娘が2階の自室から大きな紙袋を持って下りてきた。
いらないモノを集めてきたと言う。
うっそ~~!
待っていたのよ、この日を!
『私が楽しそうに断捨離していたら、いつの間にか家族も始めてました』って、
セミナーの受講生さんから、嬉しい報告を何件か受けたが、
一体どんな魔法を使ったのだろう…と不思議だった。
だって私が断捨離を実行し出してから1年、
うちの家族はずっと他人事みたいな顔をしていたから。
いつになったら、我が家でも断捨離熱が蔓延してくれるんだろう?
住まいのことには、筋金入りの無関心を誇る人たちだから、
どんなウイルスもよせつけない鉄壁の免疫があって、
永遠に発症しないのかもしれない…とすら思った。
だから娘が自発的に不要物を捨ててほしい…と言ってきた時、
驚くと同時に、すっごく嬉しかった。
やっとこの日がきたか!
僅か紙袋1袋分だが、それでも大きな進歩だ。
「断捨離すれば、いいことが起こるんでしょ?」
確かにそうなんだけど、
モノの詰まりを取り除けば、人生の詰まりもなくなって、
良い流れが生まれるのは事実なんだけど、
でもそれを目的にしたら、あかんぜよ。
あくまでも人生の好転や素敵な出会いは、後から付いてくるのであって、
下心満載だと、軸がずれて、幸運も逃げちゃうかも。
娘は最近、ついてないようだ
中3の受験生なので、勉強もそれなりに頑張ってはいるが、
思ったほどに点数が伸びない。
努力と成績アップが比例しないので、少々焦っている感がある。
しかも担任に、この点数じゃ、志望校は危ないと言われ、意気消沈。
おまけに卒業アルバムの写真撮影で、
まだ準備ができていないのに、いきなり撮られてしまい、
ヘンガオ(注:中高生語で変な顔のこと)になった。
頬の丸みを強調しない笑い方まで練習していたのに、オーマイガッ!
びっくりして頭が真っ白になったので、撮り直しを申し入れることもできず、
写真そのものだけでなく、そんな機転のきかない自分自身にも腹を立てていた。
たかが写真なんだけど、思春期の女の子にとったら、大問題なのだ。
…で、なんとかツキを呼び戻したいと思った時、
頭に浮かんだのが、母親がはまっている断捨離だったらしい。
まあ、きっかけなんて、なんでもいいかな。
実は私も、最近、停滞感というか、倦怠感に苛まれている。
絶好調…とは、程遠い感じ。
なんかすっきりしない、なんか詰まっている、なんか滞っている感じ
やらなきゃいけない雑事も、ちゃきちゃき片づけられず、山積みになっている。
気持ちはあるのに動けない…ってことは、
やっぱり詰まってるんだろうな、モノも人生も。
最近は、モノの取捨選択より、掃く・拭く・磨くの掃除の方に重点がシフトしている。
それも悪い事じゃないんだけれど、
家のあちこちに、知らないオジサンがまだ居座っているから、
エネルギーがダダ漏れして、なんか気分が乗らないのかもしれない。
ちょうど時節は大掃除の12月。
母娘で頑張ろうか?
いい気分で新しい年を迎えたいものね。
(もちろん大輪の桜も咲かせなきゃ)
ブログランキングに参加しています。
↓クリックで応援していただけると、とても嬉しいです。