●五体俳句0232・眼09・坂井道子01・2015-06-21(日)
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○「わが眼君に抱かれしとき澄めり」(「土上」193803)(坂井道子01)
季語(無季) 「わがまなこきみにだかれしときすめり」(「俳句201410」より引用)
【鑑賞】:五体の「眼」第9弾。いままでの句は「眼(め)」と読んでいましたが、この句では「眼(まなこ)」。身体を抱きしめられた時、最も澄んだ眼となります。著名な彫刻家、船越保武の妻の、彫刻を想わせるような句です。
○坂井道子(さかいみちこ)(1916~2010)
○好きな一句「遂ぐるなき恋なれば沼は魂招く」02(「現代名家女流俳句集」)
季語(無季) 「とぐるなきこいなればぬまはたままねく」(「俳句201410」より引用)
【Profile】:北海道釧路市出身。1932年「土上」に投句。1938年、文化学院文学部に進学。1940年、第1回土上賞受賞。同年彫刻家舟越保武と結婚。以後句作を断念。
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