
裏切りの街
5月8日 パルコ劇場
作・演出:三浦大輔
出演:秋山菜津子、田中圭、安藤サクラ、古澤裕介、米村亮太朗、江口のりこ、松尾スズキ
三浦大輔の芝居を観るのは初めて…
う~ん、濃密な舞台だった。
観てるこっちもある意味疲れるけれど…
演じている役者たちはどうなんだろう?
映像とは違って毎日繰り返し、日によっては2回もあのリアルな芝居を演じるんだから…
役者って大変

彼女と同棲している25歳の裕一と、専業主婦の40歳の智子がテレクラで知り合い、逢瀬を重ねる。
裕一はフリーターだが、バイトも辞めてひも状態。
智子は現状に満足しておらず、妹に「何かを得るためには、何かを捨てなきゃならないんだから、いい加減あきらめなよ」と言われている。
最初は、それぞれのパートナーに罪悪感を感じながら…
でも、惰性で関係は続いていく。
智子の夫にも愛人がいて、裕一の同棲相手は、裕一の親友ともできていた。
智子が裕一の子を妊娠して、2人の関係は終わったかに見えたが…
お互い、パートナーあっての関係であることも重々承知しているのに…
普通なら端折っちゃうようなところも、丹念に描くことによって、2人の心の動きが良く理解できた。
現状を良しと思っていなくても、ずるずると結論を先送りにしてしまう2人。
でも実際現実って、ずるずるしていてもなんとかなっちゃうこともあるよね。
なんか、ものすごくリアルな芝居でした。
のっけから、裕一の自慰の場面から始まり、眼のやり場に困るシーンも…
なのに、小学低学年ぐらいの女の子が母親と一緒に観に来てました。
こういう芝居ってわかってきてたのかな?
映画監督の押井守が観に来てました。
なんとなく、山下達郎に似てるって思うのは私だけ?
(似てるのは髪の毛だけか…)
blogランキングに参加してます。
よろしければクリックをお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓




にほんブログ村