土曜日は東京芸術劇場で「その男」を観ました。
原作:池波正太郎。脚本:鈴木聡。演出:ラサール石井。
杉虎之助(上川隆也)が池本茂兵衛(平幹二朗)に助けられ、師と仰ぐが、隠密である茂兵衛は虎之助には「時代の流れに関わらず、生き抜いて世の中を見据えよ」と諭される。
そして、幕末、明治、大正、昭和と生きぬいた。
師を殺した半次郎(池田成志)をお秀(キムラ緑子)のはからいで許す場面は胸が詰まりました。
印象に残ったのが95歳になった虎之助が娘と孫に言った「歳を取ると生きていることが、散歩のようなものだ」と言うセリフです。ふとしたことで、思い出が蘇る。そんな風に歳を重ねて行きたいですね。
殺陣のシーンの音楽(上妻宏光)も印象的でした。
それにしても、平幹二朗の存在感は凄いです
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