私たちは
一人の人を、体という物体でとらえた場合
そこには、一人の人を感じることになりますが…
一人の人を、目には見えない“心”というものでとらえた場合
もしかしたら、そこには、何人もの人が存在していると
感じることがあるのかも知れません。
どうも多くの人は、人として、単純には作られていないようで…
一人の人の中には
相反する、思考や感情や行動をともなうキャラクターたちが存在していて
その時々の状況に応じて
最もふさわしいキャラクターを登場させてきたりします。
そのキャラクターは
条件反射的に出たり引っ込んだりしますが
自分を守ることや、ふさわしい自分を手に入れることを目的として
存在しているようです。
この、ふさわしい自分というものは、人によってまちまちで
中には、上手くいかない自分、として設定されている場合もあったりします。
そういう設定の場合
上手くいっていると…
それが信じられなかったり、居心地が悪かったり、怖くなったりします。
そして
上手くいかない自分が、上手くいきそうになったときには
自分自身の中から自分自身に向けてネガティブな声を発したり
やるべきことのないものに対して、非常に強い興味・執着を持たせたり
するなどして
色々な手段を使って上手くいかないように仕向けてきたりします。
それらは殆ど無意識に行われていたりします。