○透次俳句ー羅列「桜時系列」12句(20180330)
・その01〈まだまだ先〉「花にまだ間のある雨に濡れにけり」(→久保田万太郎)『久保田万太郎全句集』(1971)
・その02〈蕾〉「地に揺るる影にも蕾糸ざくら」(→奈良文夫)『遡上』(2005)(「俳句201706」より引用)
・その03〈三分咲き〉「花三分琴の覆ひをはづしけり」(船越淑子)
(→「ショウちゃんのブログ」
・その04〈五分咲き〉「じつによく泣く赤ん坊さくら五分」(→金子兜太)『東国抄』(2001)(「俳句201206」より引用)
・その05〈七分咲き〉「初桜七分咲てふ旅帰り」(→稲畑汀子)「ホトトギス」(2003.3)
(→「歳時記」より引用)
・その06〈九分咲き〉「息荒く急いで来たり桜九分」(透次)『九分九厘』(2018)※架空出版社
・その07〈満開〉「→桜満開おのが身に皮膚いちまい」(辻美奈子)『真咲』(2004)(「俳句αあるふぁ2015年4-5月号」より引用)
・その08〈落花〉「→一陣の落花が壁に当る音」(→岸本尚毅)『舜』(1992)
・その09〈花吹雪〉「ひとひらのあと全山の花吹雪」(→野中亮介)『風の木』(1997)
・その10〈桜蕊〉「さくらしべ降る歳月の上にかな」(→草間時彦)『朝粥』(1979)
・その11〈葉桜〉「→葉桜の中の無数の空さわぐ」(篠原梵)『皿』(1941)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)
・その12〈花過ぎ〉「花過ぎの駅までと母送りけり」(→鶴岡加苗)『青鳥』(2014)(「俳句201705」より引用)
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