前回に引き続き、OsiriXで運用していた、画像サーバーを移行する話です。
将来電子カルテがWindowsになっても困らないように、サーバーをMac以外にしてみよう考えて、調べてみました。
Dicom フリーウエアとかで検索するとDCM4CHEがいいとか、Conquestがいいとか、書いてあるサイトもありますが、結局インストールについて詳しく、わかりやすいサイトはありませんでした。
DCM4CHEは以前から有名ですが、JAVAをかますのでそれだけで嫌になりました。
色々なソフトをUbuntuにインストールしたり、Windows10にインストールしたりしてみましたが、結局うまくいかず、パソコンにUbuntuとWindows10を何回もクリーンインストールする羽目になりました。
普段Mac使っている人が、Mac以外で画像サーバーを作るならば、Windows10+Orthanc の組み合わせというのが私の結論です。
まずは、パソコンを用意しましょう。
AMD Ryzen 5 Pro 2400Gと USB Type-Cがある機種で探して、今回はThinkCentre M725sを購入しました。USB Type-Cはオプションです。
最近、もう一台サーバー作るためにHP EliteDesk 705 G4 SFを購入したのですが、HPの法人ストアはネットで注文後にわざわざ電話をくれて、値引きを提案してくれたり、Lenovoより納期が早かったりして、こっちがいいかもしれません。
外付けのHDDですが、USB Type-CとRAID 1は必須と考えて、ラトックシステム USB3.1/Gen.2 RAIDケース (HDD2台用・10Gbps対応) RS-EC32-U31Rと6TB WD Red NAS用 WD60EFRX 5400rpmを2台用意しました。
ただし、RS-EC32-U31Rは再起動した時は、一度ケーブルを抜かないと認識しなかったりします。
データを移行時にオーバーヒートしたので、扇風機で冷やしながら行う必要がありました。
ずっと稼働している分には、トラブルはありません。
My Book Duo WDBFBE0120JBK-JESN USB3.1 Gen 1/RAID 0,1 を後で、Horosのサーバー用に買いましたが、こっちでもよかったかも。
今回は、サーバーを使用しながら、別のサーバーを作るために、一時的なバックアップ用にIODATA HDCZ-UTL6Kを購入して、データをコピーしました。
MacOS拡張でフォーマットしているHDDはWindows 10では読み込めないために、IODATA HDCZ-UTL6KをMacに接続して、ディスクユーティリティを使用してexFATでフォーマットしましょう。MacでもWindows 10でも読み書きができます。
OsiriXのデータフォルダにDATABASE.noindexというフォルダがあります。
まずはこれをコピーしましょう。当院の2.5TBのデータで2日近くかかりました。途中の表示は5日間とか出ました。('◇')ゞ