●特集俳句0126・酒呑俳句05=酔人・岸田劉生・2013-04-26
○「酔どれの大風船をかつぎゆく」(岸田劉生01)
季語(風船・春)
「よいどれ」が大きな風船をかついでゆく光景です。身体よりも大きい風船でしょうか。たとえ風船がそれほど重くなかったとしても、なにしろ酔人です。よろよろとした足取りです。
○岸田劉生(きしだりゅうせい)(1891~1929)
代表句「春潮や渚に置きし乳母車」02
季語(春潮)
大正~昭和初期の洋画家。東京生まれ。黒田清輝に師事。武者小路実篤らと親交を結ぶ。風景・静物画の他、娘麗子の肖像画シリーズで独自の画境を開いた。俳句は→川端茅舎から学び、茅舎は→西島麦南らとともに劉生から洋画を学んだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます