○挿絵俳句674b・電網に・透次688b・2024-11-15(金)
○「電網に眼魂遺る神無月」(『遠景』2024)(→鎌田透次688b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
(でんもうにあいこんのこるかんなづき)
○季語(神無月・初冬)
on the Internet
your icon remains
in "KANNAZUKI" / Touji
【作句メモ】:まだ君のiconがnet上に遺っている。BrowserのChrome上に。「眼魂(アイコン)」の当て字はIMEの漢字変換で発見した。
○挿絵俳句674a・十日夜・透次688a・2024-11-10(日)
○「十日夜擲つための跨線橋」(『遠景』2024)(→鎌田透次688a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(十日夜・初冬)
rice harvest festival-
throw something
on the overpass / Touji
【作句メモ】:稲の収穫祭。「田の神様が山に帰る日」といわれる十日夜(とおかんや)。跨線橋の天辺(てっぺん)で擲(なげうつ)つ物を固く握りしめる。
○挿絵俳句673b・数切れは・透次687b・2024-11-09(土)
○「数切れは遺影へ捧ぐ冬林檎」(『遠景』2024)(→鎌田透次687b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(冬林檎・三冬)
a few slices of
winter apple
dedicated to you / Touji
【作句メモ】:少し林檎の色が変わる頃に僕が君の代わりに食べるよ
○挿絵俳句673a・我が胸の・透次687a・2024-11-07(木)
○「我が胸の汝もろともに冬に入る」(『遠景』2024)(→鎌田透次687a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(冬に入る・初冬)
to enter winter
together with you
in my heart / Touji
【作句メモ】:太陽黄径225度。霜降から数えて15日目頃。一人で迎える二回目の立冬 一つの胸の中に二つの記憶がある
○挿絵俳句672b・助手席に・透次686b・2024-11-01(金)
○「助手席に凹みを載せて紅葉街道」(その1)(『遠景』2024)(→鎌田透次686b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(紅葉・晩秋)
autumn leaves road-
carrying your dent
in the passenger seat / Touji
【作句メモ】:運転席と助手席でどこへでも行った。車を5台乗り継いだ。すべてMT車。 今は助手席にへこみだけを乗せてどこへでも走らせる。