○五体俳句063・指06・齊藤美規・2011-11-22
○「柿をむく十指の全て柿とあり」(齊藤美規01)
○季語(柿・秋)
【鑑賞】:果物ナイフで柿の皮を剥いています。両の手の指をすべて使って、愛おしむように、ゆっくりと柿の皮を剥いていきます。熟柿であればあるほど、すべての指をやわらかく柿にあてがいます。
○齊藤美規(さいとうみき)(1923~2012)
○好きな一句「雪の止むさみしさよ木の姿して」02
○季語(雪・冬)
【Profile】:新潟県糸魚川市生まれ。19歳から「寒雷」に投句。→加藤楸邨に師事。豪雪地帯、糸魚川に住み、雪の句だけでも千五百は越える。1983年「麓」創刊主宰。1981年第28回現代俳句協会賞受賞。第6回現代俳句大賞受賞。
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齊藤美規掲載句
03小満や一升壜に赤まむし(小満・初夏)〈次元432・二十四節気(時間)〉2019/5/21
04雪積む藁家除夜水色にテレビ点す(除夜・暮)〈色彩511・水色2〉2020/12/31
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