ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

日本歌曲は日本語の母音を子音より上に歌え

2018-11-17 00:21:33 | 講座・レッスン
今日は久しぶりに林廣子先生のお宅へ。
11/27に歌う新曲の日本歌曲の
レッスンをして頂きました。


先ずは詩を読み込む先生。



それから楽譜を見て
私が歌った最近の録音を聴いて
レッスン開始。



開口一番、


「日本語を普段話すように
そのまま歌っちゃダメなのよ。
日本語は母音が落ちるでしょ。
先ずは詩を読んでごらんなさい。」


詩の朗読の時点で
抑揚をつけすぎている私。
母音が子音より高く響くよう語ることを
注意されました。


「NHKのアナウンサーは
みんなこういう風に喋っているでしょ。
抜けていかないのよ。」



歌になったら
呼気と吸気のバランス
言葉によって歌いにくいところも
発語ではなく母音が子音より高く響く場所で
歌えるように支えをかえたら
言葉がスムーズに流れるように。




先生曰く
「亡くなった大賀先生も私も意見が同じで
日本語の歌は先ずベルカントでなければならない。感情を込めて響きが落ちたりしないところで歌うことが言葉をきちんと聴こえるように伝えることになる」

と。



いかに自分の歌が
日本語を伝えようと必死になり
子音の発語に気を取られて
その後の母音を子音と同じか下がったところで鳴らしていたか、


修正した後は
とても歌いやすくなりましたし、
言葉も聞き取りやすくなりました。



ちなみに先生は日本歌曲振興波の会の
名誉会員でいらっしゃるのですが
当日は用事でいらっしゃれないとのこと。



エールを頂き帰ってきました。


おそらく日本歌曲も
いろんなレッスンの仕方が
あると思うのですが
今日はとても腑に落ちました。



また先生もお元気そうでよかった😊



そしてちゃんとした日本歌曲を
歌い続けるために
オペラアリアの練習をする事が
大切だとまた痛感しました。





私の手持ちのチケットもあと一枚!
もちろん追加もできます。
新しくドレスも新調中。
是非応援にいらしてください😊


コメント
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