鼬
2014年12月21日 世田谷パブリックシアター
作:真船豊
演出:長塚圭史
出演:鈴木京香、白石加代子、高橋克実、江口のりこ、山本龍二、峯村リエ、佐藤直子、塚本幸男、赤堀雅秋
昭和のはじめの東北の村の話。
年老いた母:おかじ、出戻り娘で酒びたりのおしま。
一人息子の萬三郎は、南洋に出稼ぎに行っている。
借金がかさみ、債権者はふすま1枚、畳1枚と奪いあうありさま。
そこに、おかじの義妹おとりが羽振りよさ気に帰ってくる。
おかじとおとりのののしりあい。
東北弁によるかけあいは、よく理解できないところもあったけれど、迫力満点。
萬三郎が戻ってきて、借金は自分の稼いだ金で返済すると大見得を切るが、実はおとりが用意した金。
家屋敷の登記を自分のものにしたおとり。
年老い弱りきったおかじに、真実を告げるおとり。
おとりに、気を許さないまま死んでいくおかじ。
おとりは、本当はおかじに自分のことを認めて許してもらいたかったんじゃないか…と感じました。
金や物に執着する人間の業、過去も現在もあまり変わっていないですね。
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