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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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●技法俳句062・比喩(直喩)=ごとく09・平井照敏・2011-11-18

2011-11-18 00:38:37 | 特集俳句

●技法俳句062・比喩(直喩)=ごとく09・平井照敏・2011-11-18

○「秋の地球りんごの芯のごときかな」(平井照敏01)

○季語(秋)

【鑑賞】:球体の地球を林檎にたとえるのはわかるのですが、この句では林檎の芯なのです。地球が、囓ったあとの淋しく痩せた林檎の芯のようになっている…。これはほんの一つの解釈です。

 

平井照敏(ひらいしょうびん)(1931~2003)

○好きな一句「金色の老人と逢ふ暮れの町」02

○季語(暮れ・冬)

【Profile】:東京都出身。1959年詩集『エヴァの家族』を刊行、詩人として活動を始め、またフランス詩の研究も行う。青山学院短期大学に勤務しのち教授。句作開始は36歳のとき。「寒雷」で→加藤楸邨に師事。同誌編集長を経て、43歳のとき「槇」を創刊主宰。評論集「かな書きの詩」で俳人協会賞受賞。

平井照敏掲載句

03木下闇抜け人間の闇の中(木下闇・夏)〈次元・通貨(空間)〉2012/6/10


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