侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

キレイダとキライダ

2010-01-05 00:15:45 | Weblog
 アラカン世代にはどうにもこうにも歩くのが気恥ずかしくなるシブヤ、、、かつて若者だった頃は違和感なく歩けた場所ではあったけど、、初めてピザを食べたニコラスも渋谷にあったけ、オーチャードホールではサロメを見たけっ、、
 キライダほどじゃないけど、キッカイダぐらいかな、、

 なんともゴージャスなスワロスキーで埋め尽くされた車、、キレイダけど、、これもキッカイだと思うけど、
若い人達には人気があった感じ、
 何で今時こんなものを作るわけ、と老婆心ながら内心、苦々しく思ってしまう。

 高校の時に修学旅行でおとずれたのも日本橋の三越さんだった。吹き抜けに天高くそびえる天女像を見上げて
東京を感じたっけ。今でも好きな三越も今や伊勢丹と合併してしまう時代なのだ、、よもやの出来事が起こる時代は
なお、キッカイダ
 
 上京して始めた住んだ久我山に通ずる、井の頭街道烏山交差点。並木の具合はキレイダ。

 ロバになった銀杏の木?!これはキレイダ。

 路傍に咲く一輪の薔薇、微妙な色合いとお日様の当たり具合がキレイダ。

 銀座に居たバロン君。

 犬にしておくのには惜しい程、威風堂々としている。思わず吸い寄せられてしまった。かなりな人格者。スキダッ!



 今日のキレイダの筆頭は、
川喜田半泥子さん。
 銀座の松屋で開催中の展覧会に行ってきた。すっごくかっこヨカッタ。
粉引茶碗「雪の曙」が秀逸。
 実業家でありつつ、様々なジャンルのアートを自ら
心から喜び楽しんで味わって居る人が創り出す品々は
何とも言えない味わいがある。
 ユーモアのセンスも最高。
「波和遊」という書は英語の
How are you?を漢字にあてたものなのだそうだ。
 書も、絵画も、写真も
 どれもが自分自身の世界観が投影されていて
誰に媚びることの無い潔さが気分が良い。

 縄文土器とも相通ずる何か、人の命の喜びを
感じさせるものがあるような気がする。

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