石亭でのシェア会ランチを終えた一行が向かった先は、
石川県が誇るモダンアートの殿堂、21世紀美術館、通称まるびぃ。
芝生広場を臨む一画に、白を基調としたオシャレなレストランがある。
その名もフュージョン21。
経営母体は、金沢では有名なケーキ屋さんのメープルハウス。
3時過ぎという半端な時間と悪天候が幸いして、
ほとんど貸し切り状態となった。
お子さんのお迎えや懇談、お仕事の都合等で、
1次会だけで、名残惜しそうに帰られたのは、5人ほど。
残り約25名が、どやどやとティールームになだれ込んだ。
お店の人が、全員一緒に座れるようにテーブルを幾つもつなげてくださった。
メープルハウスのケーキはでかくて美味しい!
女性が多いだけに、メニューを決めるのも大騒ぎ。
そして後は、もうただひたすら、しゃべる、しゃべる、しゃべる。
断捨離オンリーの話題なのに、どうしてこうもネタが尽きないのだろう。
25名いれば、25通りの断捨離がある。
そしてそのどれもが、ユニークで面白い。
断捨離への家庭内抵抗勢力、
捨てる時に生じる迷いや罪悪感、
モノの所有が幸せに直結しないこと、
散らかった部屋と向き合えずに外出を繰り返していること、
セルフイメージの著しい低下等々。
…そういえば、ダンナの断捨離なんて、危ない話題もあった
親孝行の新しい形を発見した人も。
70代のお母さんが、ヨーロッパに行きたがっている。
だけど同年代の友達はみな及び腰で、一緒に行く人がいない。
一方、娘にはお金のかかる時期の子供がいて、
母親を海外旅行に連れて行く経済的な余裕がない。
だが、そんな余裕が生まれる頃、
おそらく母親は渡航する体力を失っているだろうことに気づいた。
そこで提案した。
「お母さん、お金を出してくれたら、一緒に行ってあげるよ。」
文章にすると、いかにも上から目線だが、そうではない。
娘だって、遊んでいるわけではない。
毎日、忙しいけれど、時間の工面ならつけられる。
2人分の費用は出せなくても、
自分の時間を分けてあげることはできるのだ。
お母さんは、とても喜んだという。
「ほんと?いいの?一緒に行ってくれるの?」
従来の考え方では、子がお金を出して、親を招待するものだが、
大きな出費の予定もなく、懐に余裕のある親は、
お金よりも、子供と過ごす貴重な時間を喜ぶらしい。
娘は、従来の考え方を断捨離した。
母娘は、来春、一緒にスペインに行かれるそうだ。
楽しい思い出がたくさんできますように
ヘルスト○ンという、電磁治療器がある。
電気椅子マッサージチェアのような形状で、
座ると体内に微弱な電気が流れて、
肩こりやだるさの軽減に効果があるという。
1台90万円ほど。
実は実家にもあるので、私も座ったことがある。
5分ほどで、なんとな~~~く気持ちよくなって、眠ってしまう
効果のほどは、主観的なことなので、なんとも言えないが、
この機械、とにかく大きくて場所を取る。
そのヘルスト○ンを、潔く手放した方がいた。
高価な品なので、かなり迷ったが、
自分はもう使っていないし、多分これからも使わない。
それで欲しがっていた親戚に、気前よく差し上げたとのこと。
大きな椅子が占めていた空間がすっきり空いた。
きっと今、ありあまるほどのすっきり感に、
90万円以上の価値を感じておられるのではないだろうか?
自然と6人ずつくらいの輪ができて、
それぞれの断捨離話に花が咲き乱れた
話は尽きないけれど、ここも2時間ほどで解散。
この日、シェアした体験談に、一同大いに励まされたことと思う。
折しも年末、大掃除のシーズン、ますます断捨離に力が入るはず。
不要なモノを一掃して、気持ちよく新年を迎えたいものだ。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
またいつかお会いしましょう
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