ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

イタリア野菜:ラディーキョ・トレヴィーゾ

2012-03-23 02:41:16 | イタリア:食材、レシピ

日本での仕事を終えてまだ寒いベニスに帰ってきての楽しみといえば

やっぱりイタリアの美味しいもん!

食いしん坊の私たち!

あ~帰ったらあれ食べようこれ食べようと

Piと二人飛行機の中から食べ物のことばかり

 

日本以上に旬のものが豊富に出回るイタリア

その時にしか食べられないものが沢山ある

 

その一つ!

ラディーキョ・トレヴィーゾという冬場の寒い時に出回る野菜がある

青梗菜くらいの大きさかな?

なんとも鮮やかな色で味もしっかり濃くてすごく美味しい

安い時で朝市では1Kg:2ユーロくらい(220円:1Kg3個くらいかな?)から

ベニス島内のように超物価が高いところでは

なんと1Kg/5ユーロ(600円弱)以上することもある

朝市でも綺麗に葉が揃ってしっかりしているものはかなり高めの値段がついている

 

冬場の野菜としてはすこしお高め?

いやー日本に比べたら涙ちょちょぎれめっちゃ安い野菜たち!

日本から帰って来たばかりだとすべての野菜が安く感じて

思わず買いすぎてしまう始末!

 

そして今回も朝市に行って例にもれず買いすぎてしまった野菜

 

特にPinoは八百屋のおっちゃんに〝1kg:2ユーロやけど2kgで3ユーロにするで〟

って甘い誘惑の言葉をかけられるとついつい買ってしまう性格

 

横からそれを阻止しようとする私を振り切り

そーなん!ならもらっとくわ!” と勢いよく返事している!

間違いなくおっちゃんに性格見透かされている!

 

でこの野菜どのようにして食べるかというと?

サラダとして生で食べてもOK

炒めてリゾットやパスタの具にしてもすごく美味しい

オリーブオイルでにんにくと玉ねぎと混ぜてたっぷり炒めて絡めると

肉などの動物性タンパク質などを入れなくても

この野菜だけですごく美味しく仕上がる

 

沢山買いすぎてしまったラディーキョ・トレヴィーゾ

いくら美味しいからっていっても冷蔵庫の中にはいりきらへんやろー

と怒る私に

 

大丈夫下ごしらえして冷凍保存する”とおばちゃんPinoに変身

さっそく料理にかかった

 

でとりあえず今回はパスタに絡めて出来上がり

上には勿論パルミジャーノをたっぷりかけていただきました!

めっちゃ美味しい!

 

炒めて残ったものは小分けにして冷凍保存

次回のリゾットに使うとか!

 

他にこの野菜の究極の美味しい食べた方!

焼きラディーキョ・トレヴィーゾ

左端のふにゃふにゃになったもの、、、

焦がさないように弱火でゆっくり焼きあげるのがコツだとか

 

葉っぱ物を焼いて調理するって感覚がない日本人の私

初めて食べたときは目から鱗が落ちました!

水分がとばされ味が凝縮されなんとも言えない究極の味

ほんの少しのオリーブオイルと塩だけでOKです

日本の野菜にはないな~この味

 

冬野菜のブログを書いてますが

現在ベニスはもう春まっさかり

この時期としては異常なほと暖かい毎日です

イタリアに戻ってからお湿り程度の雨が2回あっただけで

雲一つないいいお天気が続いてます

 


大変だった真っ白け~の家の中

2012-03-18 23:57:47 | イタリア:自宅&畑&花

 今回の帰国時に自宅で待っていた問題ごと

家の中が真っ白け~”事件

 ひゃ~もう今回ばかりはほとほと参りました!

 

気持ちのいいお天気のベニスの空港についてタクシーで自宅に向かった私たち

帰ったら窓あけて布団ほしてゆっくりお茶でもしよう!と

ルンルン気分で帰ってきた

 

が一歩家の中に入って愕然

とにかくどこもかしこも小麦のように細かいほこりがつもり

床や机はもちろんソファーや家具までもう真っ白

 

天上でも落ちたのかと思うほどの埃

ちょっと歩くだけで埃が舞い上がる

 いくら数か月家を空けていたとはいえここまで埃が積もるには

何十年もかかるだろう、、、と思うくらいのすごい埃だらけ

 

Fだけではなく2Fのベットルームまでも埃だけ

寝ることすら出来ないひどい状態

 

原因は、、、、、

 

実は私たちがいてない間に家を見てくれる人が見つかったと書いてましたが

この方のお仕事が原因でした!

 

信頼できるとても気のいいオッチャンなんです

彼が出発の前のPinoに言ったそうです

 

帰ってくるまでに湯沸し器の位置を今ある場所から邪魔にならない場所に移動して

空いたスペースに水洗い場作っといてあげる。

そして帰る数日前に電話して暖房付けて家温めておいてあげるから”と

 

あーなんて親切!”

これで毎年のように氷の家に帰ることはもうなくなったよ~”とPinoは大喜び

 

もともと水道配管の仕事していたこのおっちゃん

Pinoの家の改装時には事あるごとに手助けにきてくれていた

技術もばっちり!

困ったときにはこのおっちゃんと

我が家の御用聞きになってくれていた!

 

これ取替え前:配管むき出し

でもなぜ真っ白に、、、

しかも今回もまた湯沸し器が動かない!=またまた氷の家状態

 

湯沸し器の位置を変えてくれたのはいいんだけど

最初の打ち合わせの場所から変わっていて

なんと大きなセメントの柱を取り壊して付け替えてくれていた

 

付け替え後

 

水洗い場がかろうじてできていたけれども

そうこの大きなセメントの柱をぶち壊す時にでた大量の砂ほこり

それが家じゅうに飛び回り降り積もっていたのでした

ビルの解体を想像してください、、、、そうあの砂埃です!

とほほっ

 

家中少し歩くだけで積もった砂ほこりが舞い上がり

歩くとじゃりじゃり音がする!

もうとても動けない

せめてベットルームだけでも寝られる状態に掃除しないと、、、、

 

と疲れた体に鞭打ち帰ってすぐに二人で掃除をはじめ

終わったのが夜の2000

 

もうくたくたで

そこらへんにある物を適当に食べて倒れるように眠りについたのでした

 

翌朝おっちゃんに“湯沸し器が使えない”と電話したPino

すぐにきてくれたのはいいんだけど

どうやら移動させてから湯沸し器が使えなくなったとか???

プロのおちゃんにも原因がわからないようで

すぐさま点検会社の人に翌日きてもらうことに

 

金曜日で会社あいてて良かった~

翌日にすぐきてくれてよかった~

今回は2日で湯沸し器が使えるようになり家を温めることができて良かった~

でもちょときてもらってちょっといじってもらってものの30分ほどで80ユーロ

またまた出費~

 

しかもせっかく取り付けてくれた湯沸し器

配管の一部が間違っていたようで

またまたセメントぶち壊し=またまた埃、、、とほほっ

 

仕方ないので今回は埃よけのビニール買って防御!

これでかなりの埃が防げる!

そして修理完了!

 

最初からビニールはってくれれば良かったのにと思いながらも

親切でやってくれたこのおっちゃんには文句は言えず

 

まるでマンガのような出来事でした

 

おっちゃんの全てのお仕事が済んでから隅から隅まで二人でお掃除開始

窓やカーテン、挙句は洋服ダンスの中まで

すべてのものについた埃を取り除くのに約1週間ほどかかり

その間二人ともとってもご機嫌ななめ

勿論お店にもいくことできず相変わらずの休業状態

 

お互い当たりあい&罵り合い&喧嘩ばかりの毎日でした

 

そしてやっと最近やっと普通の精神状態にもどり

ゆっくりできるようになってきました

 

毎年帰るといろいろあります!

もうしばらく掃除はしたくありません!

といいながらラルベロも埃だらけなので掃除がまってました!

明けても暮れてもお掃除ばかりの3月です

 

 


あれから一年、、、

2012-03-18 01:22:13 | イタリア:その他

ちょっと遅くなりましたが、、、、

“ 奇跡の日本!前よりもっと強くなった ”

震災から一年経過した日本をこう評している雑誌をサンドロがもってきてくれた

僕もう読んだから!読んでごらんと

 

ごらんのように地震&津波でぐちゃぐちゃになった道路

震災直後と3か月後

 

津波に襲われる瞬間の仙台空港、、、その後開港まで

 

津波直撃後の壊滅状態の町、、、その後

 書いてあるのはたったの数ヶ月から一年でここまで整理できている

日本を称えてある

 

震災のあった3月11日の夜はイタリアでも日本の震災の特番が放映されていた

 

イタリアに住んでいていつも事の進まなさを痛感している私にとって

確かにこの国からみれば驚異的な速さで復興を進めているようにみえる日本は

前よりも強くなったようにみえるのかもしれない

これ以上の困難はないだろうという困難に立ち向かっている日本

でもこの数か月日本にいた私はテレビニュースで流れてくる数々の問題や課題をみていると本当に日本はこれを全て処理できるのだろうか?と、、、不安になってくる

 

原発の問題はいうまでもなく

被災者の生活や心の問題、、、、

問題をあげかけたらもうきりがなくなる

 

そしてえらそうなことを書いていても自分では結局何ひとつできないもどかしさも

 

多くの人が言っているようにこれから先

子孫に伝えていかなければならない絶対に風化させてはいけない出来事

 

天皇陛下が震災の追悼式には何が何でも出席すると自身の心臓の手術日を決められた

ようにこれから先も日本国民が総出一体になって復興を進めていかなければいけないと

改めて思ったこの日でした

 


帰ってきました!

2012-03-08 04:33:02 | イタリア:自宅&畑&花

イタリアに帰ってきて1週間ほどたちました

毎年帰って家に入るとなにかしら驚きが待っている

どんな驚きが待っていたかというと

 

※2010年の冬

湯沸かし器が完全に壊れていて

買い替えなければならないはめに、、、日本のように事がすぐに進むわけもなく

新しい湯沸かし器がきてお湯が使えるようになるのが何時になるかわからないので

すぐにストーブを買いに走った

その間氷のように凍りついたセメントの家で

ガスでお湯を沸かしながら過ごしていた

寝る時以外はずーっとコートを着て過ごしてしいた

10日ほどかかっただろうか????もう記憶に残っていない

そういえはオリーブオイルも凍りつき

雪の結晶のようなものがフワフワ浮いていた

しかもオンボロだった冷蔵庫も完全に壊れてしまって

湯沸かし器&冷蔵庫の買い替えと

大きな出費となった

毎年一生懸命働いて帰ってきて家にはいると出費の現実がまっている

 

※2011年の冬

心配しながら帰ってくると昨年買い換えた新しい湯沸かし器のポンプが壊れて

使えない状態に、、、え~又?

ほとんど新品状態なのに何故?

 

どうやら寒さでポンプの水が凍てつき破裂して水が漏れ出していた様子

近所のおばちゃんがそれに気付き水道の元栓を締めてくれていた

もし元栓が締まってなかったら、、、、、いったいいくらの水道代が請求がきたことやら

そして2010年同様

壊れた湯沸し器が直るまでまたもや

凍りついた家で小さなストーブだけで過ごすはめに

幸い昨年ほど修理に日にちもかからずイタリアにして早く直った

今回もやっぱり出費がまっていた

 

※2012年冬

2度あることは3度ある、、、

ということで今回は私達がいてない間時々家の中を見てくれる人が見つかった

ありがたい!

寒いときは問題が起こらないように湯沸かし器を調節してくれるらしい

 

ということで安心して家路に着いた

ががが、、、、

家に入ったとたん目を疑った!

なんと家の中が真っ白け!!!

なんやこれー!!!

長くなったので続きは次回に!