侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

瑞穂の国の手仕事展示展とお家カフェ、ウノ、カメラ

2009-06-27 22:33:45 | Weblog
 わたしゃ真室川の梅の花~~
という山形は真室川に艶っぽい民謡があり、
 この歌を幼少の砌、「おふるまい」といえば、大人に混じって歌っていた。
 そのせいか、無意識のうちに口ずさんでいることがある、
 その真室川の稻わらでこしらえた大小、様々の器を
中野のモノモノギャラリーに見に行ってきた。
 お米を作り、その稻わらは縄になわれたり、草鞋になったり、俵や果てはお正月のしめ縄としてかつてはくまなく活用されていたはずなのに 、、
 現代ではなかなか有効活用出来ずにいたことにスポットをあてた、時松さんの指導のもと真室川のお母さんパワーも合体してこの稻わらの器プロジェクトがはじまったらしい。 
 試行錯誤を繰り返した上で現在の形になった由。とっても頑丈。
身の回りの細々したものがきっちりおさまり、まるで「エジコ」のよう。
かつて、東北では大きな稻わらの籠の中に赤子を入れておき、大人は田畑の仕事にいそしんだものだ。
私も入っていた記憶がうっすらある。
 
 真室川の稻わら器をはじめ、モノモノギャラリーには木工、お茶碗、織物、自然素材の家具や、様々な日常に活かす道具類、が豊富に揃っていて、一つ一つ眺めていてもいっこうにあきない。
 大切に人の手のぬくもりを感じさせる器たちはとても魅力的でみんな連れ帰りたいようだった。
 お箸と稻わらの器をいただいた。

 お隣のお家カフェでは「鎌倉野菜」が売られていた。
まるで夏休みのようなたたずまいにおもわずふらふらとはいりこみ、
お茶をごちそうになり、まるで実家にかえったようにくつろいでしまった。

 のんびりした良い午後だった。


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