ソプラノ和泉聰子の『おんがくのいずみ』~うたの心をあなたに~

ソプラノ歌手・ボイストレーナーの和泉聰子のブログ。HPは http://lulu-hikichan.jimdo.com

Opera Art Academia 2018 三人の演出家によるクリエーション 田尾下哲篇

2018-09-01 13:55:03 | 講座・レッスン
Opera Art Academia 2018の企画を初めて知った時、

この三人の演出家によるが面白そう!
と思いました。

だから6月まで皆勤賞だったのに、
8/4の岩田達宗篇 に本番が入り
泣く泣く欠席。。。


岩田さんの演出風景、
観たかった〜〜!

今回は、その第2回
田尾下哲篇


田尾下さんとは
ちょうど一年前に

セビリアの理髪師の結婚

という
セビリアの理髪師とフィガロの結婚の
ストーリーと音楽を上手く組み合わせて
一つのオペラとした作品の合唱で
お世話になりました。



今回はフィガロの結婚
6番レチタティーヴォセッコと三重唱。


先ずはボーマルシェの台本に書かれていて
オペラには出てきていない事実の確認。
キャラクター設定を深めて
演出や演技の裏付けになります。
田尾下さんの引き出しがたくさんあるので
お話だけで一時間。
でもここは田尾下さんの中で
大切な部分なのだと思いました。
昨年の舞台もワークショップという形で
この部分をかなり掘り下げてから
実際の練習に入っていましたから。


そして一度音楽のみ通してから
立ち稽古開始。

レチタティーヴォ部分も音楽の音形や
シンコペーション、アクセントのリズムを
動きのきっかけに使ったり
とにかく細かく指示がでます。


短い時間で整理できるものではないくらい!

でも歌手が皆さん素晴らしい方ばかりなので
田尾下さんの思う方向に直ぐに整理されていきます。


一流歌手の対応力を目の当たりにして
それは観ていて楽しく心地よく😆😆


。。というか、
大好きな黒田さんや腰越さんが
目の前で歌っていて嬉しいしかないですもん💕





この公開稽古は三人の演出家が
それぞれ同じ場面の音楽をどう捉え、
どう演出するかの違いを観るもの。


今回は田尾下さんの演出プランや解釈、
稽古の進め方を観るということで
とても面白かったです。



次回は菅尾友さん。
昔のモーツァルト劇場の舞台で
お世話になりましたが、
あの時の演出もキレッキレでした。


とても楽しみです✨











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