甲状腺機能低下症は全身の代謝が落ちてしまう状態なので、基本的な対策は、エネルギーを作り出す。胃腸を健やかに整え、食事をしっかり摂り、毎日のエネルギーを補うことです。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:21
補中益気湯や六君子湯、香砂六君子湯、四君子湯、参苓白朮散、理中湯、生脈散、玉屏風散などがつかわれます。
甲状腺機能低下症で、強い疲労感に加えて、肌の乾燥や便秘、関節の動きが悪い、記憶力の低下、月経不順などの「血虚(血の不足)」がみられる場合は、血を補う対策を摂ります。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:24
十全大補湯、四物湯、帰脾湯、婦宝当帰膠、桃紅四物湯、炙甘草湯、婦宝当帰膠などから合うもがつかわれます。
甲状腺機能低下症で、承前の気や血が不足し、痛みや冷えがみられ、しもやけやしびれ、関節痛や頭痛がみられる場合は、血の巡りが悪い血瘀状態と冷えの陽虚状態になっていることを考慮し、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、折衝飲、冠元顆粒、金匱腎気丸等から適したものを選びます。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:29
甲状腺機能低下症で、疲労感に加えて、イライラがみられる場合は気の巡りをスムーズにするために肝の不調を整える対策が取られます。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:31
逍遥散、四逆散、加味逍遥散、天王補心丹、甘麦大棗湯、杞菊地黄丸、開気丸などから適したものを使います。
甲状腺機能亢進症の場合は、ホルモンの量が増えすぎて、心身の活動が活発になり過ぎた状態です。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:37
動悸、息切れ、イライラ、多汗、痩せ、手足の震え、不眠、不安、過食など様々な症状が起こります。
中医学的には、気の停滞、痰湿の発生、血の不足などが原因と考えます。
甲状腺機能亢進症でおこるイライラ症状や頸部の腫れ、手の震え、過食、憂鬱、怒りっぽい、興奮しやすい、胸や脇の張り・痛みなどは気の巡りが悪くなっている状態ですね。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:40
気を巡らせるには、藿香正気散・香蘇散・平胃散・二陳湯などの理気剤や小柴胡湯、柴胡桂枝湯、逍遥散などの和解剤を使います。
甲状腺機能亢進症で、胃腸の働きが悪く、胸苦しい、暴飲暴食、消化不良、しびれ、頭痛・頭重、食欲低下、症状の長期化などがみられるときは、「痰湿」と呼ばれる病理産物が溜まっているかもしれません。その場合は、温胆湯、冠元顆粒、二陳湯、半夏厚朴湯、桂枝茯苓丸、藿香正気散などから良いものを。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:49
甲状腺機能亢進症で、潤いが足りず、不安や不眠、体重減少、寝汗、月経不順、便秘、めまいなどを伴なう場合は血の不足が疑われるので、十全大補湯、四物湯、帰脾湯、婦宝当帰膠、桃紅四物湯、炙甘草湯、婦宝当帰膠などから合うもがつかわれます。
— 漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年1月1日 - 16:51