おはようございます。株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
労働人口が減り高齢者が増えていくということは、社会保険料や税の収入が増えず、医療や介護の社会保障費が伸び続けるということですね。
人口構造なんて一気に変わりませんので、これから医療や介護報酬が上がることはないと考えています。
ただ、その介護報酬の中ではこっちは減らしてそっちを増やすといった報酬の付け替えはあります。
ですので、国が考える方向性をしっかりと踏まえて運営していくことが大切になっていきます。
今回、俎上に上がった看護職6割という訪問看護ステーションの人員配置基準。
訪問看護ステーションの人員配置基準は看護職員2.5人で、リハ職の基準はありません。
ですのでリハ職が何人いようが問題ないので、どんどんリハを増やしてリハで稼ぐ方針の事業所が出てきたわけです。
もちろん制度上問題ないのですが、本来の訪問看護の姿ではなく訪問リハビリ事業所では?といわれても仕方がなく、結局国の求めているものと違う場合は正されていくわけです。
国が考える方向性や制度の趣旨とはちょっと違うけれど、「制度上問題ない」からといって収益性が高いところを見つけて運営していくのは改正ごとに大きなリスクが伴うこととなりそうです。
わざケアは国の方向性を踏まえ、医療依存度の高い方の受け入れ、退院時支援、小児ケアを看護とリハで支援していく方向です。