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ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

梅雨は明けそうにないけれど

2019-07-18 17:55:43 | 稽古日記
今日は明後日のコンサートの練習、
合わせでピアニスト宅へ。


企画した時には
梅雨が明けて
暑い夏を吹き飛ばせ❣️
という感じだったけれど
今日も梅雨の重〜い空気。


なんとも言えませんね。。。



暑くないのは過ごしやすいけれど
湿度が高いのを喜ぶのは
うちの亀だけかもしれません。





さて、
先週末少々喉を疲れさせてしまったので
ここ数日は歌わずに休めていました。
今日は久しぶりに歌いましたが
調子も戻って大丈夫そうです。


今回もそれぞれのソロ以外に
3人でアンサンブルもふんだんに。

この3人の時は
私は真ん中、メゾパートに入るのですが
それが結構心地いいです。


彼方の光、
とてもきれいに仕上がりました✨


あと若干お席をご用意できます。
一緒に楽しみに来てくれる方、
お申し込みはこちらです😊



日本歌曲の奥深さ

2019-07-18 00:24:10 | 演奏会レビュー
昨日はこちらへ
日本歌曲の夕べ、ですが
14時開演。
うっかり引っかかり
夜公演と間違いそうになりました💦
 
 
このコンサートの何が凄かったかって
塚田佳男先生の選曲なのでしょうか?
素晴らしい歌手達が
それぞれの魅力を発揮する
連作歌曲集(より)を
披露するという
重量感のある選曲。
 
 
リサイタルの一部を垣間見るように
密度の高いものでした。
 
 
 
後半は一人一曲ずつと
テンポよく進み、
それはそれでとても楽しかった。
 
 
大貫さんの歌った
貧しき女のうたえる歌、より二曲。
初めて聴きましたが、
オペラのアリアのような迫力と
表現の大きさは流石でした。
 
 
 
團伊玖磨作曲の抒情歌。
コロラテューラの方が歌うのは
初めて聴きましたが、
亀田さんの歌唱、素敵でした。
 
天田さんの歌った
八木重吉による五つの歌も
塚田先生のプログラムによると
トランス状態であったかと思う、
なんとも忘れられない演奏でした。
 
イタリア系の発声が心地よく
日本の民謡に溶けていく三村さんの歌。
たしかに日本歌曲の発声はベルカント!と
うちの師匠もはっきりいうもの^_^
 
関先生、馬場さん、松井先生の歌唱は
それぞれの曲を歌う時の
模範唱、理想の形。
あんな風に歌えたら、、!
 
 
青山先生の三曲は
プログラムノートにあるように
青山先生と塚田先生に演奏される事を
想定されて作られたという
第一回奏楽堂日本歌曲コンクール
作曲部門第1位の作品だという。
語りの要素の強い、表現の難しい曲。
圧巻の一言でした。
 
 
 
今日の日本歌曲のプログラムは
 
何という音楽の色彩!
何という詩の多様性!
声の響きの美しさ!
 
本当に同じものがない。
飽きる事なく楽しみました。
 
 
 
自分の今の実力では
こんなに歌い分けたり
歌い上げたり出来ませんが
いつかきっとあんな歌唱が
自在に出来るようになりたいと
心から思いました。