わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

おもいのまま

2011-07-20 00:47:19 | 観劇

おもいのまま
7月9日 あうるすぽっと

脚本:中島新
演出・美術・音楽デザイン:飴屋法水
出演:石田えり、音尾琢真、山中崇、佐野史郎

もしもあのときこうしていれば…

色々な場面で、人は様々な選択をして生きている。

もし、あの時、右ではなく左を選らんでいたら、今の自分はどう変わっているのだろうか?

これって、永遠の謎だよね。

夫婦が暮らす家に、深夜記者を名乗る2人の男がやってくる。

行方不明だった夫婦の子供が、死体で見つかった件について、執拗に夫婦を問い詰める記者。

スクープを取るためには、手段を選ばない記者。

記者のシナリオは、夫婦が保険金ほしさに、子供を殺したというもの。

事実がシナリオと違っていても、シナリオどおりにことを運ぼうとする記者。

記者により、殺されてしまう夫婦。

あの時、別な対応をしていたらどうなるのか…

記者を招き入れるところから、違う対応をするとどうなるのか。

同じようで、違う現実が現れる。

ちょっとずつ違うことをすると、ちょっとずつ違う未来に変わる。

夫婦の関係も記者同士の関係も変わってしまう。

人生に正解って、ないんだよね。

人のよさそうな音尾琢真が、過激な記者を演じていたのが、新鮮でした。

チラシの笑顔とは全く別の芝居でした。



あの時、こうしていれば…どうだったのかな?
と思うことはあっても、後悔したことはない。
それって、今の自分に満足してるからなのかな?





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