ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

林光と高田三郎 作品

2016-07-20 09:16:50 | 演奏会レビュー
昨夜は渋谷へ
日本歌曲連続演奏会を聴きにいきました。


こんにゃく座の公演を数回観に行っただけで
声楽作品は、ほとんど知らない 林光さんの作品と



大学時代、先生本人が公開レッスンにいらして、その熱い思いを直接伺って以来よく聴き歌ってきた高田三郎作品。


そのどちらも楽しみに伺いました。


林光作品のソング、と呼ばれるもの

わたしも歌ってみたい歌がたくさんありました。
色彩も豊か
言葉も理解しやすい(意味は深かったり、言葉遊びなど、表現は難しいと思いますが)

そして芸術作品、と呼ばれるもの

フルートと歌の3曲は
どれも難しそうでしたが、
歌とフルートの緊迫感に満ちた真剣勝負で
歌詞の世界がとても伝わってきました


四つの夕暮れの歌

私がプログラムの中で唯一知っていた曲集ですか
家田紀子さんのよく響いた声と語り口で
スケールの大きなモノオペラのようで
今までの印象を覆されてとても素敵でした。


高田三郎さんの作品でも
清水良一さんの歌われた 水と草木
大きな声ではなく豊かな声
繊細な表現でも豊かさが消えない歌で
やはりオペラ歌手の日本歌曲は
理屈でなく五感が満足する心地よさを味わいました。


そういえは、お二人は
2年前春琴抄コンビでいらしたな(^^)


出演者全員が溢れる想い、解釈、表現を
吟味して、身体に落とし込んで
素敵な演奏をされており
とても勉強になりました。


いい日本歌曲を伝えていく使命

司会で、歌も歌われた木村圭子さんの言葉が
胸に残りました。


コンサート前に立ち寄ったカフェ
ヤギさんがお出迎えでした

コメント
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