ポレポレ東中野にて鑑賞。
監督・脚本:小澤雅人
企画・製作:佐藤剛
プロデューサー:木滝和幸
音楽:samayuzame
撮影協力:東京都福祉保健局少子化対策部
制作・配給:マグネタイズ
製作:Foster Care Promotion Project マグネタイズ
上映時間:44分
新人の児童福祉司の葛藤と、それを乗り越えるまでを描いた短編。
「ミニシアター・エイド・チケット」を使うために本作を観に行くつもりが、誤っていつもの癖でWEBからクレジット決済で予約してしまうという失態を犯した。もうWEB予約のできない映画のチケットなぞ二度と入手せん。
まあ、そもそも本作は連日満員でどうやら当日予約は不可能に近い作品だったからよい。年内にまた中野行かねばなあ
で、内容。
とても良かった。
同じ福祉職に就いてる私としても、担当となる対象の人間と対峙する上で暴れられたり、担当を変えてくれと言われたりすることはあることである。
それでも担当を変えずに成長を見届ける上司には、この新人ならもう少し踏ん張れる、という見込みというよりは、対象の母親と新人なら打ち解けることができるという確信がどこかにあっただろう。大したものである。
別に新人はミラクルを起こすわけではなく、割と教科書的なやり方で対峙していくことでうまくいく。しかし相当しんどさは伝わってくる。
そして、本作に不満があるとすれば薄っぺらい彼氏の存在。
カスミは仕事に打開策を見いだせず困っているのに、仕事をやめてもいいとか仕事のことは忘れろとか言い出したあげく最終的に逆切れする始末。
どうしてほしいか言ってくれないと困るつーけど、それが分からんから悩んでいるのである。なのに最後にはカスミからヨリを戻そうとするし。
まあ、しんどくて仕事やめたわしにとっては、カスミには頭が上がりませんわ。
カスミの「私がいなくなったらもっと事業所が大変になる」というのは完全に間違いなんですけどね。組織だから代わりはすぐ補充されるのだよ。
劇場で隣に座ってた人、結構涙ぐんでたな。
以上
同時上映につき同監督の短編作『一瞬の楽園 (2020) 』★★★☆☆』も鑑賞。
監督・脚本:小澤雅人
製作:田中紀子
プロデューサー:木滝和幸
出演:入江海斗、ブー・トゥ・ザン
上映時間:27分
ギャンブル依存症と外国人労働者問題を交錯させた面白い作品。
主人公屑すぎて笑う。
依存症かつストーカーじゃねえかw
英語教えるシーンは笑ったが。
これでベトナム人が一人暮らしだったら即プレイみたいな展開になったのか。
ラスト、結局クビにはならず済んだのか。
大切な友人を得たおかげで、ギャンブル依存症は克服できたってことでいいんですかね…?