侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

ご冥福をお祈りいたします、、

2010-03-10 23:32:35 | Weblog
 水ぬるむ春になると、空気までも甘やかなかおりをはなち鳥も昆虫も花々も木々も山までも笑っているように思えた。 そんな時代に三輪トラックに納豆、豆腐、コンニャク、あぶらげ、もやしを満載し、やまあいの村々に配達に行った。 運転席の叔父が高らかな美声で「くろゆり~~は恋の花~」とうたいはじめるとウグイスまでが唱和し、川のせせらぎはあたかも伴奏のようなそんな長閑な時代を生きた叔父が82歳で亡くなった、、、 . . . 本文を読む