侘寂菜花筵(わさびなかふぇ)

彼岸の岸辺がうっすらと見え隠れする昨今、そこへ渡る日を分りつつ今ここを、心をこめて、大切に生きて行きたい思いを綴ります。

 「セロ弾きのゴーシュ」おとものがたりイン近江八幡「茶楽」2017年1月22日

2017-01-24 11:32:29 | 余生を全生とするには
 

 築170年の建物「茶楽」は呼吸するいきもののような佇まいで
掘り割り沿いに息づいておりました。

 その空間そのものが異空間となり、ファンタジーランドへの
入り口のようでした。

 50名近い方々がご参加下さり、とても良い時間でした。

 このような機会を頂き、又一つ賢治さんに近づけてような気がします。
美穂子さんにも喜んでもらえたと、、思います。

 賢治さんもいらしていたような気がします。

  そして琵琶湖という稀有な存在を容している滋賀県という
 土地の持つ特異性に感動いたしました。

近江商人を輩出した事もうなずけます。又ヴォーリスという
アメリカ人が日本国籍を取得してまで日本に住み続けたいと願ったお気持ちも
理解できるような気がしました。

 それほど素晴らしい環境でした。

 確かに現在の琵琶湖は度々に渡り干拓事業や
環境汚染やらにさらされ、往時の姿とは随分異なっているのかもしれませんが
 それでも生態系の豊かさをまじかに感じる事ができます。

 数多の歴史がこの琵琶湖の周辺でくりひろげられ、文化が形成され
工藝が生み出され、今もまたそれを継承してこの国独特の
 うまし国の美徳を守り育もうとしている方々のいる事にもきづかされます。

 お菓子のたねやさんは日牟禮神社境内に近江八幡日牟禮ヴィレッジを展開しておりますが
 更に La Collina というイタリア語で丘を意味する場を創り
 琵琶湖のめぐみを活かしながら持続可能な営みをこの地の方々と
 創造して行く場を藤森照信氏の設計でスタートさせているようです。

 ある意味の文化発信拠点の役割をはたしているのかもしれません。

 西の湖の葦原の特集でめんめんと持続させてきた葦の育成にも
 ふれており、あらためて琵琶湖があればこその文化の有り様に刮目した次第です。

 是非、又この命の泉琵琶湖を訪れてみたいと真底思っております。

  

  

  

 

  

 

 

 

 


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