からトラブルが続いている我が家の電話回線

6月中旬旅行から帰ってきたら電話回線喪状態に

かける人からはちゃんと呼び出し音はなるけれど

家の電話がならない状態

 

こなるとネット&メールはもちろん電話すらできない

一度春に同じことになり電話会社の人が修理にやってきた

 

原因は電話会社管轄の電信がふるくなっているためらしい

でその時はお掃除してもらったらちゃんと元通りに

 

ここ1、2か月は問題なく使えていたのがまた電話回線がなくなり

再度修理の人がきて調べてみると

前と同じ部分に蟻がいっぱい

 

とにかく綺麗にしてもらい無事に回線がもどったと思ったら

 

1週間もしないうちにまた電話回線喪失

電話会社に電話して少し操作しただけで今回はもとに戻った

 

ところが1時間後また同じ状態に

これ土曜日の朝の話

たまっていたメールの返信をしようと思っていたらこのありまさま

 

でまたまたクレームの電話いれるも修理にきてくれるのは火曜日になると

 

メインにネット&メールをするのが土日のためこれもできず、、、

たしか先週の土日も電話回線がなかった

 

修理人いわく電信をもとから変えないとたぶんダメ

とのことで、、、

このイタリアで言ってすぐに動いてくれるわけもなく

 

電話会社にクレーム言ってもいつもセリフ

“私が悪いわけじゃない”

 

もーこのセリフ聞くと頭に血が上って逆上してPinoにあたってしまう私

 

明日修理の人がきたらちゃんと電話会社に説明してほしいと懇願してみよう

 

本当に変えてくれるのか?(変えてもらわないと困るんだけど)

いつ変えてくれるのか?

 

ということで我が家の電話回線こんな状況ですので

メールでの返信がタイムリーにできず遅れてしまいますことご了承お願いいたします

 

メールは数日に1回知り合い宅の回線借りて送りますので

 


一難去ってまた一難

2012-04-16 01:57:30 | イタリア:怒り&忍耐

先月の “家の中が真っ白け~” 事件から1か月

やっと正常な日常生活に戻った4月

 

昨年の夏長く使っていたパソコンが壊れた為

今回の帰国時に新しいパソコンを買ってイタリアに戻った

 

パソコンを買い替えたのを機に古くて遅いADSLのモデムもこの際変えてしまおうと

早速テレコムイタリアに交換行った

 

なんなく無料で交換してもらい最新型のWi-Fi対応に

 

このモデム交換できっとおそらく何か問題ごとが起こるだろうと

あらかじめ予想していた私

 

予感的中、、、、やっぱり、、、イタリア

 

モデム交換したとたんインターネットどころか

大切な家の電話回線が通じなくなってしまった

 

この電話回線が通じなくなることは想定外だった為少々あせった

 

しかも間が悪くパスクワ(イースターの復活祭)のお祭り時期にかさなり

テレコム (日本でいうNTT) に電話してもパスクワ済んでからしか調べに行けないと、、、、

仕方なく3日間不通の状態で過ごす

休み明け早速きてくれていろいろ調べてもらうと

なんと家の外の電話会社管轄の器具が問題ありと発見

 

そういえばモデム交換前にも数日電話回線が通じなかった日があった

思い当たる節もないのでそのうち戻るだろうと気にもしていなかった

 

工事のおっちゃんが直してくれ家の電話が通じるようになった

なんと工事のあとテレコムから“ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした”と

お詫びの電話あったと言う

 

日本じゃあたりまえだけどお詫びの電話なんて少々驚いた

イタリアも少しはサービスって言葉を習い始めたかと、、、、

 

で早速新しいモデムに繋ぐとなんともたもや電話回線喪失!

 

一体どうなっているのやらと

モデムなしで電話回線を直接つないでも回線喪失状態

 

もーいったいどういうことやねん!

又怒りが沸々と沸いてきた

 

翌朝Pinoがフリーダイヤルに電話して回線が戻り

安心して店にでかけた

 

そして帰宅後またモデムに繋ぐと

またまた電話回線喪失、、、、、もういやや~

それでなくても仕事で使っているパソコン

メールのチェックができなくなると命取り!!!ストレスたまりまくり

 

そんなことを何日かくりかえし電話回線は通常に戻った

 

この間Pinoの友人でパソコンシステム会社を経営しているMさんのところに

新しいパソコンを持っていってWi-Fi対応に設定してもらっていた

Mさん“あとは繋いだらすぐにネットできるよ”って

 

ネット関係での困りごとがあったらいつもパソコンもって彼のもとに走る私

ありがとうMさん!あなたがいなかったらもうどうしていいかわからなかったよ~

 

あとはモデムに繋いだらOKということなので

夜帰宅して早速繋いでみるもでもどうしてもADSLにつながらない

モデムは正常に作動している

 

仕方がないので翌朝またMさんのところに状況を説明しにいった

 

Mさんいわく“おかしいな~つながるはずなんだけどな~”

 あらかじめ撮影しておいた表示される画面をせると

 

“あーこれおかしい!!!この分は僕のところでいじることはできなくてテレコムが設定している部分だから

フリーダイヤルに電話してネットの回線を設定してもらわないと”と言う

 

えーまたフリーダイヤル

 

もうーいいかげん嫌気がさしていた

一体何回電話したらちゃんとなるねん!

いやだいやだといっても電話しないことには前には進まない

 

でMさんが指摘した箇所をテレコムに言うと

テレコム側で操作してネットが見れるようになった

 

あーこれで一安心!

 

ここまでたどり着くのに約10日かかりました

ふ~疲れる!これが昨日の朝の話

 

そして今朝パソコン立ち上げるとえーまたネットにつながらない!

 

でまたまたテレコムに苦情の電話

操作されて繋がるように、、、、、

 

今現在朝立ち上げた状態でこのブログを記載している

 

なんかパソコン切ったらまたつながらなくなりそうな気が、、、、、

ブルーだわ~

 

ということでまたネット具合わるくなるかもしれません

私からのメールが遅れる場合があるかもしれませんが

必ずお返事しますので少々おまちくださいませ


イタリアのストライキ

2011-09-07 06:39:52 | イタリア:怒り&忍耐

 

今日9月6日はイタリアではストライキでした

最新のストライキ情報はHISイタリア支店のブログ

で確認できるので便利

 

イタリア旅行の前に一度覗かれたらいいかもです

 

で今日は空の便、陸の便、海の便すべての交通網がストライキでした

これだけすべての交通が一度にストライキはちょっと目面しいかな?

 

で私はバスがストライキに突入する前にベニスにたどり着かなければと

朝の8:30に家を出発、案の定道路は渋滞でノロノロ運転

 

お店に着きしばらく仕事して

公共料金の支払いに近くの郵便局にいくと

ラッキー!

いつものは長蛇の列で何度もあきらめて帰っていたのが

今日は私の前に2、3人だけ

 

待ってる間ふと閉まっている窓口にある張り紙に目をやると

 

〝郵便&小包関係は本日ストライキ〟

 

と、、、、、そんなあほな~

 

支払い関係は通常通りでサービス関係はストライキかい!

 

もう笑ってしまいました!さすがイタリア

取る(支払い)方だけはストライキ無しでした

 

もうストライキ慣れしている私達、

最近ではストライキの情報がはいるとそれにあわせる事が出来るようになってる私

ここまでたどり着くのに6年かかりました

 

でも旅行者にとったらとんだ災難

大きく予定が狂ってしまいますよね、、、、

 

私も旅行者時代に一度ストライキにあたり

一晩眠れない夜を過ごしたことがありました

 

私達が旅行の計画を立てて一番心配なのはこのストライキ

〝ちゃんと出発できるかな?〟

 

幸いいままで大事にはなってませんがおかしな話ですよね

楽しみの旅行がストライキでちゃんと出発できるかどうか心配しないといけないなんて

 

なんとかならないものでしょうかこのイタリアのストライキ!


とうとうラルベロが パート⑤ 犯人は?

2010-05-07 02:16:15 | イタリア:怒り&忍耐
ラルベロでの泥棒事件が起こり、近所の人が集まって判ったこと

この半年くらいこのオスペアレット商店街のかなりの店で同じような
被害がでていたことが判った!

前のフランコのBAR 5回、

隣のドラックストアー1回、

近くの美味しいピザ屋さん何回も(被害総額も恐ろしい金額)、、、

仮面ショップのパピエル

その向かいのワインバー“マスカレード”、

持ち帰りピザ屋さん

ホテル、、、
挙げたらきりがないくらいあそこもここもと言うことに

噂ではこの近くに住んでいるイタリア人青年らしい(あくまで噂?)
22歳にしてもう刑務所に2年入り出てきているらしい

先日近所のTさんが彼に面と向かって
“お前がやったんだろう”と尋問したらしい、、、それを後で私達に言いに来てくれた

すると
“僕じゃないよ!僕は店はやらないBARとレストランだけ、情報調べておくから”とぬかしたそうな!
こやつまともじゃない!

なんちゅう会話や!あきれて物が言えない!
警察は一体何をしているのや!

あと1ヶ月半で又刑務所に入ることが決まっているらしい
なぜにすぐに捕まえないのか?

その母親が仮面ショップの店主に言った言葉
“早く刑務所に入って欲しい!”と、、、、、これ母親が息子に言う言葉だ、、、、

よくわからんイタリアの警察のシステム
それとも泥棒ごときは日本で言う万引き程度の扱いなのか?
犯罪が多すぎて刑務所がいっぱいで入れないのか? (おおいにありえる)

いづれにしても日本人の私には理解しがたいことばかり

現場検証に来た形跡もなければ
被害届も結局は当日にできず翌日回し

事件が起こった日Pinoはいわれるがまま3回警察に出向き
3回目に“明日来て”といわれ大爆発していた!
日本ではありえない話

それを聞いた私怒りを通り越し本気で笑ってしまった、怒る気力もなくあきれるばかり、、、、

被害にあった人皆口をそろえて言う
“警察?なにそれ?そんなもの当てにならない”

、、、、、これでいいのだろうかイタリアの警察

それにしてもこの泥棒騒動は昨年の11月から始まったそうだ!

ちょうど私達が日本で仕事して店を閉めている期間
特にここ数ヶ月模範に起こっていた
不幸中の幸い、、、事件発生が私達がベニスに居る時でよかった
これが日本に居る時に起こっていたらと想像するだけで寒気が走った!


これは余談になるが今日の朝のテレビニュースで
ベネチアのレストランの窓が何者かに割られたと報道されていた
勿論オスペアレット商店街で起こっていることがちょっと先で起こったわけだけど
テレビを見ているとダイバーが運河に潜りなにやら探している様子、、、

一体何を探しているのかとそのままニュースを見ていたら
なんとこの犯人、ベニスの建物に一体化して残っている石の彫刻(人物)の顔の部分だけを取り去り
どうやらそれで窓ガラスを割ったらしい!

顔だけがない彫刻が映り
ダイバーが探してしたものはどうやらその“顔”の部分のようだった!

世界遺産のベネチア勿論建物やその他は国の重要文化財!
もーなにすんねん!

これは大変とすぐに出動していた警察、、、、お国宝を運河に潜り探していた

私達は自分達で鉄戸を釣り上げた!
市民の為には簡単に動いてくれない警察なのであーる!
言っておくけどあなた方の給料は私達の税金(払うというよりもぎ取られてる)なんだからね!

とうとうラルベロが パート④ これでもかー!

2010-05-06 03:49:27 | イタリア:怒り&忍耐
とにかく入り口の扉は鍵がしまり、鉄戸も補強できた

次は大きな一枚ガラスのウィンドーの夜間保護

このウィンドー我父がラルベロにやってきた時に
“これ夜はどうしているの?何もつけてないのは危ない!”と言っていた

しかも私達は毎年冬場に店を閉めて日本に行く
以前から何とかしようとPinoに言っていた

するとPino
“大丈夫鉄戸はちゃんとあるから、、、
このショップをオープンした30年前に数回使っただけで店の奥に誇りだらけになって置いてあるから”

私 “じゃーそれをつけようよ”と3月から言っていたにもかかわらず
めんどうなのかなかなか手をつけようとしなかったPino

でも今回のこの騒ぎ、、、
100%ガラスが割れてしまったかもという恐怖の体験をしたせいで
Pinoもやっと本気になってくれた

重い重いこの鉄戸を引きずり出し綺麗に洗いウィンドー前に取り付けられるように調整にかっかった

長く使用してなかったのでなかなかうまくはめられない
それでもなんとかドリルで調整してこんな風にはめた!




どうだ!もうこれで何もできないだろう!とでも言うようなPino表情!

このウィンドーの鉄戸3枚、、、めっちゃ重たい
女性の私にはなんとか店から運び出すことはできても
この高さまで持ち上げはめ込むことはとてもできない

泥棒にガラスを割られるより私がこの鉄戸でウィンドーを割ってしまうに違いない
怖くてとてもできない!

でここでまた鉄職人“サンドロ”になんとかできるよう調整してもらうことにした

さすがにこれは時間がかかるのでPinoが居ないときは
それまでは開け閉めは前のBARのフランコにお願いすることになった!

いつも助けてくれてありがとう!フランコ!
近くの他人様なのである!これまた感謝!

そして事件当日、できる対策は全て施し家路についた
到着したのは夜11時だった
疲れた一日だった!

とうとうラルベロが パート③職人の国イタリア

2010-05-03 01:32:43 | イタリア:怒り&忍耐
現れた救世主 その①



この人“メモ”というPino友達だ!(というよりも人生の大先輩!)
オスペアレット商店街に住む85歳の元気一杯のおじいちゃんだ!

いつも背筋を伸ばし颯爽と歩いている、笑顔のたえない魅力的な人だ、
85歳になった今も仕事の依頼がくれば即飛んでいく

この人の職業“ファレニャーメ”と言う、日本で言う木工師?木の職人さんだ!
修復技術には長けているイタリアでは重要なアルティジャーノ(職人)

メモが壊された扉を見て“直してあげると”と言って道具を持ってやってきてくれた

私、、、こんな風に壊れたものを簡単に直せるのだろうか?内心思っていた

さすがベテラン職人さんあっと言う間に修復させ鍵が掛かるようにしてくれた
できたのがこれ



Pinoが “ありがとうメモ、お支払いしないと” と言うと

するとメモ
“なーに言ってだ!ありがとうは僕に言うのではなく神に言いな!困っている時はお互い様さ”っと
日本で言う江戸っ子のべらんめー調に言ったのがとても可愛かった!

そして現れた救世主その②


この人もPinoの友人でサンドロという鉄職人のおじいちゃんだ!現在81歳
彼も歩く速度は私の倍以上?重くて大きなものでもへっちゃらお茶の子さいさいと担いでしまう

釣り上げた鉄の戸の補強が必要となり
サンドロの助けが必要になった、、、偶然にも前を通りかっかったサンドロに

ことの始終を説明すると
“わかった!すぐにやるよ”とそのまま重い鉄戸を自分の工房に運びこんだ!

近所の人たちは皆、鉄の戸の補強なんてそんな簡単にすぐにはできないよと
心配してくれていたが、サンドロに頼んだというと!皆

“あー彼なら大丈夫!しっかりやってくれるよ!”近所でも有名、評判の鉄職人だ!

で小一時間で出来上がった鉄戸がこれ上下に太い補強のパイプがついている




ブラボー!(すごい!)



そして鉄戸は以前よりはるかに強度を増しラルベロを守ってくれる


サンドロは言う!僕は人生今まで仕事に逸れたことは無い、いつも何かしら仕事はあった

メモにしてもサンドロにしても自分の仕事を心から愛している
この歳になっても元気ではつらつとしていられるのはきっと愛する仕事があるから、
そしてそれを必要としてくれる人がいるからだろう!

二人ともいつもPinoのところにやって来ておしゃべりを楽しむのは、
分野は違っても同じアルティジャーノ同士、合い通じるものがあるからだろう!

Pinoはいつも私に言う
“僕はメモやサンドロのようになりたい
歳をとっても仕事を続け何時までも生き生きと輝いていたい”と

と言うことで二つの問題は二人の救世主のおかげでなんと一日で解決した!
何もかもがぐちゃぐちゃのイタリアだけど人情は日本以上に深い!

“困った時は遠くの親戚より近くの他人”諺通りだ!
こうして二つの問題は近所の助けで解決した!感謝感謝!

でもまだ一つ大きな問題が残っている、もう二度とこんな思いはしたくない
ガラスのウィンドーの保安、、、、
続きは次回

とうとうラルベロが、、、、パート② 釣り上げた物

2010-04-30 05:45:38 | イタリア:怒り&忍耐
朝の7時、ドキドキしながら店に到着してみると

なんとウィンドーは壊れてない!

入り口の鍵をこんな風に壊して中に入った様子!


二人とも100%ガラスを割られたと思い込んでいただけに一気に気持ちが蘇った!
あー良かった!なんとかすぐに商売が始められる!

外から見る限りは商品には一切手付かず綺麗なままだった
保管会社“一応警察には知らせました、見に来ましたらから”と

私“えーガラス大丈夫じゃない!”
保安会社“ガラスは大丈夫と言ったと思うけど?”

どうもPino寝ぼけに起こされてはっきりと聞かなかったらしい

入り口は頑丈な鉄の戸で保安している
だから入るとしたらガラスを割って中に入るしか方法がないと
私達は思い込んでいた!

ところがどっこい犯人は入り口の扉から進入していた

保安会社“あなた昨夜鉄の戸を閉めるのを忘れて帰ったでしょ?”
Pino“いやーそんなこと無い絶対に締めました!”

保安会社 “だって鉄の戸ないですよ、いつもあるのに昨夜夜中の1時に通った時には無かったですよ!
てっきり忘れたんだと思ってました”

Pino慌てて店の中に入って確かめると
店内には残っていない、、、、おかしい?

私、、、Pinoに言った
“鍵を壊してはずし隠すためにあの運河に投げ入れたに違いないよ!”

Pino
“あんな頑丈な鍵どうやって壊すの?ドリルが無いと無理だよ
そんなことしたら近所に聞こえてすぐに通報されるのに”

ちなみに通常はこんな風に上下に鍵を2箇所つけて閉めてました


ウィンドーのガラスがセーフでほっとしたのもつかの又次の問題が、、、
無くなってしまった鉄の戸、、、これがないと今夜鍵がかけられない!

とにかく店内にはいると、、、
このありさま、、、


生まれて初めて体験した盗難、、、
Pinoすぐさま警察に向かった!
その間私は現場検証に備えて一切なにも触れずに待っていた!

するとものの20分ほどでPinoが戻ってきた

私“早くすんだね!”
Pino“担当がやってくるのが8時だからもう一度その時間に来てと言われた”と、、、

私 “、、、、、、”無言
やっぱりイタリアだ!これだけのことが起こっているのに時間に来いってか! 小怒り
そして8時になるのを待ちPinoは再び警察に出掛けた!

電話が鳴ったので私の指紋がつかないようにでた
Pinoからだった!店内の整理を始めたらいいという、、、
えー現場検証はすんでいるの????
まー朝一応警察はやってきたらしいからそう言うなら始めよう

一応店内荒らされた所の写真だけは撮り整理整頓を始めた
ほとんどのガラスには目もくれずお金のありそうな所だけをぐちゃぐちゃにしていた



これ店内奥の棚に入れてあった例のラルベロの時計が入っていたケース
幸いなことにこのケースから時計が盗まれた形跡はなかった

しばらくしてPinoが戻ってきた

私“どうだった?”
Pino“なんか緊急の仕事が入ったらしくて午後3時に来てくれと言われた”と、、、

つくづく、、、、イタリア、、、、イタリア、、、、  中怒り
店の整理はすぐに一段落した!

さー問題の“鉄の戸”
おそらく投げ入れたであろうと考えられる運河の底を集中的に
Pinoの鉄扉釣りが始まった!


運河は濁っていてまったく底は見えない

ご近所さんも“何があったの?手伝うよ!”みんなで色々知恵を出し道具を探し、、、
魚釣りならぬ鉄戸釣り?


観光客は一体何を釣っているのやらと言う顔をで不思議そうに眺めている
格闘約1時間、、、、あっ!手ごたえが!



来たー間違いない


そして釣り上げた!!!!




拍手喝采!Pinoお疲れさん!



釣り上げた鉄の戸を見て驚いた!
壊されたと思っていた鍵がついている????
えーどうして?
鍵を壊さずにこの鉄の戸をはずすなんて絶対無理、、、
と私達思いこんでいた!ところが、、、
あったんだな!取り外す方法が!


Pinoも一体どのようにしてこの鉄の戸をはずしたのか???考えこんでいた!
でもしばらくして“あー判った!”と、、、、
この鉄の扉最初は上下にちゃんと鉄の枠がついていた

あまりに重いので上下の重い部分を切断したという
こんな感じ




上下の枠を切断したことにより鉄戸は弱くなった
それでもこの鉄戸で30年何事も無かった!

この犯人この鉄の戸をベニヤ板のようにぐにゃっと曲げコンクリートの穴から引っ掛けをはずし、そして運河に投げ入れたようだ!
そんなあほなーって感じだけど、見事というかなんと言うか???

これには皆驚いた!犯人は怪力だ!
そして入り口の扉を蹴り飛ばして壊したのだろう!

鉄の戸は見つかった!でもこれではまた同じことが起こってしまう
そして壊された扉の鍵、今夜までになんとかしないと
業者にたのんだとしても今日中には絶対に直らない、、、、

困った!どうしよう?、、、、、
でも救世主が二人が現れた!

続きは明日

とうとうラルベロが、、、、パート①

2010-04-29 04:20:49 | イタリア:怒り&忍耐
恐れていた出来事が起こってしまった

事件発生から数日が経った
心もやっと穏やかになってきたのでこのブログに書こうと思う

我ショップラルベロのある“オスぺアレット商店街”(これ私が勝手に命名している)で起こっていること

事の始まりは月曜日の早朝、5時に家の電話がなった、、、、

一体こんな時間に誰?きっと間違い電話だろうと思いながら受話器をとると

“インゼリッロさん?(Pinoの苗字)”と言う声

“チビスです(保安会社)”と言う

私寝ぼけていたせいもあったのか何を言っているのかあまり良くわからなかったので
とにかくPinoに代わった

Pinoなにやら返答している
そして受話器を置き一言
Pino “あーっ!”と叫んでいる
私 “どうしたの?何があったの?”

Pino “やられた!店に泥棒が入った!チビスがそれを見つけて電話してきた!”
私 “えーっ!!!なんてこと!!!”

頭が一瞬真っ白になった
とにかくすぐに店に行こうということで慌てて用意して家をでた

自宅から店までの道中約1時間半
その間私達の頭の中はもうバラバラになってしまったウィンドーのガラスと
一体どれだけのものが盗まれ、どれだけの物を壊されたかと想像するだけで頭が
くらくらしてきて二人とも無言だった

間が悪いことにいつもなら少々のつり銭を残して売上金は全て
持ち帰っていたにもかかわらず昨日に限って200ユーロ(26000円)も置いてきていた

まーこれはまだあきらめのつく金額

それよりも割られたウィンドーのガラスを新しく作り直す金額や時間
せっかく作った商品が盗まれたり、この衝撃で割れたりして売り物にならないことを考えると二人とも言葉がなかった

そして今週末からはゴールデンウィークで日本からのお客様も増える
そのために良い商品をこの時期に合わせて用意してきたのに
それも全てパーとなる、虚しい!虚しすぎる、、、

勿論割られたウィンドーでは商売すらもできない
一体どれだけの損失がでるのか?、、、、、ますます暗くなる私達

それでも起こってしまった!泣いていてもどうしようもない!なんとかしなければ!
道中二人で話し合った

①今夜割れたウィンドーをどのようにして鍵をかけるか? 
②一刻も早く商売できる状態にするにはどうしたらいいか?
大きな二つの問題を抱えながら背中を落としながらリアルト橋から店に向かった

店の手前の運河までやってきたら保安会社の人が私達の到着を待っていてくれたのが見えた
あーどんな状態になっているのか?見るのが怖かった

続きは明日