ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

わたしに歌があればこそ

2016-07-22 23:01:01 | 演奏会レビュー
昨日は聖路加病院お昼のコンサートでした。
夏休みなので、いつものメンバーに加えて
子供達の弦楽オーケストラも参加しての拡大版コンサート。



私はKiroroの未来へと朝岡真木子さん作曲の 私に歌があればこそ を麻生千穂さんと二重唱しました。


爽やかなメロディ
わかりやすい歌詞

なのに、なかなかしっくりこなかった二重唱。


歌があればこそ
私のすべてを歌は知っている
歌があればこそ
かがやきとよろこびがあるのです


歌い手にとって、

そうあるはず
そうあるべき
そのようである

のような歌詞ですが
なぜか軽く浅く感じられて
なかなか共感できなくて。


またそのように感じようとすると
曲が重くなったり。。


でも今回のスランプの脱出のきっかけは
先日の日本歌曲演奏会でした。
日本歌曲の歌詞の内容にかかわらず
オペラを歌えるポジョンで響かせて歌う。


爽やかで少年少女合唱団のような響きをイメージして歌うと、自らこの曲の真の良さから遠ざかってしまっていたようでした。


歌があればこそ


私のすべてを歌は知っている



その通りだから。


歌っている自分に
かがやきとよろこびがあるのだから。



本番は素敵な重唱になりました。



子供達も素敵な演奏をしてくれました。


コンサートの最後に
コーディネーターの方がお辞めになり、9月から第四金曜日のコンサートはしばらくお休みになると発表がありました。

とても残念です>_<

長い夏休みになりますが、
また復活したら歌いに行きたいです。






コメント
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