侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

田川とも子先生東京ライブイン現代美術館

2011-02-26 23:42:18 | Weblog
 今回のテーマは「身体加工」古今東西、それぞれの民族の中に奇想天外な身体加工の風習がある。    今なお続いているものもあるらしい。紀元前3000年エジプト文明におけるネフェルティティの  目を隈取っていたアイラインは実は化粧というよりはナイル川流域に暮らす人間の知恵の賜物でも在るらしい。  川から発生する大量の虫を除けるための薬草であったのだとか、事ほど左様に身体加工には民族固有の切実な理由が伴っていたようだ。 . . . 本文を読む

春の息吹

2011-02-25 23:30:20 | Weblog
ぎゃらりぃ81さんのお二階には広間のお茶室がある。お茶関連の書籍を出版して居られる淡交社さんは 茶室建築にも携わっておれる由。  あなさやけ、あなおもしろ あなたのし おけ   そのもののお茶室です。  お軸は陶芸家の書「土」力強い!春の活き活きした土の香がしてくるようだ  いちまさんのおひな様の装束は明治時代のものだとか、とても品位のあるお顔立ち。  桜の花は葉桜になり、食べてしまいたいほど青々とした新緑が元気にそだっている。  このお部屋で風呂敷伝導師は蘊蓄をかたむけております。 . . . 本文を読む

風呂敷伝道師、谷中・ぎゃらりい81参上!

2011-02-22 00:58:41 | Weblog
 私 自称風呂敷伝道師、ご縁があって 谷中のぎゃらりい81さんで 伝導させていただけることと相成りました!  すみから、すみまで ズズズィーット いずれも様には宜しくご贔屓の程 おん願い たてまつります~~~~!  ということで、2/24/25/27の三日間 風呂敷の蘊蓄を大風呂敷をひろげるがごとく 語りたいと存じます次第ですっ! . . . 本文を読む

越前和紙漉き手 人間国宝 岩野市兵衞さん

2011-02-19 23:52:28 | Weblog
 銀座吉水アチックフォーラムで姫田忠義監督の 「越前和紙」を拝見する。上映後、監督を交えてお話をうかがう。  あまたの作品で日本の基層文化を探求し、記憶を記録する偉業を映像記録を通じてなしてこられた監督の  静かな目差しと静かな語り口に毎回、頭をたれ、静かな気持ちに立ち戻ることを思い出させていただく。  効率主義の時代の中で見失ったきてしまったものを民族文化映像研究所は姫田監督の佇まいそのままに  声高ではないが、うまずたゆまず記録してきて下さった。    それらの映像の真価が今問い直されようとしている。  銀座のど真ん中かくえホールから毎月発信される民族の記憶  この記録の中から我々日本人の記憶を今一度よびもどし   この混迷する時代を灯す灯りとしたい。   越前和紙漉き手市兵衞さんからそのすべての事が流れ出してくるようであった。   『越前和紙』 1990年/57分/福井県和紙工業協同組合/福井県今立郡今立町五箇 ―越前の今立町五箇は、日本を代表する和紙の産地。 寒の冷たい水に晒された楮は、人の手で繊維へとほぐされ、 トロロアオイとノリウツギの粘りで整えられて、 「ぽってりと白く柔らかい」和紙が生まれる。 春、人々は紙を漉き終えたことに感謝し、五箇のまつりが行われる。 . . . 本文を読む

芸能の力ー生命の更新

2011-02-13 23:58:20 | Weblog
 長い長い参道を経て、明治神宮 参集殿にたどりつく。「日本芸能史」を受講する。  本講座の主旨は、こうだ。 「伝統芸能上演の目的は人と神との交流による生命の更新です。日本の伝統芸能の分析を通して生命更新の原理を究めるとともに、  海外文化の不断の受容によって本質の把握がきわめて困難になっている 日本人と日本文化について明らかにします。」     本日二回目の講師は籐舎呂船先生。「藤舎呂船(藤舎流6世家元、京都造形芸術大学客員教授)  【プロフィール】 
歌舞伎公演、邦楽邦舞公演において演奏活動。「藤舎会」「囃子研究会」「藤舎呂船の会」など主宰。   スーパーカブキ「八犬伝」「かぐや」作調、「オオクニヌシ」作曲。「The Taiko」企画作曲演奏。「鳴物選集」「鳴物傑作集」CD 企画演奏。   平成12 年松尾芸能賞優秀賞受賞。平成21 年エクソンモービル音楽賞賞受賞。長唄協会常任理事。」 . . . 本文を読む

更新し続けるオブジェ、目玉親父と繭玉追加そしてハチドリの一滴。今夜は隠れやでライブ!

2011-02-12 21:46:35 | Weblog
 このオブジェは思い起こせばいまから20年近くも前に高幡不動のとある道場で合宿したおりにこしらえたもの。  年々、何かが付け加えられ、今年は繭玉から目玉親父が誕生!が追加された。この目玉親父の作者は今筑波大学の博士、 先日は渡米して論文発表をするような素晴らしい青年に成長している。   建国記念日の今夜、わたしの隠れや ギャラリー楽庵でライブ!   豪雪地帯の十日町は鉢から、ママさん歌手季子さんがベビーの冬話ちゃんと   スペインのサーカス団に13才の時に入団し、今鉢で   田島征三美術館の管理人を奥様としているご主人の天野耕太さんがやってきた。   3,5メートルもの雪降る国からやってきたお二人には  東京の雪は雪って言わないみたいな風情だった。    . . . 本文を読む

フリーダ・カーロは奔放なのではない!

2011-02-11 15:37:33 | Weblog
 メキシコセミナーを受講した男性からフリーダについてのメールをいただくも、なんでそうなるの、、な感想に  海老様の所の歌舞伎十八番「毛抜き」のごとく髪の毛を逆立てはしなかったけれど、  内心キッ!となって、お返事を申し上げました。  思い起こせば、フリーダ様との出会いは色彩学校の末永蒼生氏から   メキシコカラーの紹介と共に教えて戴いた。  衝撃的出会いでした! . . . 本文を読む

介護適齢期

2011-02-07 23:40:10 | Weblog
 団塊世代はいまや、介護適齢期の真っ最中!と言う人が多いのでは、、かく言う私も一応その世代。  高齢化に伴い、ライフスタイルの変更が必要になる。年と共に、家の中に不都合な部分がこんなにもあるのかっ!  と認識させられる。フラットであること。立ったり座ったりが困難になるので、寝起きには布団よりもベット、食事も倚子とテーブル。  と言うわけで、ベットが導入された。確かに各段に便利になる。動線も楽になる。  これから長寿社会を迎えるにあたり、今団塊の世代のわれわれが70代、80代になったとき、今の我々のように、  親を介護するという社会的通念を保っているとは思えない、、  その時、われわれはどうしたらいいんだろう!  けっこう大きな課題です。  相互扶助できる高齢者コモンズを形成しておく必要がありそうだ。  友人コミュニケーションを濃密にし、暮らしの場も共有する。  異世代間の交流も可能な縁側のようなコモンズが  そこここに創出されたなら、、と思う。  思うダケでは駄目なのだから、、ブンカゲイジュツを基盤にした そんな場を創出する努力をしてゆかねばと思って居る次第です。   そんな、介護適齢期の真っ只中ではありつつも、  休学前の2月、三月は精一杯 東京学舎で  身体を動かす授業をうけている。 . . . 本文を読む

Green・Up新春アートシーン探訪ツアー

2011-02-05 21:40:00 | Weblog
 こんなステキなアートシーンをもっとみんなに知って欲しい~~~~~~と  このツアーを企画   わくわくどきどき、足取り軽く、寒さもなんのその    馬喰横山のαMに集合、  いつもの通りまずは腹ごしらえ   本日は山形産の美味しいお米が主役のレストランにて。   北風にもお日様にもスコ~~~シ、春の気配が感じられる   そこから今一押しのアーツ千代田へ、そして終着地は   秋葉原ガード下のアルチザン街 . . . 本文を読む

回遊式闇鍋大会!

2011-02-05 21:11:01 | Weblog
 定番の闇鍋新年会イン侘寂菜花筵   思いの外オイスィ~~~豆乳鍋  キャンドルの明かりの中に真っ白い豆乳なべが浮かび上がり  雪降る夜の暖かいご馳走を森の中でたき火をしながら  囲んでいる気分になるのでした、  素適な仲間と暖かくって、滋養タップリの闇鍋が二つ、  みんなでぐるぐる回りながら豆乳味と糀とお味噌とお醤油味の鍋を  味わいつつ、  恒例の新春良くあたる富くじ、一分トーク、ギターの演奏    1歳から還暦まで多彩な年齢の14人で囲んだ闇鍋大会の夜は更けていきました、、 . . . 本文を読む