いっしょに食べよう

60代おばさん、京都で夫とお気楽暮らしをしています。

ねこの手

2014年12月01日 | 中国山東省 東平暮らし


   東平はこの10日間ずっと天気は曇りか雨。
   朝の冷え込みはありませんが天気が悪いと気分もどんよりでした。
   今朝の気温はマイナス2度、久しぶりの
   12月になった途端本来の東平の冬がやって来ました。

   きのう、おととい、今日と工場にいました。
   某日本の大手通販会社から受けた商品が
    「これは売れない」という勝手な理由でキャンセル。
   サンプルを見てゴーサインだったのになんてひどい
   某会社の名前が入った品質表示を外さなければいけません。
   その数4000着、オクサン駆り出されました。

   金曜日に始めた作業は今日で三日目

      

   今朝6時半、日の出は7時20分ごろなのでまだ暗いうちに家を出ます。
   工員さん4人、通訳のパンちゃんを拾って工場へ。

      

   東平の町にはまだこんな料金所があって、
   東平以外のナンバーを付けた車が町に入るのにはお金が必要です。
   今でもまだこんな制度が必要な貧しい町です。

       

   7時15分から20分までには工場到着。
   工員さんたちはそろそろ出勤してくれています。

      

   ここは工場の中の検品所。
   今商品の検品はしていないので私を入れて4人ここで作業です。
   写真からはわかりませんが広い作業所です。
   たった4人なのに暖房ホカホカにしてもらいました。
   ぱんちゃん「オクサンがいると暖かくしてもらいました」
   
   り 「じゃオクサンがいるとお金がかかりますね」

   ぱ 「でも給料ありません」 大笑い。

   昨日、工員さん二人とパンちゃんはわたしに気を使って
     「オクサンは明日はもう休んでください」
  
   そういう訳にはいかんのですよ、
   人手がいる作業だから猫の手も大事です。
   4人の素晴らしいチームワークで今日中には終わりそうです。
   わたしの仕事は終わりあとは若い衆3人に任せて
   お昼を食べたら帰ってきました。

   工員さんたちは「オクサンと交流したいけれど言葉がわかりません」だそうです。
   標準語でゆっくり話してくれたらなんとかなるかもよ。

   初めの頃はオクサンが来ると工員さんたちは一斉に
   こっちを見ていてものすごく恥ずかしかったですよ
   日本人って珍しいからね。
   「早上好、おはよう」って声をかけると
   きゃって感じで向こうが恥ずかしそうにする。
   なんだか自分がハンサムな男になったような気がしました。

   今年の忘年会はオクサンもきっと来ると思っていたそうです。
   わたしは22日の便で帰るのです。
   残念がってくれるのがかわいいわ

   わたしは工場の仕事には一切かかわりませんが
   みんな親切に接してくれるのはきっと工場長がみんなにちゃんと
   丁寧に接しているからだと思います。