俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■挿絵俳句672b「助手席に凹みを載せて紅葉街道」(『遠景』2024)(鎌田透次)

2024-11-01 04:56:00 | 挿絵俳句

○挿絵俳句672b・助手席に・透次686b・2024-11-01(金)
○「助手席に凹みを載せて紅葉街道」(その1)(『遠景』2024)(→鎌田透次686b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(紅葉・晩秋)

autumn leaves road-
carrying your dent
in the passenger seat / Touji

【作句メモ】:運転席と助手席でどこへでも行った。車を5台乗り継いだ。すべてMT車。 今は助手席にへこみだけを乗せてどこへでも走らせる。

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■挿絵俳句672a「遠景となる稲滓火の立つところ」(『遠景』2024)(鎌田透次)

2024-10-30 04:56:00 | 挿絵俳句

○挿絵俳句672a・遠景となる・透次686a・2024-10-30(水)
○「遠景となる稲滓火の立つところ」(『遠景』2024)(→鎌田透次686a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(稲滓火・晩秋)

it's a distant view
a fire that burns
rice straw waste / Touji

【作句メモ】:「稲滓火(いなしび)」とは「拾い集めた稲藁の屑を燃やす火」ということだそうだ。子供の頃は火よりも煙が記憶に強く残る。この煙が晩秋の刈田の記憶である。

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■挿絵俳句671b「輪一つ二つ三つと澄みわたる」(『遠景』2024)(鎌田透次)

2024-10-26 04:56:00 | 挿絵俳句

○挿絵俳句671b・輪一つ・透次685b・2024-10-26(土)
○「輪一つ二つ三つと澄みわたる」(『遠景』2024)(→鎌田透次685b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(音澄む・三秋)

the clear fall air
the sound of the Rin is clear
hit one, two, three / Touji

【作句メモ】:澄んだ大気。澄んだ空。そして澄み渡る輪(りん)の音。ふと見渡せば。亡き人たちが集う田園の只中の深夜映画館。

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■特集俳句671「旅人のひとりの昼餉萩の花」(『萬里』1997)(上野一孝)

2024-10-25 04:56:00 | 挿絵俳句

○特集俳句671・食事俳句1-5昼餉・上野一孝03・2024-10-25(金)
○「旅人のひとりの昼餉萩の花」(『萬里』1997)(→上野一孝03)
○季語(萩の花・初秋)(「俳句201705」より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5【→俳人一覧(いいいたせそちつてぬねふへむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:一人旅。どこか観光地の食事処で萩の花を愛でながら昼食をとっている。こんな心の余裕があればなあ。

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■挿絵俳句671a「冬隣いつも身近にゐる不在」(『遠景』2024)(鎌田透次)

2024-10-22 04:56:00 | 挿絵俳句

○挿絵俳句671a・冬隣・透次685a・2024-10-22(火)
○「冬隣いつも身近にゐる不在」(『遠景』2024)(→鎌田透次685a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(冬隣・晩秋)

late autumn-
your absence is
always close to me / Touji

【作句メモ】:冬はもう間近だね いつも間近にいる君の不在との会話 冬はもう間近だよね いつも身近にいる君の不在との交信

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