わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

一命

2011-11-04 01:44:10 | 映画

一命
10月15日 初日舞台挨拶あり

原作:滝口康彦
脚本:山岸きくみ
監督:三池崇史
出演:市川海老蔵、瑛太、満島ひかり、役所広司、竹中直人、青木崇高、笹野高史、中村梅雀、新井浩文、浪岡一喜 他

太平の世になり、行き場のなくなった武士は、どこかに召し抱えられなければ、浪人として細々と生きていくしかない。

貧しくとも愛する家族と生きていくことの幸せ。
あたりまえのようなその幸せが失われそうになった時…

求女と美穂の2人が寄り添いいたわりあう姿には、自然と涙があふれてきました。

切腹の場面は、グロテスクでしたが、目をそらすことができませんでした。

青木崇高が憎たらしい。
龍馬伝のときもそうですが、意地悪キャラがよく似合いますよね。

求女が屍で戻ってきた時、美穂が求女の手にささった竹光の残骸を、丁寧に取り去るシーンに、涙があふれてきました。
懐からは、手をつけていない和菓子が…
求女の家族に対する愛がよくわかりました。

半四郎が、大立ち回りをしながらも、最後は死んでしまうのが切なかったです。

舞台挨拶には、監督の三池崇史と瑛太、満島ひかりが登壇。
名古屋で歌舞伎公演中で、こられなかった市川海老蔵からの手紙の紹介もありました。




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