「唯一無二」の門仲天井ホール
門仲天井ホールを知る人で、それを「唯一無二」の場所だと評する意見は多いと思います。
が、唯一無二である理由は、一人ひとり違っているかもしれません。
ふと思いつくだけでも、空間のユニークさ、柔軟な運営、多種多様なプログラム、等々が挙げられます。
しかし、私は唯一無二であることの根本は、労働組合が所有・運営するスペースであるということだと思います。
言い換えると、そこを所有・運営するのは、行政や為政者でもなく、企業や資本家でもなく、アーティストでもなく、個人でもない。
汗を流して「働く人びと」の自治によって所有され、運営されている。
「働く人びと」自身が、文化や芸術が生活に必要不可欠だという共通認識のもとに生まれた場所なのです。
このことは、現在の日本社会において、とても重要な意味を持っています。
文化や芸術は、誰の手で担われるのか。誰のために、存在するのか。
もちろんその回答は一つではないけれども、
門仲天井ホールに現れている回答は、東京の中で、いや、もしかしたら日本の中で、唯一無二かもしれません。
そういう意味において「オルタナティブスペース」という言い方がこれほど当てはまる場所を、私は他に知りません。
また、そこでは大衆的なものから芸術的なもの、
子どもの発表会から超一流のアーティストのもの、ローカルなものからグローバルなもの、
まさに多種多様なプログラムが展開されていて、
その一つひとつがユニークです。
そこに集まる人びとの年齢も、地域も、職業も、本当に多様性に富んでいます。
そういう意味において「パブリックスペース」という言い方がこれほど当てはまる場所を、私は他に知りません。
その、オルタナティブでパブリックな「唯一無二」の場所が、
労働組合によって所有・運営してきたという事実を、
労働組合そのものが大いに誇りに感じるべきだと思うし、
私は、そのことを大いに讃えたいと思います。
そして、門仲天井ホールが今後も存続していくことは、
働く人びとが自治を行うことの「生命線」だと思います。
大澤寅雄:研究者(文化政策/アーツマネージメント) . . . 本文を読む
かつてといってもすでに半世紀近い前、中野ブロードウエーはチョットハイソな人の住むマンションで、コインランドリーが始めて導入され、
久我山のしがないアパートに下宿していた私は、一気に洗濯物を乾かしてくれるそのランドリーに日曜日になると通っていたのだったが、、今や
様相は一変していた。
このブロードウェーの二階にpixiv Zingaroはある。
ここで、「世界と遊ぶ!展」のトークイベントが開催された。
かねてよりお目にかかりたかった、斉藤環氏、&長谷川裕子氏
その生身のお二人の発する言葉を聞きたくて出かけた。 . . . 本文を読む
ひさびさに早朝活元会に出席した。もう何年もご無沙汰していた活元。
活元とは一口で言ってしまえば、野口晴哉氏が始められた健康法である。
その人本来がもっている潜在能力をあますところなく活かしきる溌剌とした心身にする術、、とでもいおうか。
二十年ほど前、心身一如を身をもって体験したく、深くこの道に分け入った。
爾来、心身と地球はミクロとマクロコスモスの関係にあるものと
思ってきた。
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