民事裁判法廷の実際 其弐
私が驚いたのは、私の病室に壁に掛けてあったカレンダーの記述まで、指摘した点でした。
輙其れは、個人情報ではないかと思いますが、所謂その内容はメモでした。
其処まで、細かい処まで喚問するのです。
しかし、私は宣誓した通り記憶にある事は全て答えました。
其れで、予定より10分ほど長くなりましたが、閉廷致しました。
但し、ドラマや、映画の様に「異議あり」とか、「口論」する事は有りませんし、また
書記官も、ノートPCで喚問内容を入力し、念のためにICレーコーダーで録音していました。
その他に、司法練習生も裁判官の脇で喚問内容などを、ノートに書き込んでいました。
静寂の中で、淡々と進行して私も、初めての経験でしたが動揺する事無く終了し、
法廷を、代理人弁護士と後にしました。
つづく