10月の植物観察会(10月6日)・・・渡良瀬遊水地での植物観察会は今年は今回で終了です。
この時期で興味を引く植物はやはりワタラセツリフネソウ。
今回の観察会では愛知教育大学の渡邊先生からの提案で
「雄しべ」の中に隠れている「雌しべ」が突き出ている・・・その様な花を探します。
↓ 花の中央、白く筒のようなもの・・・これが雄しべ (遊水地で普通に見られます)
↓ 雌しべが突き出ている花が見つかったようです。ルーペで観察。
↓ 糸の様な雌しべですが少々見えにくいですね。
↓ クマバチでしょうか。このハチは甘い蜜を吸い取るだけの盗蜜です。
★ 雌しべが突き出ている プラス 昆虫等によって別の花粉が来るので
・・・ワタラセツリフネソウの多様性が期待できるそうです。
↓ クルクルと渦を巻いた所から甘い蜜が出ます。穴を開けて密を吸い取るのですね。
雌しべの突き出ている花探しに一時は、夢中になりました。
谷中史跡ゾーンからその近辺、約2時間位の植物観察を楽しみました。
大和田先生を中心に色々と勉強させて頂きまして有難う御座いました。
(小さい写真はクリックすると拡大します)
↓ マイヅルテンナンショウ
↓ ホソバオグルマ
↓ ヤブヘビイチゴ (赤い実が光っているのがヤブヘビイチゴ)
↓ アオヒメタデ ↓ イヌタデ ↓ ホソバイヌタデ
↓ オニフスベ ↓ 半分のもの ↓ ケナシチガヤ
↓ ゴキヅル ↓ サクラタデ ↓ センニンソウ
↓ ツルマメ ↓ ノブドウ ↓ ヒメシオン
↓ ヒメミカンソウ ↓ アキノウナギツカミ
沢山の植物を観察する事が出来ました。サクラタデの群生が見事です。
ツルマメの花は紫系の小さな花ですが、実を付けると見かけも味もまるで枝豆。
大和田先生、美味しそうに食していました。